定光寺自然休養林 
(瀬戸市)

                              2013年9月23日


                             『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

ガマ(蒲):ガマ科-1

昨日、虎渓山湿地でガマを見たばかり

『花序(かじょ)は上下2段に分かれていて、上部に黄褐色の雄花序、下部に褐色の雌花序をつけ』
・・・とあったので、それらしきもの↓を探した

この上にあるものが、雄花序だったらしい




ガマ(蒲):ガマ科-2

『淡褐色の綿のような毛』↓が出てきた

『昔はこの綿毛を集めて布団の綿に使用したり、火をおこす際の火口に利用』したらしい

そういえば“イナバ(稲葉・因幡)の白兎”という歌に、このガマの穂綿がでてくる

♪〜大きな袋を肩にかけ、ダイコクサマが来かかると
そこにイナバノシロウサギ、皮をむかれて丸裸〜♪

♪〜ダイコクサマは哀れがり、きれいな水で身を洗い、ガマの穂綿にくるまれと、
やさしく教えてやりました〜♪

♪〜ダイコクサマの言うとおり、きれいな水で身を洗い
ガマの穂綿にくるまれば、ウサギは元のシロウサギ〜♪

わっ、すらすらと歌詞が思い浮かんできた!




ミゾソバ(溝蕎麦):タデ科

葉は三角形(鉾形)↓
   
この形を牛の顔(額)にみたて、「ウシノヒタイ」という別名もある

茎にトゲはあるがそれほど痛くはなかった

中までピンク色のミゾソバは初めて見た(通常は白とピンク)




アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み):タデ科

こちらもママコノシリヌグイのような鋭いトゲはないが、引っかかってきた

葉は細長く、基部はやじり形で茎を抱いていた

花は盛りが過ぎたのか、あまりきれいとはいえなかった




アベマキ:ブナ科

左の画像はまだ青い実だが、
大きな木から「コツッ」と音を立てて、短時間の間に地面にいくつも落ちてきた

頭に当たれば痛そう〜




アラカシ(粗樫):ブナ科

まだ小さい




ヤクシソウ(薬師草):キク科

咲き始めたばかり



コシアブラ(漉油):ウコギ科

地面に白い花のかたまりが落ちていた

見上げると5枚の葉っぱ↓が見えた⇒5枚ならコシアブラ?こんなに高くなる?
『高さ5〜20mになる』そうである


山菜としておいしいらしいので、見つけ次第葉っぱが取られてしまうのだが
この木は、運よく見つからずにどんどん背を高くしたらしい




オニドコロ:ヤマノイモ科-1

『葉は円心形〜三角状心形で互生↓  無毛で先はとがり、長さ幅とも4〜12cm


珠芽(むかご)はつかない  雌雄異株

雄花序は葉腋から直立し、淡緑色の6花披片の花を多数平開する』(右上の画像)



上の2枚の画像は、雄花序
雄花序が短いうちは直立するようだが、長くなると自然に垂れてくる




オニドコロ:ヤマノイモ科-2

これら↑は雌花序

『雌花序は下垂する(左の画像)

さく果は上向きにつき、倒卵状楕円形で3翼がある』と(右の画像)




ヤマノイモ:ヤマノイモ科

上のオニドコロとよく似ているので、むかごでヤマノイモかどうか確認した

葉の形も細め

雌雄異株  さく果は下向きについている(左上の画像)

・・・・・・・・・・・・・・・・・

       
左 雄花序       中と右 雌花序
2013/8/23 撮影




ヒメヤシャブシ:カバノキ科

オオバヤシャブシ⇒実は、葉腋に1個ずつ 果穂斜上
ヤシャブシ⇒実は、葉腋に1〜2個ずつ 果穂は直立
ヒメヤシャブシ⇒実は、葉腋に3〜5個ずつ  果穂下垂  葉の側脈は明瞭

上の見分け方からすると、ヒメヤシャブシと思われる




ヤマハギ(山萩):マメ科




アザミの仲間:キク科

茎にトゲなし




キリ:ゴマノハグサ科

来年の花芽(蕾)らしい

てっきり、これが実だとばかり思っていたが
実際の実と同居していたので(→)
やっと間違いに気づいた
実の様子↓

初冬になると裂けて中の種を飛ばす・・・と




アオツヅラフジ(青葛藤):ツヅラフジ科

藍色の実がたくさん生っていた




ミツバアケビ(三葉木通):アケビ科

栽培以外で、この実を見つけるのはめったにない

花はたくさんつけるのに・・・




ヤブムラサキ(藪紫):クマツヅラ科

葉は、ビロードのように滑らかでつい触りたくなってしまう

花も毛深いガクの中にひっそりと咲いていて、お気に入りなのだが
葉っぱの下に隠れているので、持ち上げて探さないと見つからない

これから紫色になっていくのが楽しみ


ヤブムラサキの花  2013/6/8 撮影




モクレン(木蓮):モクレン科

モクレンの花はおなじみだが、実がこんな形になるとは知らなかった・・・

一部分だけ、赤く大きくなっているのは、何故だろう?


これは↑、すでに来年の準備をしている花芽かな?




アカメガシワ(赤芽柏):トウダイグサ科

雌雄異株なので、これは雌株


種の様子




ノササゲ別名キツネササゲ:マメ科


ヤブミョウガ(薮茗荷):ツユクサ科

青黒い実をつけていた




                                 
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