陶史の森 
(土岐市)

                              2013年6月14日


イヌツゲ(犬黄楊):モチノキ科  雌雄異株

左 雄花・雄木   右 雌花
・雌木




カキラン(柿蘭):ラン科-1

左 花芽が出始めた     右 蕾が出てきた




カキラン(柿蘭):ラン科-2

1株だけ花が咲いていた   下からだんだん咲きあがっていく


花の様子




コバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草):ラン科-1

葉は、1枚きりだって

トンボがとまっているというより、オタマジャクシに似ていると思う




コバノトンボソウ(小葉の蜻蛉草):ラン科-2




オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)かな?:ラン科-1

1株ずつ立ち上がっていた  背丈は20cmほど




オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)かな?:ラン科-2

5〜6株ほど集まっていた  背丈は、まだ大きい株でも20cmほど

『茎には稜があり、
『葉は互生して長さ7cm〜12cmの長楕円形で、茎を抱くようにつき上部の葉ほど小さくなる』と




ササユリ(笹百合):ユリ科-1

ここのササユリは、ピンク系が多い




ササユリ(笹百合):ユリ科-2




モウセンゴケ(毛氈苔):モウセンゴケ科-1

葉は、スプーン状(=葉と葉柄の区別がハッキリしている)
左 中央上の葉の黒いものは、捕まえられた虫




モウセンゴケ(毛氈苔):モウセンゴケ科-2

虫がやってきた 花なら安全

下からだんだん咲きあがっていく





ここをクリックすると大きく見えます
トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔):モウセンゴケ科-1

『かつては、コモウセンゴケの関西型といわれていた
今では別種の扱いで、もともとのコモウセンゴケの葉はもっと極端なへら型で、
葉身がなだらかに葉柄に移行して、葉身と葉柄の区別が付かないものをいう』だって




トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔):モウセンゴケ科-2

葉の様子
そういわれてみればそうかなあ・・・?

コモウセンゴケの花は桃色で同じだが、葉の形で区別するようだ




トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔):モウセンゴケ科-3

早朝だと花が開いていない

湿地の水のある所にも咲くが、乾いた所にもたくさん咲いていた




トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔):モウセンゴケ科-4

今日は太陽をしっかり浴びて、ずらりとピンクの花が並んでいるのは壮観だった

『晴れた日の午前中しか開花しない』って、本当だろうか?




シライトソウ(白糸草):ユリ科

花の盛りは終わり、種ができ始めていた


2013/5/23 咲き始めたばかりだった





ノイバラ(野茨)かな?:バラ科

花の盛りは過ぎていた

よく似た「ミヤコイバラ」との見分け方が
『葉柄の基部につく托葉の様子』だと
聞いていたので
白いノバラを見るたびに注意していたところ
こんな形だった↓

これを『細かく深く裂れ込んでいて、
細い糸状になったクシの歯状』と言えるだろうか?

やさしすぎるかなあ?




サワフタギ(沢蓋木):ハイノキ科

たくさん実がなっていた




ズミ(酢実) 別名コリンゴ(小林檎)・コナシ(小梨)
:バラ科


頭の天辺が茶色のかわいい実ができていた




ヒメシャラ(姫沙羅) 別名コナツツバキ(小夏椿):ツバキ科-1

地面にポトリポトリと落ちていたが、まだ健在だった




ヒメシャラ(姫沙羅) 別名コナツツバキ(小夏椿):ツバキ科-2

背の高い木なので、下から見上げてパチリ




ウメモドキ(梅擬):モチノキ科  雌雄異株

これは雄木・雄花  ピンクがかった花色




ミヤマウメモドキ(深山梅擬):モチノキ科  雌雄異株

こちらは白色の花

左 雌木・雌花   右 雄木・雄花




ノアザミ(野薊):キク科-1

左 だんだん花が開いていく
右 開ききった

花弁が5枚の筒状花がたくさん集まって頭状花になっている




ノアザミ(野薊):キク科-2

ノアザミの花をよく見ると
雄しべの葯(右の画像:紫色の先端の部分)は5つが合わさって
雌しべを包んで筒状になっている(左の画像:濃紫色の部分)

『雄しべが先に成熟し、先端から花粉を放出する
その後から雌しべが花粉を押し出すように生長する
その際には、先端が2つに分かれた柱頭の部分は合わさって閉じており、受精がおこらない

まず雄しべが成熟し、後から雌しべが成熟することによって、自家受粉を避けている
これを雄性先熟という』と

へ〜え、そうなんだ!!お見事!




イシモチソウ(石持草):モウセンゴケ科-1

白い花が1つだけ咲いていた

『イシモチソウの捕虫葉は小さい割に強力で粘液の粘着力も強く腺毛の動きも素早く、
小さな虫を捕えると腺毛が取り囲み捕虫葉も曲がってぐるぐると巻き込んでしまう』と

モウセンゴケのような捕虫葉より確率が高いようで
あちこちの葉に虫が捕らえられていた

「石を持ち上げる=イシモチソウ」と名前がつくくらい強力なのだろう

今まで見た中では、イトトンボが最高の大きさだった




イシモチソウ(石持草):モウセンゴケ科-2

↑ 捕らえられた虫たち

『5〜6月に白い花を咲かせるが、天気の良い昼間の数時間のみ開く1日花』

『7月には球根を残して地上部は枯れてしまい、
夏から翌年の春までは球根の形で休眠』

『球根の分球や種子により増殖し、花は自家受粉で紡錘型の種子ができる』と

今だけチャンスの花・・・というわけ




カザグルマ(風車):キンポウゲ科

羽毛のような毛があるが、風では飛ばない・・・とか


2013/5/15 撮影




ヘビノボラズ(蛇登らず):メギ科

枝に鋭いトゲがあるので、
こんな名前がつけられた

これからだんだん赤くなっていく


イソノキ(磯の木):クロウメモドキ科

6/6、喜多緑地公園で見たときもこんな半開きでアリがうろうろしていたが
ここでもまたこんな状態  これで精一杯らしい

こんな開け方では、昆虫も寄ってこれないのではないだろうか?

アリに花粉を運ばせているのかも・・・




バイカツツジ(梅花躑躅):ツツジ科-1

今年は花つきが少ないように感じる




バイカツツジ(梅花躑躅):ツツジ科-2




アクシバ(灰汁柴):ツツジ科-1

それに引き換え、これはたくさんの蕾をつけていた




アクシバ(灰汁柴):ツツジ科-2

開花まで、後数日だろうか?




ナツハゼ(夏櫨):ツツジ科

もうこんなに大きく実が膨らんでいた

これからだんだん赤くなり、黒くなっていく




  虫たち
ワッ、これは何?・・・と思ったら、ヤゴらしい(5〜6cm程)
ひっくり返して分かった

かなり大きなトンボになったようだ




アオサナエかな?:トンボの仲間

背中は緑  尻尾の先が膨らんでいる

このトンボは人懐っこいのか、よく肩や袖・帽子に止まられる

今日も2回、肩と袖に止まられた
ゆっくりカメラを取り出そうとすると・・・すい〜っと行ってしまった




ハッチョウトンボ-1  日本で最小のトンボ

今日はかなりの数のハッチョウトンボが飛び回っていた
赤いのは、オス(成熟すると鮮やかな赤色になる・・・と)

縄張りがあるらしく、2匹のオスがさかんに牽制しあっていた

今日は、じっと止まっていることが多かったので、撮影しやすかった




ハッチョウトンボ-2

腹部を持ち上げるようにして止まっているトンボもいた




ハッチョウトンボ-3

左 かなり腹部を持ち上げて止まっている
右 ぐいと反り返るようにして止まっている  なぜ??




ハッチョウトンボ-4

こちらはメスのよう

腹部の先を、浅い水溜りにちょんちょんとつけながら飛び回っていた
卵を産んでいたらしいが、孵化するまで水があるかどうか?のような所だった

メスの数は、オスに比べてぐんと少ない




                                 
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