潮見の森 
(多治見市)
 

                                 2014年4月9日

                       
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

   
   
   
 ヤマウグイスカグラ:スイカズラ科

『ウグイスカグラはふつう全体無毛で、ヤマウグイスカグラは枝、葉、花に毛がある』と

これら↑は、葉・花柄・萼に毛があるので、ヤマウグイスカグラとしたが、
『毛がある以外はウグイスカグラと同一だし、中間型もあるので分ける必要はないという見解もある』とも




   
   
   
ウグイスカグラ(別名ウグイスノキ):スイカズラ科

これら↑は、毛がないのでウグイスカグラとしたが、『中間型もあるので分ける必要はないという見解もある』とか

ま、これからも一応「毛が有る・無し」を見ていくつもり


『徒長枝の葉の葉柄の基部が広がり、対の葉柄の基部と合着してつば状になる 花序枝ではつば状にならない』と
花ばかりに注目していたが、次回からは、徒長枝の様子も見なくては・・・




タチツボスミレ:スミレ科

麓に多かった




   
 シハイスミレ:スミレ科

葉が花より下、葉の裏が紫⇒シハイスミレとした




ネコヤナギ:ヤナギ科

雌雄異株  これは雌株・雌花




シロダモ:クスノキ科

藤原岳で何度も出会った特徴のある葉っぱ
(3行脈がはっきりしている)

葉は、枝先に集まって輪生しているように見える




シダの仲間

薄い膜のようなものに包まれていた


コバノガマズミかな?:スイカズラ科

右とは、葉の形が違う


ミヤマガマズミかな?:スイカズラ科

左とは、葉の形が違う




ウリカエデ:カエデ科

薄黄色の花が、たくさんぶら下がっていた




   
 
スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科

萼筒より萼裂片が長い⇒スズカカンアオイとした




シュンラン:ラン科

花の中を覗いてみた

『シュンランの花は、花弁状のものが5枚あるように見えるが、単子葉植物であって、基本数は3である
上と左右に開いた3枚の花弁と、その内側に開いていない緑色の花弁が2枚上側から被さっている
その下側にひだのある白色の花弁(紋様のある)が1枚
これで合計6枚になる

外側が3枚、内側が3枚である
この外側の花弁らしい3枚は、実は萼である』と

ふ〜ん、そうなんだ・・・





 
 
テンナンショウの仲間:サトイモ科

左  タケノコのような芽出し   右  だんだん葉っぱが出てくるとテンナンショウの仲間だと分かる




   
キブシ:キブシ科

『雌雄異株』

『3〜4月、葉に先立ち、昨年の枝の葉腋から、穂状花序を下垂させて、淡黄色の花を多数付ける

雄花は雄しべが8本ある  雌花は花穂が短く、雄しべは退化している』そうだが、
これら↑は、雄しべも雌しべもあって両性花のように見えるが・・・(両性花もあるらしい)

調べてみると、雄しべがこんなにしっかりとあるのは、雄花らしい
(中央に雌しべの柱頭が見えるが、雄しべの方が柱頭より長いのは雄花だって・・・へ〜え??)

雄しべも雌しべもあるのに両性花ではなく雄花とはね・・・

雌花は、雄しべがほとんど見えなくて、もっと立派な柱頭がでんとしているらしい

・・・・ということは、両性花があるなら両性株もあるということになるかな?




   
ミヤマシキミ:ミカン科

『雌雄異株で各々単性花をつける  花弁は4枚で、雄株の雄花は4個の雄しべが突出し、葯は黄色

雌花は淡黄緑色の子房と柱頭が目立ち、仮雄しべが4個ある』と

では、これら↑は、雄花・雄株




   
 ヤマモモ:ヤマモモ科

『雌雄異株』

これは雄花の蕾  雌花はまだ全然姿なし




 ウワミズザクラ:バラ科

蕾ができていた


   
 ソメイヨシノ:バラ科

満開




ウスズミザクラ(エドヒガンザクラ):バラ科

「根尾薄墨桜二世」の看板が立っていた


 
   
ヤマザクラ:バラ科

赤っぽい若葉が美しい




   
ウコンザクラ:バラ科

ソメイヨシノが終わったころ開花する




サクラの仲間:バラ科

白(たぶんソメイヨシノ)とピンクの競演


 
   
   
コバノミツバツツジ:ツツジ科

雄しべ10本 雌しべの基部に毛は無し⇒コバノミツバツツジとした




        
 トサミズキ:マンサク科

花を7〜10個程つけて垂れ下がっているので、トサミズキとした

右 2014年3月19日 同じ場所で撮影  葯が赤っぽい

左 今はもう、花粉を放出してしまった後なので、葯は茶色っぽくなっている




   
フサアカシア:マメ科

ボンボンのようなきれいな形で咲いていた




   
   
   
タンチョウソウ:ユキノシタ科

昨年、花友達のお庭で珍しい花(タンチョウソウ)を見せてもらった

この潮見の森にも栽培してあった  ちょうど今が見ごろ

周りは白色だが、中は色とりどり  いったいどうなっているのか調べた

『白い萼と白い花弁が重なり合って、花びらが10枚あるように見える
外側の大きい花びらのように見えるのは、萼    6枚くらいある
内側の小さい方がほんとうの花びらで、萼より多い

雌しべの柱頭は2〜3個に分かれている

その周りを8本程の雄しべがとり囲んでいる』と

なるほどね・・・

でも、中央のケーキの台のように見える赤い部分が何なのか分からない・・・




   
   
コブシ:モクレン科

か〜すかに、さわやかな匂いがした




    
 ショウジョウバカマ:ユリ科

麓の斜面にずらっと並んでいた




 ユリノキ:モクレン科

茶色のコップ状のものは、
昨年の花の後にできた翼果の外側の部分だって

もう、新芽が出てきた





  カモシカに出会った!
 
  
 登山道を歩いていると、キュンという妙な音が聞こえた

何だろうと辺りを見回すと、大きな動物が木の間からこちらを窺っていた

立ち止まって、カメラを用意してパチパチ撮った

しばらくすると、跳ねるようにして右手の方へ去って行った




   
上のカモシカが去った方向とは逆の方から、黒い姿とガサガサする音と、妙な声が聞こえてきた

先ほどのカモシカを追うように、こちらへやってきたので、カメラを用意してそっと近づいたが
姿をはっきり現さないまま、茂みの中を上手に去って行った

こんな町に近い山の中で、ばったりと出会ったことが思いがけなかった

また、登り始めて、緩いカーブを曲がった途端、キュンという妙な声がした

声のする方を見ると、カモシカが立ち止まってじっとこちらを見ているではないか!

立木の間から全身が見えた  うまく隠れているつもりなんだろうか・・・

相手が動かないので、私も動かないでじっとして、カメラだけはパチパチ撮った
(いつもマナーモードにしてあるので、音もフラッシュもなし)

立木の隙間ができるだけ大きい場所を選んで撮れるよう、しゃがんだり中腰になったりしていたが疲れてきた

地面に座り込んでじっくり対面しようと、いつも持ち歩いているアルミの敷物をそっと鞄から出しても逃げていかない

腰を下ろしてじっと見つめていると、相手は時々足の位置は変えるものの、ちっとも逃げようとしない

カモシカが近眼だって本当なのか、それとも、向こうが私を観察していたのか・・・

10m弱の距離でずっと対面していたが、とうとうしびれを切らして私から去ることにした(この間約15分)

立ち上がって、アルミの敷物を片付けたり、カメラを片付けたりしてごそごそしていても、一向に動こうとしない

10m弱の距離より、もっと近づいた所を歩いていっても動ぜず

面白い体験だった〜!!




  
チョウの仲間

テングチョウではない




                                 
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