池田富士周辺 
(多治見市)
 

                                 2014年5月1日

                       
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です


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コバノガマズミ:スイカズラ科

よく似ているミヤマガマズミや、ガマズミの葉と比べると、
@ふつう、他の2種よりも
小さく  Aしわが目立たない  B両面に毛が密生しビロード状の手触りがある
C
葉柄がきわめて短い  D基部に針状の托葉(たくよう)がある』と

今日は、托葉と手触りを確かめることを目標にした

托葉は、あまりにも小さくて分かりにくかった・・・

3・4・6の画像にある、大きめの赤っぽい托葉ではなく、
6・7・8の画像の、葉柄の基にあるちっちゃなとげのようなものを指すらしい

手触りは、ビロードとは言いすぎだが、まあまあ、柔らかい感触であった

葉が大きく長めの株もあったが、手触り・葉脈・葉柄の短さを考えると、今日のコースで出会ったものは
皆、コバノガマズミだと思う




   
 ツリバナ:ニシキギ科

『花の中央は花盤と呼ばれる構造となっており、花盤の中央に雌しべが埋没して柱頭だけがわずかに顔を出している

雄しべも花盤の中に埋もれ、頭だけが出ている

花弁、雄しべ、萼片はともに5個   雌しべは1個』と

⇒花の中央にある、ゼリーのような黄緑色の部分が、『花盤』らしい
その周りにある、黄色いものが、雄しべ

そして、中央から突き出ている黒っぽい部分(花びらが落ちてしまい横を向いているものだと、よく分かる)が雌しべのよう

花びら、雄しべは5個ではなく、4個だった

薄紫色のツリバナもあるとか




 
オッタチカタバミ:カタバミ科

カタバミは地面を這うが、これはすっくと立っているので、こんな名前がついたらしい





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ムラサキケマン:ケマンソウ科

2  上の方に花の名残があったので、ムラサキケマンの実だと分かった

3 実だけだと、何の実か分からなかったかも・・・





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ヒメコウゾ:クワ科

1 上の方に赤っぽい長い毛のあるのが雌花  下の方で白っぽい花を咲かせているのが雄花

2 雌花の拡大

3 雄花の拡大





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イヌザクラ:バラ科

1・2  花が咲き始めたばかりのイヌザクラ

3・4  雄しべは花びらより長い  中央にある1本は、雌しべ

5  ウワミズザクラ(2014/4/22 陶史の森で撮影)は、花序の下に葉がつく

6  イヌザクラは花序の下に葉がつかない(花はウワミズザクラに似ているが、ここが異なる点)

また、ウワミズザクラは花がびっしり付いているが、イヌザクラの花はまばらに感じた



 
ウマノアシガタ:キンポウゲ科

てかてかと蛍光色に光っていた





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テンナンショウの仲間(スルガテンナンショウかな?):サトイモ科

1  薄緑色のペロッとした物が覆いかぶさっている部分が、『仏炎苞(ぶつえんほう)』  
それをめくると・・・『肉穂(にくすい)花序』と呼ばれる棒のようなものが現れる

そのてっぺんの白い部分(付属体)の先が膨らんで前に曲がっているのは、「スルガテンナンショウ」という説がある

今日は、手あたり次第めくってみた

2  これのみ、つるんとした形でまっすぐ立っていた

その他、見るだけで写真に撮らなかったものも合わせれば、
1以外、全部、膨らみ方の違いはあるし、傾き方の違いはあるが、皆、前に曲がっていた
⇒ということは、スルガテンナンショウかな?




   
キランソウの仲間:シソ科

@キランソウに似ているが、地面から立ち上がっている
A葉っぱに紫色の筋が入っていない
B上唇は立っていない

何だろう???

キランソウの仲間の特徴をまとめてみた
  全体   上唇・下唇
キランソウ 全体に縮れた毛 地面を這って広がる 葉は倒披針形
先はとがらず、ふちに荒い鋸歯

上唇はほとんどないか、短く2裂
下唇の中央裂片は、大きく先がへこんでいる

タチキランソウ 全体に毛深くない 茎は紫色を帯び、
毛が密生し、
立つ
葉は倒披針形
葉の鋸歯は少ない
葉の表に毛はほとんどなく、光沢がある
先が三角状にとがる

上唇は長く2裂して立つ
ニシキゴロモ 全体に毛深くない  茎は立つ  葉は、長楕円形または広卵形
ふちに鈍い鋸歯
先はとがらない
葉の裏は紫色
葉脈は紫がかっている
葉表に光沢はない

上唇は長く2裂して立つ
ツクバキンモンソウ ニシキゴロモの変種
茎は紫色を帯び、立つ
葉は、長楕円形または広卵形
葉の裏は全体に紫色
葉の表面は、普通、脈に沿って紫色になる

上唇は短く半円形になる 

上の表から考えると、キランソウではない⇒地面を這っていないから

タチキランソウでもない⇒上唇がはっきりしないから

ツクバキンモンソウでもない⇒葉の色が緑色だから

ニシキゴロモでもない⇒葉は緑色だから

では、これは何の花?

よく調べてみると、ツクバキンモンソウは、『
葉の表面は、普通、脈に沿って紫色になる』と
普通は紫色だが、普通ではない場合もあるということらしい

そう考えれば、ツクバキンモンソウに、当てはまる

今まで、ツクバキンモンソウの特徴を『葉脈が濃い紫色』と覚えていたのだが、そうでもない場合があるのかも??

葉の裏を確認してくればよかった・・・




 ツボスミレ:スミレ科

茎と葉が大きくなり、花の上まで伸びていた




 
ヤブヘビイチゴ:バラ科

よく似た仲間の特徴をまとめてみた↓  科は同じ(バラ科)

  属名 葉・茎 花床・果実 副萼片と萼片
ヘビイチゴ

ヘビイチゴ属  3小葉
長さ2〜3.5cm葉
匍匐枝あり

直径1.2〜1.5cm  淡紅色
しわあり
光沢なし
 
副萼片は萼片より小さい 
ヤブヘビイチゴ ヘビイチゴ属

ヘビイチゴより
全体に
大型

 
3小葉
長さ3〜4cm
匍匐枝あり

 
直径2〜2.5cm  濃紅色
しわなし
光沢あり
副萼片は萼片より大きい 
オヘビイチゴ  キジムシロ属  掌状の5小葉
茎の上部では1〜3小葉
 
直径8mm
集散状につく
 
ふくらまず、
イチゴ型の実にならない
副萼片と萼片は同じ形
同じ大きさ
 
キジムシロ キジムシロ属  5〜9の小葉
頂小葉が最も大きい
匍匐枝(地上を這って
伸びる茎)
なし
全体に
粗い毛あり

直径1〜1.5cm
集散状につく
 
ふくらまず、
イチゴ型の実にならない
副萼片と萼片は同じ形・
同じ大きさ
 
ミツバツチグリ  キジムシロ属  3小葉
匍匐枝あり


直径1.5〜2cm
集散状につく

ふくらまず、
イチゴ型の実にならない

副萼片と萼片は同じ形・
同じ大きさ
 

葉は3枚  副萼片は萼片と比べて大きいので、、ヤブヘビイチゴとした




  
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セントウソウ:セリ科

白い花があっちにもこっちにも咲いて、花盛り

1  小さな小さな花でピントが合わせにくい

2  実ができ始めていた




 
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 ヤマエンゴサク:ケシ科

花の下の苞が切れ込んでいる

『花弁は4個、外側に2個、内側に2個』
⇒ええ〜っ  どれがどれ??  複雑・・・

『外側に上下から2個の花弁が合わさり、上の花弁が後ろに距となって伸びる

内側には左右の2個の花弁が合わさり、先端が合着して雄しべと雌しべを包む』と
⇒ええ〜っ  ますますわかんない・・・???




   
 チャルメルソウかな?:ユキノシタ科

沢沿いにたくさん咲いていた  あまりにも小さい花なのでピント合わせに苦労させられる

魚の骨のように(食べた後です)枝分かれして、反り返っているのが、花びらだって!

花びらの根元にある黄色いものが、葯(ぺたりとくっついているように見える)

中央にあって丸く開いている(やはりぺたりとくっついているような)ものが雌しべだって!

『雌しべの花柱は2個で、紅紫色を帯び、柱頭は浅く2〜4裂する』と

へ〜え、そうなんだ・・・!!




   
クサイチゴ:バラ科

ちょっと来ない間に、盛りを過ぎてしまっていた




 ヤマネコノメ:ユキノシタ科

種が雨水の中に浮かんでいた


   
アオキ:アオキ科

昨年の実と、今年できた実




  
   
 ショウジョウバカマ:ユリ科

ついこの前、花が咲いた!と喜んでいたのに、もう実ができていた

にゅっと伸びているのが雌しべのあと  その根元に3つにくびれた実ができていた




  
チゴユリ:ユリ科

こちらも、実ができ始めていた




   
   
シャガ:アヤメ科

『朝開いて夕方にしぼむ』1日花だって

紫色の点々と、黄色い模様のあるのは、『外花被(萼に相当する)』 3枚

模様のないのは、『内花被(花冠に相当する)』 3枚

先端がふさふさになったものは雌しべで、3個

その雌しべの裏側に雄しべがあるとか

色どりが絶妙で、不思議な構造を持つ花・・・シャガ   胡蝶花という字をあてることもあるのが、うなづける




  
ツクバネウツギ:スイカズラ科

花が咲き始めた




   
ヤマツツジ:ツツジ科

コバノミツバツツジの後は、ヤマツツジの出番




  
モチツツジ:ツツジ科

やや盛りを過ぎていた




   
カクミノスノキ:ツツジ科

咲き始めは白っぽいが、右のように赤っぽくなってくると、花の終わり




   
 ノヂシャ:スイカズラ科

薄青い花が固まって咲いていた

拡大して見ると、とてもかわいい〜




  
 ホウチャクソウ:ユリ科

これでも、花びらがよく開いている方

ぱっと、全開にはならない




   
シロバナアケビ:アケビ科

白っぽい花が庭に咲いていた

花びらのように見えるのは、「萼」   中にある棒のようなものが雌しべ




 
 調べ中

何の花だろう  庭に咲いていた




                                 
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