潮見の森 
(多治見市)
 
                              2016年1月8日


                   
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

   
アセビ(馬酔木):ツツジ科

花が咲き始めた  ほとんどはまだ固い蕾





1

2
 
3
 
4
ヤブツバキ(藪椿):ツバキ科

1 花の様子  2・3・4  雌しべと雄しべの様子

雄しべは花粉がいっぱい

中央にある白っぽいものが雌しべ

たいていのツバキは、花びらの根元がくっついており、朝顔状に花が開く(平開はしない)
雄しべも根元がくっついて全体が筒状になっていて、落ちる時は雌しべを残して、ポトリと落ちる

ツバキのある品種は、雌しべが曲がっていると花に詳しい友人から聞いて以来
ツバキの花の中を覗くようになった

『雄しべは多数』(多すぎて勘定できないんだろうね)、真ん中に『柱頭が3〜4つに分かれた雌しべがある』って

4  確かに白く4つになっているものが見える・・・これで1本??

花が落ちた後のツバキには、丸い子房の先に雌しべの名残りが1本残っている(以前に何度も見ている)

1つの実の中には、5〜6個くらい種が入っている

・・・子房は1個・種は6個??



『雌しべの子房の中に胚珠(=種子になる部分)というものがある。

胚珠はサクラのように子房の中に胚珠が1つしか入っていないものは、1つの花から1つの種子が生じ、
アブラナのように子房の中に複数の胚珠が入っている場合には、1つの花のあとに複数の種子ができます。』
・・・というから、ヤブツバキの1つの子房の中に5〜6個の胚珠があるから、種も5〜6個になる・・・て言うわけかな




クスノキ科

シロダモの実は『翌年の10〜11月に
赤く熟す』とあるので
シロダモではないらしい

葉の3本の葉脈が目立っていたので、
シロダモかと思ったが、
枝先に集まってついていないので
よく似た3本の葉脈(三行脈)のある
クスノキかニッケイかヤブニッケイではないかと考えた

クスノキ・ニッケイ・ヤブニッケイの実は、
『10〜11月に
黒紫色に熟す』そうだが、これはまだ緑色

1月になっても緑色の実って、いったい何??




 ツワブキ(石蕗、艶蕗):キク科

キク科らしい種がいっぱい



   
サクラの仲間:バラ科

12月にも咲いていたっけ

咲いてから日にちが立つとピンク色になるよう




 ビナンカズラ(美男葛):マツブサ科-1

左  周りの粒々がなくなり、中央にある花床(かしょう)or花托(かたく)ともいう・・・が見えてきた

右  粒々は無し  花床だけになった



 
1  2014/9/3 撮影
 
2  2015/12/22 撮影
ビナンカズラ(美男葛):マツブサ科-2

1・2とも、比較のため借りてきた

1  これは、雌雄異株のうちの雄花  (雌雄同株もあるらしい)

*雄花=花の中央に、赤い雄しべがある

 (*雌花は中央に淡い緑色の雌しべがある)・・・→見分けやすい

2  粒々が花床を取り囲んでいる

名前の由来は、
『枝をつぶすか樹皮を剥いで水に浸しておくとねばねばした液が出てきて
昔それを男性が整髪に用いたのでビナンカズラ(美男葛)という名前がついた』・・・とか




  
 ボケ(木瓜):バラ科-1

真っ赤な花が咲いていた

『果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛(てんか)したとも、
「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言れている』・・・と


左  花の様子   右  雌しべと雄しべの拡大

   
ボケ(木瓜):バラ科-2

『両性花と雄花が混生する。両性花には花柱が5個、雄花には雌しべがない』・・・だって

花の中を覗くと・・・、中央に、周りの雄しべとは形の違う物が4個ほど見える・・・→雌しべらしい

つまり、これらは雌しべがあるので、両性花

雌しべにはまだ花粉がついていないし、花粉がついていない雄しべもあるので、咲き始めのよう


   
 ボケ(木瓜):バラ科-3

雌しべに花粉がついている


   
ボケ(木瓜):バラ科-4

雄しべに花粉がいっぱい  雌しべにも花粉がいっぱいついている

雌しべ(花柱)が、赤くなってきた!




   
 シデコブシ(四手拳):モクレン科

つぼみが膨らみ、ふわふわ



ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸):ナス科

真っ赤な実   有毒だって



 
   
ススカカンアオイ(鈴鹿寒葵):ウマノスズクサ科-1

左  蕾    

右  咲き始めた (ほとんどはまだ蕾)

『萼裂片が長三角形で、萼筒より長く大きいのが、スズカカンアオイの特徴』・・・だって


   
 ススカカンアオイ(鈴鹿寒葵):ウマノスズクサ科-2

花の中がどうなっているか、覗いてみた

中央にある爪のような形(6本)のものは、雌しべらしい

雌しべの周りにある、背の低い白っぽいものが、雄しべの葯らしい


   
ススカカンアオイ(鈴鹿寒葵):ウマノスズクサ科-3

カンアオイの仲間の同定は、
『萼筒内部の網目の隆起線の数で判定する。
スズカカンアオイの網目の隆起線は少なく、縦約10本、横2〜4本』だって




   
 ヘビノボラズ(蛇登らず):メギ科

まだ実が残っていた




ソヨゴ(冬青):モチノキ科

まだたくさん実がついていた



 
   
シャリンバイ(車輪梅):バラ科

硬くてかなり大きい実




 ヤブコウジ(藪柑子):サクラソウ科

艶々した実



   
サルトリイバラ(猿捕茨):サルトリイバラ科

さすがにきれいだった赤色も薄れ、茶色や黒っぽくなって皺も寄ってきた




   
 ヒサカキ:モッコク科

実の数も減り、張りが薄れ皺も寄ってきた




 ナンキンハゼ(南京櫨):トウダイグサ科

『実から油を取り出して、
ろうそく(和ろうそく)を作ることができる』・・・って




                                 
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