多治見植物の会 9月例会 滝呂小学校周辺 (多治見市)

                              2013年9月14日


                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

クヌギ:ブナ科

『クヌギは、春に花が咲き、その年の秋には、
5mm前後の小さな実をつけ冬を越し、
次の年の秋にイガイガの殻斗(帽子)に
大きな球状の実をつける』
・・・ということは、
これは一昨年咲いた花の後ということになる




アラカシ(荒樫):ブナ科

『アラカシは、春に花が咲き、
その年の秋に実(堅果)ができる』と

クヌギとは違うんだね



コナラ(小楢):ブナ科

葉の柄がある↓のでコナラ


よく似たミズナラには、柄がない・・・と




ブナ科の「ナラ」に付く虫こぶ
ナラメイガフシ

『ナライガタマバチがコナラなどに産卵し、
幼虫が寄生することで出来る虫こぶ』

『夏の頃は青く、冬が近づくにつれ褐色化してくる』とか

あちこちでよく見かけた



ヤハズソウ(矢筈草):マメ科

葉を引っ張ると矢筈形に千切れることから
こんな名前が付いたらしい




メドハギ(目処萩):マメ科

『葉は3つの小葉からなり、↓
頂小葉が最も大きい』のが特徴





クサネム(草合歓):マメ科

ビオトープの池畔で見つけた

下のカワラケツメイとよく似ている

葉はそっくりで、
花(もう終わっていたが黄色だって)と実の形が違う

草丈も60〜70cm程でカワラケツメイより高い





実は垂れ下がっていて
上を向くカワラケツメイとは大違い

葉に触れるとすばやく葉を閉じた




カワラケツメイ(河原決明):マメ科

乾いた道路脇にずらりと並んでいた

きちんと並んだ葉↑が美しい

花の様子↓

なんだかいびつな形・・・
(マメ科特有の蝶型にならないんだって)



マメがぴんと上を向いて、きれいに整列していた

『決明(エビスグサ)に似ていて
川原に自生する』ことからの命名だって

エビスグサをネットで調べると、
なるほど黄色の花、葉の並び方は似ていた

種は「決明子」と呼ばれお茶にして飲むとか

カワラケツメイもこの実を煎じて
カワラケツメイ茶(マメ茶ともいう)として飲むとか




オモダカの仲間:オモダカ科

ビオトープの水の中で咲いていた




ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡):アカバナ科

『茎に鰭(ひれ)がある田牛蒡(ごぼう)』というところから名前が付けられたようだ

『ふつう4稜ときに3稜あり、稜は翼状に張り出す』とあるが、
よく目立つひれ↓ではなく、どうもはっきりしない


「ヒレ」の意味は分かったが、「ゴボウ」は何故?と思って調べたら
根がゴボウのようになる「タゴボウ」と似ているからだという

それでは、「タゴボウ」とはどんな花かと調べると、
やはり、アカバナ科で田んぼに咲いていて、「ヒレタゴボウ」より小形の黄色い花だった

「ヒレタゴボウ」の根はどうなんだろうと思って調べると
『太めではあるが何本にも分かれていて細根も多く、ゴボウのような直根ではない』そうである



花の様子

  
花が終わった後の様子




オオニシキソウ(大錦草):トウダイグサ科

『4枚の白い花びらのように見えるのが雄花

その間から雌花が伸び、
受粉すると丸い実になって垂れ下がる』だって

今丁度、雄花の間から↓実がせりだしている状態





トウネズミモチ(唐鼠餅):モクセイ科

『花や果実がネズミモチに比べて非常に多く、
枝もたわわに果実が付く
枝は垂れ下がって折れんばかりである』と

確かにたくさん実が生っていた

植栽された木なので、トウネズミモチと思われる

ネズミモチも花のときはそっくりらしいが
『花の数に比べて結実数が少なく、
トウネズミモチと比べると、表面の光沢がない』そうである




エゴノキ:エゴノキ科

植栽された木

白っぽい実がたくさんぶら下がっていた


コブシ(辛夷):モクレン科

住宅の庭になっていた

赤い実なので遠目にもよく分かる




調べ中




イソノキ(磯の木):クロウメモドキ科




ヤマハギ(山萩):マメ科

マルバハギの隣に咲いていた




ネジキ(捻木):ツツジ科




タカノツメ(鷹の爪):ウコギ科




オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)
:カバノキ科





ツルボ(蔓穂):ユリ科

こんな街中に・・・と思ったが、植栽された土に混じって鱗茎が運ばれたようだ




シジミチョウの仲間

羽根を開いたところは、薄い瑠璃色で縁取りがある

羽根を閉じたときの模様が分かれば、同定できるかも・・・




                                 
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