浅間山とその周辺 
(可児市)
 

                                 2014年9月23日

                       
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

マルバハギ:マメ科




 ヤマハギ:マメ科




シャシャンボ:ツツジ科




ヤマノイモのムカゴ:ヤマノイモ科




 キツネササゲ(別名ノササゲ):マメ科




ヤクシソウ:キク科




 ノコンギク:キク科




 イタドリ(雌花):タデ科




 コバノガマズミ:スイカズラ科(レンプクソウ科)




   ツルニンジンの様子を池田へ見に行った


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ツルニンジン:キキョウ科

1  今頃、ツルニンジンはどうなっているだろう…と思って、見に行ってきた
たくさん咲いていた

2  少し中が覗けるように咲いていた

3・4・5・6  中がよく見えるように、持ち上げてパチリ

3  開いたばかりのよう   雄しべが3本そり返っている
雌しべの周りにくっついている白いものは何だろう??  雄しべの花粉??

4  雄しべ5本は、ぺたりと花冠にくっついている
雌しべは3裂して、ぬめっとしている

5  雄しべ5本は萎びているよう
雌しべのぬめりはなくなり、花粉がちょっぴりついている

6  ぷっくら膨らんでいる蕾を裂いて、中がどうなっているか調べてみた
雄しべは雌しべの周りにかたまっている

『キキョウ科の花は自花授粉をしないように、雄しべ先熟という方法をとっている』そうだが、
6と3のような状態で、雄しべが持つ花粉を全部雌しべの外側にくっつけてしまったら、
花粉を飛ばして他のツルニンジンの花の雌しべにくっつけて受粉させることはできないのではなかろうか??

虫の手助けで受粉するのだろうか??

予想は当たった・・・ネットで調べると、「ツルニンジンの花粉媒介者は・・・」というページがあった

『花には、5本の雄しべがあって雌しべが成熟する前に雄しべが成熟する。
・まだ蕾の時に、その中で雄しべは花粉を出して雌しべの柱頭に付ける。
・開花してもまだ雌しべは未熟で閉じているので、受粉しない。
・開花時には、雄しべは既に花粉を出し終えて花の内側にへばり付いているが、雌しべの柱頭に花粉が沢山付いている。
・花の中の奥の青黒い五角形の部分あたりに「蜜」が出ている。
・この「蜜」で「スズメバチ」を花の中に誘い込む。
・スズメバチが花の中に入り込み、奥の蜜を舐め、外へ出てくる際に、背中が雌しべの柱頭に当たり、 花粉が着する。
・柱頭に付いた雄しべの花粉がなくなった頃、雌しべが成熟して柱頭が大きく割れる。
・他の花の花粉を背中に付けたスズメバチが訪花した際に、雌しべにその花粉が付着して受粉・受精する。

このような「雄性先熟」という仕組みによって、自家受粉を避けているのです。
不思議なことに、この花を訪れるのは「キイロスズメバチ」だけで、周りの「アザミ」を訪花していたマルハナバチ類はこの花を吸蜜することはありませんでした。』


7  実ができていた…ということは、上の論理からすると、キイロスズメバチが来たことになる

しかし、まだ、このツルニンジンの周りでは、見かけたことがない・・・
他の虫では絶対ダメなのか?? また疑問がわいてきた





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スズカアザミかな?:キク科

『アザミの仲間は、花に虫が触ると、
筒状の雄しべの中の雌しべが伸び始め、雄しべの葯から花粉を押し出す

しかし、雌しべは成熟していないので受粉はできず、自分の株の花粉がなくなったころ成熟して、他の株の花粉を受粉する
虫が来たか、来ていないかは、花に花粉が出ているか出ていないかで判る』・・・とのことだったので
今日は、花粉が出ているか出ていないかに注意してみた

1  雄しべから雌しべが突き出ている  伸びきっているが、花粉は・・・少ない

2  雄しべの先に花粉がついている  雌しべはこれから伸びるのだろうか

3  花粉がいっぱいついている  雌しべも伸びきっている

ということは、1・2・3のアザミには、虫が訪れたことがある…ということになる
でも、まだ雌しべが開いていないので、雌しべが今後どうなっていくのかが、これからの課題




  トンボの仲間

イトトンボの仲間




アキアカネカネかな?



                                 
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