市之倉の山
          & 
植物の会「陶彩の径」 
(多治見市)
 
                              2016年4月2日


                   
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

   市之倉の山

シュンラン(春蘭):ラン科

ここではまだ蕾だった




 ヒメヤシャブシ(姫夜叉五倍子):カバノキ科

雌雄同株

前の方にぶら下がっているのは、昨年の果実

後ろの方にぶら下がっている黄色いものは、雄花序

雌花序は
雄花序の下についている緑色の部分↓






 
カクミノスノキ(角実の酢の木):ツツジ科

花が咲き始めた  まだ葉っぱは広がっていない

中を覗くと白色の雌しべが突き出ていて、周りは黄色の雄しべ  まだ花粉は出ていない




  
   
 2016/1/14に訪れた時は、鉄塔までつながっていた稜線の道がぷっつり途切れていてびっくり

1/26には、超大型の重機が動いていて、山を削っていた

今日は、山は削り終わったのか静まり返っていて、作業車はずっと下にいるだけ

鉄塔まで何とか行けないものかと探したが、急な斜面になってしまっていて無理・・・  引き返した




 
シハイスミレだろう(紫菫):スミレ科-1

細長い葉・『雌しべの柱頭はカマキリ型』・葉裏は紫色





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 シハイスミレだろう(背紫菫):スミレ科-2

スミレ科-1
 とは違う場所に咲いていた

1・2・3  花より葉が上で斜上

4  葉がほぼ垂直  (『マキノスミレは垂直』だって)

5  雌しべの柱頭は『カマキリ型』




 
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タチツボスミレ(立壺菫):スミレ科

1  沢のそばに群生していた

2  柱頭は棒状   3  托葉は櫛の歯状に裂けている  → タチツボスミレ




   
   
 スミレの仲間:スミレ科

托葉無し・柱頭は棒状・側弁に毛なし・葉や花柄が根もとからでていた

→ タチツボスミレではない  ノジスミレかも??




 
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 コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅):ツツジ科

山全体の株の5割ほどが咲いていた

3  満開の時はこの斜面がピンクで埋まる

4  なぜか皆、揃ってこちらを向いている

5  今日一番色が濃かった株   6  一番色の薄かった株

色の違いはどこから来るんだろう??

7  遊歩道の両側に並んでいるコバノミツバツツジ  満開は、あと数日後




  
   
サルトリイバラ(猿捕茨):サルトリイバラ科

花が咲いていたのは、皆、雄花   雌雄異株

雄しべは6本  雌花は後から咲くらしい




 
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 アケビ(木通):アケビ科

1  ピンクに色づいていて大きいのが雌花のつぼみ  小さめの白っぽいものは雄花  雌雄同株

2  雌花が咲いていた

3  雌花を拡大  花びらのように見える部分は、 『萼』だって  3個ある

雌花の中にある5本の棒状のものは雌しべ (『3〜9個ある』とか)

先端が艶々しているのは、蜜を出しているのかと思ったら、
『甘みを持った粘着性の液体で、花粉がここに付着することで受粉が成立する』・・・とか

つまり、花粉をつけた昆虫を、ここへ誘いこむための道具らしい




 
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 カキドオシ(垣通し):シソ科

1  まだ咲き始めで背が5cmくらいと低かった

2  花を覗くと 下唇に白い毛がある  そして、上の方に白いものが見える

『雄しべ4個と雌しべ1個は上唇にある』・・・というが、この白い先端が2つに分かれているのが雌しべだろうか?




   
 キュウリグサ(胡瓜草):ムラサキ科

『葉をもむとキュウリのようなにおいがする』ことからこんな名前が付いたとか

胡瓜というより、青臭い匂い

茎の先端がくるっと丸まっているのが特徴

花の直径約3ミリ




   
   
 エドヒガン(江戸彼岸):バラ科

花柄に毛があり、咢筒の形が丸くポッコリとなっているのが特徴

上段  萼、花柄が緑っぽい

下段  萼、花柄が赤っぽい




    植物の会(陶彩の径)

   
ハナイバナ(葉内花):ムラサキ科

『茎の上部の葉と葉の間に花を付けるので葉内花(ハナイバナ)と呼ばれ』・・・とか

花の直径約2ミリ  キュウリグサと同じ仲間だが、こちらの方が花が小さい




   
エドヒガン(江戸彼岸)のシダレザクラ:バラ科

花柄に毛があり、咢筒の形が丸くポッコリとなっている

まだつぼみなのに、雌しべが顔を出していた!




 
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フラサバソウ:オオバコ科クワガタソウ属

1・2  群生していた  『ヨーロッパ原産で、外来種』だって

変わった名前なので、どういう漢字だろうかと調べると、
『フランスの植物学者であるフランシェとサバティエの名前を組み合わせた』・・・だって

なあ〜んだ・・・

3・4  葉も茎も実も毛むくじゃら(オオイヌノフグリにも毛はあるがこんなに多くない)

5・6  オオイヌノフグリの仲間で、花はよく似ている

7  オオイヌノフグリ (比較のため借りてきた)

花の直径は、約4ミリ  オオイヌノフグリの花は、約1cmなので、ずいぶん小さい

フラサバソウは、花びらが重ならず、隙間が空いているのも特徴

手に取ってよく見ようとすると、ぽろっと落ちてしまうのはそっくり




   
   
 タチツボスミレ(立壺菫):スミレ科

柱頭は棒状   托葉は櫛の歯状に裂ける  → タチツボスミレの特徴




 
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 グミの仲間:グミ科

1  薄クリーム色の花が咲いていた

2・3  花の中央に、雌しべが見える  かなり長い

花びらのように見えるのは『萼が4裂し』ているんだって

2  葉っぱは、点々がいっぱい入っている (調べてみると、うろこ状の毛or星状毛・・・だって)

4  蕾の状態

グミの仲間は色々あって、今頃花が咲くのは、『アキグミ・ナツグミ・トウグミ』らしい

では、その区別は??

ナツグミとこのトウグミは、とてもよく似ていて区別は大変困難

トウグミナツグミよりも花や実つきがよく果実もやや大きい』・・・とか

トウグミ・ナツグミの実は、6〜7月に熟し広楕円形

アキグミの実は、秋に熟し小さな球形(径7mm前後)』

↓  ↓  ↓  

実になってみないと分からないってこと??

・・・・・・・・・・

葉のマクロ撮影で区別することもできるらしい

『葉(裏表)を拡大して見ると、
トウグミは葉裏に鱗状毛、葉表に星状毛が見られる

ナツグミは葉裏、葉表どちらも麟状毛である』・・・と

私のカメラで撮影できるだろうか??




  
 ズミ(酸実)かな?:バラ科

もう花が散り始めていた




   
   
 イロハモミジ(いろは紅葉):カエデ科

雌しべの見える花がたくさんぶら下がっていた

『雌雄同株  一つの花序に雄花と両性花が混生する』・・・と
では、この雌しべが見えるのは「両性花」だね

『萼片は暗い紫色を帯びており、5枚  花弁は黄緑色で萼片よりも短く、5枚  雄しべは8本』…だって

では、このよく目立つ赤っぽいものが萼で、その内側にある薄黄色のものが花びららしい

雄しべのある雄花が見当たらないということは、両性花が先に咲き、雄花は後から咲くのだろうか?

雌しべの先端は2裂していて、既に翼果の形を成している




 
ここをクリックすると大きく見えま
 
ソメイヨシノ(染井吉野):バラ科

サクラのトンネル  曇り空なので花が映えないのが残念




   
エドヒガン(江戸彼岸):バラ科

たまにエドヒガンも植わっている




   笠原川にいた鳥

   
   
シラサギ!と思っていたが、シラサギにもいろいろあるんだって

ダイサギ → くちばしは黒<、目元は緑色

チュウサギ → くちばしは黒、目元は黄色 → これかな?

コサギ → くちばしは黒色、目元は黄色 冠毛が生える

・・・・・・・・

また、首の長さでも見分けられるらしい

ダイサギが伸ばした首は、明らかに体より長い  
チュウサギは首を伸ばしても、体より長くはない

・・・・・・・・・・・

水面をじっと見つめ、ゆっくり移動して、さっとくちばしを水へ突っ込む

何かを捕まえて飲み込んでいる様子が見えたので、収穫があったらしい

しばらく場所を移動して探していたようだが・・・やがて、飛んで行ってしまった





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