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『 』内は、図鑑やネット検索からの引用です
諏訪周辺 |
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コセリバオウレン:キンポウゲ科-1 昨日の植物の会で、「セリバオウレンの群生地が多治見にもある」との情報を得た また、ここで採取してきたという葉っぱを見せられ、これは「2回3出複葉か3回3出複葉か」と尋ねられた 「う〜ん、3回3出複葉じゃないかなあ・・・」と答えると、では、これは「コセリバオウレン」だと告げられた え〜、そうなんだあ・・・と思ったが、やっぱり自分の目で確かめたくて、早速、花好きの友人に案内してもらった次第 納古山の群生地に比べ、斜面に咲いているので、屈んで観察しなくてもいいという利点がある 花の数は、どちらが勝るとも言えないほどの大群生地であった 花の盛りは終わり(10日前くらいが最盛期かな?)ほとんどは種ができ始めていた 『花には雄花と両性花(まれに雌花)がある 萼片は5〜7個で披針形 花弁は8〜10個あり、へら状で萼片より短い』と これらの画像は↑、雄しべばかりなので、雄花らしい 納古山で見たような雄花の勢いはなくなり、花びらも垂れ下がり、精彩を欠いていた 長いのが、萼片 短いのが花びら 雄しべは36本くらい(下段の右) |
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コセリバオウレン:キンポウゲ科-2 これらの画像↑は、雄しべもあるし、実が生り始めているので両性花 雄花より、両性花の方が圧倒的に多いように感じた 『セリバオウレンは、コセリバオウレンに比べ萼片の幅がやや広く、草丈も20〜30cmと大きい コセリバオウレンの葉は3回3出複葉でセリバオウレンは2回3出複葉』とのこと 葉っぱを枯れ葉の上に置いてパチリ う〜ん、これはやっぱり3回3出複葉・・・では、コセリバオウレンということになる 背丈も、種ができて伸びた状態としても、20cmはない せいぜい15cmといったところ では、納古山のセリバオウレンはどちらだろう???と、考えた 咲き始めで背丈は皆低かったが、せいぜい10cm 葉っぱは・・・杉の葉に埋もれてほとんど見えず 花にばかり夢中で、葉っぱの写真が少ない・・・ 画像の端にぼんやり写っているのを見る限りでは、2回3出複葉だった また、確かめに行かなくては・・・と課題ができた |
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ニオイスミレ:スミレ科 匂いを嗅いでみて…といわれ 地面に這いつくばるような姿勢で試してみたが、匂いなし 『ヨーロッパ原産で園芸用に栽培されていたものが野生化 他のスミレのように、 上部ではじけて種子を飛ばすのではなく、 葉の下に6o〜8oの球形の種子を下向きに実らせて 繁殖する』・・・と |
ヤマネコノメソウ:ユキノシタ科 『先端に花弁のない淡緑色の花をつけ、 花の下には倒卵形の葉状の苞葉がある 雄しべ8個、雌しべ2個』と よく似たネコノメソウは、『葉は対生』 このヤマネコノメソウは、、『葉が互生』 「ヤマ」という名前でも、普通によく見かけられる |
ショウジョウバカマ:ユリ科 咲き始めで初々しい 1つの花には、花びら6枚 雌しべ1個 雄しべ6個 まず、雌しべが伸び、ついで雄しべが伸びてくる 赤紫色のつやつやした葯の美しいこと! |
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ツクシ:トクサ科 今年初めて見た! |
ダンコウバイ:クスノキ科 濃い黄色の花が、ぱっと目に入った |
コショウノキ:ジンチョウゲ科-1 諏訪へ行くなら、コショウノキを見てきたい・・・と花好きの友人の言 私は、花を見るのは初めて 勇んでついていった 道なき道を分け入ってようやくたどり着いた場所には、10株以上のコショウノキがあった まだ蕾 『雌雄異株』 背丈1mくらいで、ひ弱な感じの木 白花のジンチョウゲに似ているが、花数が少ないそうである 匂いは『強い芳香』があるそうで、楽しみ・・・ 『果実がコショウのように辛い』ことから命名されたらしい 『6月頃赤く熟し、有毒』だって |
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コショウノキ:ジンチョウゲ科-2 枝を1本貰ってきたのが、5日後には花が開き始めた 『花には花弁はなく、萼筒は白色 先は4裂 雌しべ1本、雄しべ8本』とあるが、8本も見えない・・・ 『強い芳香』ではなく、さっぱりしたほのかな香りだった |
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アケボノシュスラン:ラン科 コショウノキの近くで「アケボノシュスランの株がある」 ・・・と友人 『林下に生える 茎の基部は地を這い、上部は斜上し、高さ5〜10cmになる 葉は4〜5枚互生し、長さ2〜4cmの卵状楕円形で 先はとがる ふちは波打つ 茎の先に3〜7個の淡紅色で1cmほどの花を横向きにつける 花期は8〜9月』 説明にぴったり だが、8〜9月にここまで来るのは大変・・・ 蜘蛛の巣は張っているし、ヘビもいそう 草が伸びて、今よりもっと歩きにくくなりそうだから・・・ |
シュンラン:ラン科 今年初めて見た もうすぐ開花 |
シキミ:シキミ科 花が咲き始めていた 『シキミの実は、「毒物及び劇物取締法」という法律で、植物で唯一、劇物に指定されている』そうだが、花は実に愛らしい 『雌しべが8本と、多数の雄しべがある 中央にあるのが雌しべで、その周りに雄しべが取り囲んでいる』と 雄しべは、下段の右の画像では、20本くらいあった 萼が赤いものと白いものがあった |
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ヒサカキ:ツバキ科 左 ベニヒサカキ 花色が赤い 雄しべがびっしり 右 花色は白い これも、雄しべがびっしり 『雌雄異株と図鑑に記されていることがあるが、実際には雄花と雌花の他に両性花があり、 個々の株ではこのどれかだけをつけるものは多くないらしい 現時点ではその現象そのものが把握できておらず、仕組みなどは未だに不明』だって いままで、雄花があれば雄木、雌花があれば雌木だとばかり思っていたが、 これからは、枝全体・株全体を観察した方がいいようだ この花が発する臭いを(いや〜な臭い)だとばかり思っていたが、春を告げる匂いだと、最近思うようになってきた |
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アオモジ(別名ショウガノキ・コショウノキ):クスノキ科-1 この花も、昨日の植物の会で「今が見ごろ」という情報を聞いて、案内してもらうことになったもう一つの要因 見事!! 道路沿いにある見上げるような高い木に、薄クリーム色の花がびっしり それも何か所も!! 以前、花屋さんの店先で「珍しい〜」と思って購入したことはあるが、自生の花は初めて! なぜ、この諏訪だけに多いのかわからないが、素晴らしい眺めだった! 『雌雄異株 花びらのように見えるのは総苞片 雄花は4〜5個、雌花は3〜4個 果実は9〜10月に黒紫色に熟する 黄色みが強いのが雄花 白っぽいのが雌花 雄花序の方が雌花序より大きく、花つきがいい 遠くから見ると、雄株は枝にびっしりとつき、雌株はぱらぱらとした感じ』だそうである 確かに、びっしりと花がついていた これらは↑どうも雄花・雄木らしいとはわかった |
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アオモジ(別名ショウガノキ・コショウノキ):クスノキ科-2 『一つの蕾のなかに3〜4個花が内包されている』と 左 これは先端部分だが(先端に葉がちょっぴり見える)蕾が3つ並んでいる この1つ1つの蕾の中に花が内包されているんだね 右 花が少し開いた 花が5個あるようだ(他の蕾の中には、6個あるものもあった) |
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アオモジ(別名ショウガノキ・コショウノキ):クスノキ科-3 花の構造がどうなっているのか、わかりにくい・・・ 白いのが、花びらのように見える総苞片 では、この黄色いものは皆雄しべ?? |
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ハナノキ:カエデ科 家の近くの公園に咲いていた 雌雄異株 今のところ、雄花ばかりが咲いていた |
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諏訪周辺〜三ノ倉への道 |
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諏訪から三ノ倉へ通じる山道は、 2回の大雪のせいか、倒木が道を塞いでいる箇所が何か所もあって、強行突破をしながら歩いて行った 三ノ倉では梅が満開だった |