池田富士周辺 
(多治見市)
 
                              2015年4月27日


                   
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 クサイチゴ:バラ科

大型の白い花  実は大きいがおいしくない




 
ツボスミレ:スミレ科

真っ白な花に、濃い紫色の筋が目立つ  側弁に毛がある





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イヌザクラ:バラ科

1  ウワミズザクラによく似て、同じころ咲き始める

2  花びらは5個  咲き始めなので、まだ雄しべが丸まっている

3  だんだん雄しべが伸びてくると、花びらより外へ突き出る

4  花序に葉が無い点が、よく似たウワミズザクラとの相違点・・・だって





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 ヤブヘビイチゴ:バラ科

ヤブヘビイチゴか?ヘビイチゴか? いつも悩んでいた

ヤブヘビイチゴの特徴は、
『ヘビイチゴに比べ
実も葉も大きく
5枚の萼片の下に、
萼片より大きな副萼片があり、花の正面から見ても副萼片が見える』とあるので、
その点を注意して見てみた

1・2  下のヘビイチゴに比べ、
葉が長細く大きかった

3・4  副萼片が大きく目立った

これら2種は、隣同士で咲いていたので、比較がしやすかった




   
 ヘビイチゴ:バラ科

こちらの葉っぱは、
丸っこく小さかったし、副萼片が目立たなかったので、ヘビイチゴとした




   
 ウマノアシガタ:キンポウゲ科

蛍光色でピカピカ光っていた




   
 セントウソウ:セリ科

小さな白い花をたくさんつける




 
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4
ヤマネコノメソウ:ユキノシタ科

ネコノメソウとの区別は、
『茎葉がネコノメソウは対生するのに対し、ヤマネコノメソウは互生する』とある

1・2  ⇒ 互生しているので、ヤマネコノメソウ(山でなくてもく里に多いのに、ヤマ?)

3  花の様子  2014/3/28 同じ場所で撮影

4  2015/4/27  小さな種がいっぱいできていた

『種子は管で果皮とつながっている』だって

へ〜え、だから、雨が降っても流れていかないんだね・・・

こんなにたくさんの種があれば、群生するのも当然というわけ




   
   
スルガテンナンショウ:サトイモ科-1

仏炎苞の中にある付属体の先端が鍵状にくびれているので、スルガテンナンショウと思っている

多治見近辺は皆こんな形




   
   
スルガテンナンショウ:サトイモ科-2

今頃、中はどうなっているのだろうと、
仏炎苞(ぺろりとした上部を覆っているもの)を破いてみた

あらま!
付属体(白っぽい棒状のもので、先端がくびれている部分)の下には、こんなものができていた

粒々した緑色で、先端がとがったものがびっしり並んでいた
(秋に赤くなっているのはよく見かけるが、今頃はこんな形なんだね・・・)

附属体の下に、附属体の柄があり、その下にある粒々が花だって
こんな花の付き方を(
肉穂花序・・・にくすいかじょ)と言って、中央にある軸にくっついている様子がよくわかる

テンナンショウの受粉の仕組みは、特有で面白い
(というか、
昆虫を取り込んで死に至らしめないと受粉できない恐ろしい仕組みなのである)

↓ ↓ ↓ ↓


『仏炎苞は肉穂花序を
ぐるりと一周してラッパ状になるものが多い。

花序の花がつく部分では仏炎苞との間に
隙間があって、付属体の下部に上をふさがれた部屋を形成している。

この花にはキノコバエ科やノミバエ科などの小昆虫が誘引され、
付属体と仏炎苞の間の隙間を通過して花の周囲の部屋に
閉じ込められる

雄花ではこの部屋の下部に雄しべから出た花粉が溜まっており、閉じ込められた小昆虫は花粉まみれになる。

雄花の仏炎苞の合わせ目の下端には小さな孔状の隙間があって、花粉をつけた小昆虫はここから脱出する

雌花ではこの穴がないため、閉じ込められた小昆虫は外に出られず、いずれ死亡する

この雌花に閉じ込められた小昆虫の中に、花粉を体につけて雄花を脱出してきたものがいたときに受粉が成立する。』



つまり、雄花には、花粉を付けた昆虫に外へ出てもらいたいために、隙間がある

雌花にはその隙間がないので、昆虫が来たら、そこで一生を終えることになる・・・というわけ




  
スルガテンナンショウ:サトイモ科-3

破れきれなかった仏炎苞の下の方を見ると・・・・!!
小さな昆虫が2匹いた!  じっと動かなかったが、もし生きていればこれで脱出できるかも!

テンナンショウの仲間は、
『発生してしばらくは雌雄無性で花も付けない。
毎年少しずつ大きくなってやがて雄株になり、さらに大きくなってやっと雌株に性転換する』・・・だって

う〜ん、これからは、仏炎苞の中を覗きたくなった ⇒ 破かないと下の方まで覗けないので困った・・・




 
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3
 キランソウの仲間:シソ科

1  葉が緑色で紫色の筋がない

2・3  地を這って枝を伸ばさないで茎は少し立ち上がっている ⇒ キランソウではない

2・3  上唇がほとんど見えない程短い ⇒ タチキランソウやニシキゴロモではない

⇒ 下の表から察するに・・・決め手がないので、交雑種かな?

似たもの同士を比較するための表 ↓

  葉・茎の様子 花の様子 その他 
キランソウ 葉は、紫色を帯びることがある
地をはって広がる

葉の縁に粗い鋸歯があり、紫色を帯びることがある

濃紫色

上唇は普通、ほとんど切れ目がないが、上唇が短く2裂するものもある

タチキランソウ 茎が立つ

株が大きくなると横に広がる

茎は普通、紫色を帯び、毛が密生する

葉脈が紅紫色を帯びるもの・帯びないもの・全体に紫色を帯びるものなどがある

葉の鋸歯は少なく、普通、三角状に先が尖る


葉表には毛がほとんどなく、光沢がある



濃紫色

上唇が2裂
して、立つ
まれに2裂しない1枚の場合もある


 
ニシキゴロモ 葉の表面は脈に沿って紫色になり、裏面は紫色を帯びる
茎は
立ち上がる

葉の鋸歯が細かく
、鋸歯が波状で、先がとがらない

淡紫色

上唇は2裂
して、ツクバキンモンソウより長め


北海道・本州・九州に分布
ツクバキンモンソウ 葉脈が濃い紫色
葉柄や葉裏は紫色を帯びる

茎は紫色を帯びて
立ち上がる
淡紅紫色

花冠の
上唇は2裂上唇の長さが、基本種のニシキゴロモの3mmほどに比べて1mmほどと短い
普通、雄しべが花冠の外に出ている

ニシキゴロモの変種

関東以西・四国にかけての
太平洋側に分布




   
 タチツボスミレ:スミレ科

葉が大きくなり、茎も10cmを越えるほどになり、咲き始めのタチツボスミレとは様変わり




 
1
 
2
 
3
チャルメルソウの仲間:ユキノシタ科-1

似た者同士を比べてみると ↓

  花序につく花の数 咲きかた 花びらの裂け方  分布
コチャルメルソウ 多くとも7〜8個 ほぼ同時に咲く 7〜9裂 本州〜九州
チャルメルソウ 20個以上  下から順に咲きあがっていく 3〜5裂 本州中部以西
ミカワチャルメルソウ 6〜15個   ・・・ 7〜11裂 愛知・岐阜・長野

1  下から順に咲きあがっていた  花序についていた花は15個程あった

2・3  葉柄と葉に毛がたくさんあり、紫色の筋がくっきり見える


 
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チャルメルソウの仲間:ユキノシタ科-2

4・5・6・7  そり返って、魚の骨のように見えるのが花びら(羽状)

花びらは、8〜9裂しているように見える

8・9  根元近くには、長丸の粒が見える・・・これが種らしい  花びらは萎れてしまっていた

決め手がないので、よく分からない・・・




   
ショウジョウバカマ:ユリ科

花が終わり、ぐんぐん茎が伸び(60cmを越えるものもあった)、実が膨らんでいた




 タニギキョウ:キキョウ科

薄暗い所に、咲いていた




   
ジロボウエンゴサク:ケシ科

真正面から見ると、なかなか味わいがある




  
ニガイチゴ:バラ科

ナガバモミジイチゴより、花は遅い




   トンボの仲間

   
   
 イトトンボの仲間

歩いていくと、ふわあ〜と飛び立ち、またすぐ近くの葉の上にとまる

何度も見かけた  一斉に成虫になったかのよう

お尻をまっすぐあげて逆立ちのようにして止まっているものもあった





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