八曽山〜岩見山 
                 
(八曽自然休養林:犬山市)
 
                              2015年4月11日


                   
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です


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 キランソウの仲間:シソ科キランソウ属-1

1  放射状に広がって咲く   2  株が小さい時の様子(まだ横に伸びていない)

3・4  茎は立つ(10cm程の高さ)

5  上唇は短い   6  葉の鋸歯は少ない

下の比較表から考えてみると・・・ ⇒ 
キランソウにしては茎が立ち、
タチキランソウにしては、上唇が短い

両者の交雑種だろうか???


  葉・茎の様子 花の様子 その他 
キランソウ 葉は、紫色を帯びることがある
地をはって広がる

葉の縁に粗い鋸歯があり、紫色を帯びることがある

濃紫色

上唇は普通、ほとんど切れ目がないが、上唇が短く2裂するものもある

タチキランソウ 茎が立つ

株が大きくなると横に広がる

茎は普通、紫色を帯び、毛が密生する

葉脈が紅紫色を帯びるもの・帯びないもの・全体に紫色を帯びるものなどがある

葉の鋸歯は少なく、普通、三角状に先が尖る

葉表には毛がほとんどなく、光沢がある



濃紫色

上唇が2裂して、立つ
まれに2裂しない1枚の場合もある


 
ニシキゴロモ 葉の表面は脈に沿って紫色になり、裏面は紫色を帯びる
茎は立ち上がる

葉の鋸歯が細かく、鋸歯が波状で、先がとがらない

淡紫色

上唇は2裂して、ツクバキンモンソウより長め


北海道・本州・九州に分布
ツクバキンモンソウ 葉脈が濃い紫色
葉柄や葉裏は紫色を帯びる

茎は紫色を帯びて
立ち上がる
淡紅紫色

花冠の
上唇は2裂上唇の長さが、基本種のニシキゴロモの3mmほどに比べて1mmほどと短い
普通、雄しべが花冠の外に出ている

ニシキゴロモの変種

関東以西・四国にかけての
太平洋側に分布






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キランソウの仲間:シソ科キランソウ属-2

1  葉脈も葉全体も濃い紫色   2  葉脈だけ濃い紫色

1・2  茎が少し立っている

3・4  上唇が長い

上の比較表から考えてみると・・・ ⇒ 
タチキランソウかな?




 
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キランソウの仲間:シソ科キランソウ属-3

白花の株があった

1  葉脈も葉全体も紫色   2  葉脈だけ濃い紫色

3・4  上唇が立っている

上の比較表から考えてみると・・・ ⇒ シロバナタチキランソウかな?





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タチツボスミレ?ニオイタチツボスミレ?:スミレ科

ニオイタチツボスミレは、
『花弁が丸くて
重なる部分が多く中心の白い部分がはっきりしているのが特徴
タチツボスミレよりも一般に色が濃い』だって

では、花色が濃ければ「ニオイタチツボスミレ」かと思ったら、
『花色は濃紫色〜紫紅色、淡色のものもあるが、濃いことが多い』ときた

どの程度を『花弁が丸い』というのか、咲き始めは『花弁が重なる部分が多』いのか、
最盛期になると重ならないのではないか・・・などと考えてしまう

⇒ 1・2・3とも、花弁は丸くないし、重なる部分が多いとも言えないし、中心の白色もはっきりしていない

4  どちらかといえば、ニオイタチツボスミレに当てはまるようにも思えるが、
もっと、なにか、「コレ!」といった決め手がないのだろうか

「ニオイ」という名前があるくらいなので、匂いで判別すればいいかと思ったら、『花に芳香がないものもある』ときた

花に顔を近づけて匂いをかぐのは、地面に膝を着いたりして、大変つらいものがある
出会う花ごとに、じっくり嗅いでいるわけにはいかない

同じスミレでも、「いい香りがする〜」という人もいれば、「匂わない〜」という人もいる・・・
嗅覚に優れていれば分かるかもしれないが、そうでなければ匂いでの判別は無理・・・

*タチツボスミレ類には、タチチボスミレ・ニオイタチツボスミレの他に
20種類以上ある(日本のスミレ:山渓ハンディ図鑑6より)

お手上げ〜

いままで、「タチツボスミレ」にしてあるスミレも、違っているかもしれない!!




 つる性の花のつぼみ(調べ中)

粒々状の、花のつぼみ  何だろう?




ビロードイチゴ:バラ科

大きい葉は、ビロードの手触り

新しい葉は、それほどでもなかった





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チャルメルソウの仲間:ユキノシタ科

1  こういった小さい花はピントが合わせにくく、なかなかきれいに撮れない

3・4・5・6  魚の骨のようなものが花びら!それが5個ついている  そして、だんだんそり返っていく

小骨のような裂片が1つの花びらに7〜9個ある

茎・花柄には毛がいっぱい!

3・5  これから花が開くと中が見えてくる  中には雌しべと雄しべがあるらしい

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『チャルメルソウの仲間は、地域性が強く、全国区といえるのは、コチャルメルソウぐらいで、
多くは限られた地域にしか分布しない

花弁の切れこみ方と、萼裂片の展開のしかたがまずは大きなポイントになる』だって

コチャルメルソウは、『花弁は羽状に裂け、萼裂片は平開〜反転する』
『葉は緑色。広卵形で浅く5裂する』
『茎には短い毛が生える』
『花序につく花の数が7〜8個と少なく、すべてがほぼ同時に咲く』・・・とも

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花の時期は短いそうなので、急がなくっちゃ




   
フイリフモトスミレ:スミレ科

側弁に白い毛がある




  
 スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科

花の中央に、ぬるっとした赤っぽいものが見える(雌しべらしい)




   
   
サクラの仲間:バラ科-1.

緑色の葉  白い花  花柄はつるっとしている
萼に鋸歯がある  蜜腺は葉柄の上部に2つずれてついている

⇒ 
オオシマザクラかな?




   
  
 サクラの仲間:バラ科-2

葉が赤っぽい  花は白色  花柄はすらっとしている
萼に鋸歯はない  蜜腺は、葉柄の上部に2つ 並んでいたり、ずれていたり

⇒ 
ヤマザクラかな?




   
  
 サクラの仲間:バラ科-3

葉は緑色  花は白  萼に鋸歯がある  蜜腺は、葉柄の上部に2つ

⇒ 
オオシマザクラかな?




   
ミヤマシキミ:ミカン科

雌雄異株  これは雄株・雄花




   
カキドオシ:シソ科

土手にたくさん咲いていた




   
   
スミレ:スミレミ科

これも、土手にたくさん咲いていた

側弁に白い毛がある




   
ヘビイチゴ:バラ科:ヘビイチゴ属

ヘビイチゴは、『副萼片(花びらの間から見えている緑色のもの)は萼片よりやや大きい程度で目立たない』
『花は一斉に咲き、花と実を同時に見ることはない』・・・と


よく似たオヘビイチゴは、『副萼片は萼片より著しく大きく、えりまきのようになってよく目立つ』だって
『花は少しずつ咲き、花と実が同時に見られることもある』だって

では、これは
ヘビイチゴ?




 
 駐車場で出会った男性から「半端じゃないハルリンドウが咲く湿地」の話を聞いた

池のある方かな?と思って、
以前藪の中を歩いて池へ行ったコースを思い出して歩いたが、見つからず・・・

後で調べたら、反対側の沢沿いだった

大きな池を回って、ヤブ漕ぎをしてやっと出てきたのがこの標識の場所
(矢印の×方面から歩いてきた)

気が付いたら、紺色のズボンが、土埃のようなもので白く、上から下まで汚れていた!




 
 八曾の滝(山伏の滝)=「やんぶしのたき」と言っていたような・・・

ここでチャルメルソウの仲間の群生に出会った





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