5月の低山ハイキング   
       八曾山〜岩見山    327m   265m  (犬山市)
                          2015年5月14日 


                                        『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 オカタツナミソウかな?:シソ科

『花つきのよい個体でも上下に長くならず,すべての花がほぼ同じ高さで咲く』のが特徴だって




タニギキョウ:キキョウ科




ツクバネ:ビャクダン科-1

2年前の10/10、この同じ場所でツクバネの実を見ている

今年4/11には、まだ何の気配もなかった

もしかして今頃花が咲いているのではないかと期待していたが、ばっちり!

枝先に特徴のある長い羽根(包)を付けている株があった

中を覗いてみると、小さな緑色の花らしいものがあった(枝先に1つだけ)

これが花? 雄しべはどこ?雌しべはどれ?・・・もうこれは実じゃないの??

長い羽根(包)のない株もあったので、もしかして雌雄異株かも?と思っていたら
「これ花じゃない?」という声があがった

どれどれ?と見に行くと、ほ〜んと〜!!  違う花が枝先に咲いていた ↓

   
   
ツクバネ:ビャクダン科-2

4個の雄しべらしいものが見える  -1の画像とは全く異なる!

調べてみると
『雌雄異株の半寄生植物で、マツやツガなどの針葉樹の根に寄生して養分を吸収しています。
 雌花の4枚の羽根のように見えるのは包』だって

今日の大収穫!  ツクバネの雄花と雌花に出会ったこと!

雄花の数が圧倒的に少なかったので、
花粉を飛ばした後、雄花は落花し、受粉した雌花がたくさん残っているのではないかと考えた




 
 ガンピ:ジンチョウゲ科

 蕾はたくさんあったが、花が咲いているのは、稜線上の陽が当たる暖かそうな所だけ




 ミヤマヨメナ:キク科

紫花のミヤコワスレにそっくり・・・と思ったら、『ミヤコワスレの原種』だって

ミヤコワスレのように花がきれいにまとまらず、舌状花の長さが不揃いだったり
舌状花の間に隙間があったりで、見栄えは劣る




   
アギスミレ:スミレ科

『ツボスミレの変種で
基部は葉の半分近くまで深く割れ張り出す』のが特徴

馬蹄型とか、ブーメラン型とか言われる




 エゴノキ:エゴノキ科






 
 
ウツギ:アジサイ科(ユキノシタ科)

雄しべに翼があるが、ウツギにも、ヒメウツギにもあるのでこれだけではどちらともいえないらしい

『似た種にはヒメウツギがあり、同定は非常に困難であるが、
 一般的に、
ヒメウツギの成熟した葉の裏には星状毛が少ないのに対し、
ウツギの成熟した葉の裏には星状毛が見られ
 手触りに
ザラツキが感じられる部分で見分けると言う。
 また、
ヒメウツギの花の雄しべの花糸翼の先がやや尖る傾向にある点で
 ウツギと見分けることが出来る。』とか

手で触ってくればよかった・・・  やや尖るといっても曖昧な表現だから・・・




 
  イトトンボ?カワトンボ?

前を歩いている女性の方に止まっている所をパチリ




 
  今日の参加者   黒平山で(八曾山ともいう)



  ★ コースなど

  多治見9:00発=亀割駐車場(P)へ9:30頃着。

  駐車場9:40頃発⇒八曾山11:05〜11:20⇒八曾の滝11:40⇒岩見山(昼食)12:15〜12:45⇒
  巌頭洞(がんどうぼら)を覗いて⇒キャンプ場13:30⇒駐車場13:45着
                      (約4時間の行動時間)

  ・林道歩きは暑かったが、木陰に入ると涼しく青葉が眩しかった。
  ・八曽山までは緩い登り。急坂を下って八曾の滝=山伏(やんぶし)の滝へ。滝壺まで下りてしぶきの
   冷たさを味わった。
  ・岩見山からの展望は◎。この付近だけにツクバネが群生していた。(雄木・雌木があって、小さな花が
   咲いていた。
   雄花と雌花では形が違っていた。雌花はたくさん。雄花を見つけた人に拍手)
  ・その他の花・・・タツナミソウの仲間・タニギキョウ・ガンピ・ミヤマヨメナ(ワスレナグサそっくり)・
   アギスミレ(葉っぱがブーメラン状)・エゴノキ・ウツギなど。
  ・鳥に詳しい人が2人もいて、鳴き声から名前を教えてもらった。


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