潮見の森 
(多治見市)
 
                              2016年5月3日


                   
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

    薬草園で

タツナミソウ(立浪草):シソ科

自生のタツナミソウは紫色   これは園芸種だろう





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チゴユリ(稚児百合):イヌサフラン科

今まで、ユリ科だと思っていた

1・2  たいていは茎の先に花は1つ

1  咲き始めは90度以上にうつむいている   2  そして、だんだん上を向いてくる

3・4  これは茎に花が2つ

近くにも、花が2つの株があったので、2つ花の種子が落ちて増えたのかも




   
ニシキギ(錦木):ニシキギ科

下段左  花びら4枚 雄しべは4本(黄色い葯が見える)

下段  中央にある黄緑色の部分は『花盤(かばん)』  その真ん中からつんと出ているのが雌しべ

『子房は花盤に埋もれる』・・・だって  ローソクと、芯のような関係かな?




 
   
 トキワイカリソウ:(常葉碇草):メギ科

トキワイカリソウは、『東北地方〜山陰地方の多雪地』に自生するそうなので、栽培種だろう

トキワ(常葉)⇒年中葉がある⇒『花時に越冬して傷んだ葉が残っている』のが特徴だって

はて??どうだったかな?

不思議な花のつくりである

どれが花びら?  出っ張っているものは何?  どこに雌しべや雄しべがある?

↓ ↓ ↓ 

にゅっと長く突き出ているのは、『矩(きょ)』・・・スミレ類にも矩があったっけ (矩には蜜がたまっているって)

スミレ類の矩は、花の後ろに飛び出ていて分かりやすかった

『4枚の花びらには長い矩があるため花が錨に似ている』・・・と

では、花びらはどれ?

下  画像を拡大してみると、花びらと距は一体化していて、花びらの先が伸びて距になっているように見える

矩の後ろに、似たような白いものがあるが、これは『萼(外萼片は開花時に落ちるので、これは内萼片)』だって

花の中央に黄色いものが見えるが、雄しべらしい




コバノガマズミ(小葉のがまずみ):レンプクソウ科

雄しべがツンツンといっぱい出ている



コナラの虫こぶ

赤いリンゴのような虫こぶ

直径は2〜4cmでかなり大きい

『コナラの芽にできる、「
ナラメリンゴフシ」で、
「ナラメリンゴタマバチ」による

5月に、虫こぶは最大になり、完熟する』・・・と

『秋に交尾を終えた
ナラメリンゴタマバチの雌は
木の根元に虫こぶを作り産卵を行います

この時に根元にできる虫こぶのことを
ナラネタマフシ」と言います

その後、この根元の虫こぶで育った雌の幼虫は冬に羽化し、
枝先の冬芽に産卵を行うことによって、
このリンゴのような形の
ナラメリンゴフシが形成されるわけです』・・・だって

触った人の感想では、「ふわふわして柔らかい」
「二つに割ってみたが卵は入っていない」って

もう、中にいたハチは、脱出した後だろうか?
それともあまりに小さくて見えなかった…とか?

「ナラの芽と、ナラの根」・・・なんだね

この虫こぶを家に持ち帰って、カッターで切って
中を観察したり、虫がゾロゾロ出てくるのを待つなんて
私には無理・・・




   
 調べ中

花が終わり、とげとげのある実になっていた




   
   
 ツクバネウツギ(衝羽根空木):スイカズラ科

麓では満開   山頂近くではつぼみ

下段  雌しべと雄しべが見える




   
 カラタチ(枳殻):ミカン科

花が終わり、小さな実ができていた  まだ雌しべの柱頭や雄しべの名残りもある




   
シデコブシ(四手拳):モクレン科

若い実ができていた




   
   
モクレン(木蓮):モクレン科

花が終わり、若い実ができていた

上の方にある赤っぽいものは雌しべだった部分  下の方にある黄色いものは雄しべだった部分

同じモクレン科のシデコブシとそっくり




   
 ニワゼキショウ(庭石菖):アヤメ科

紫花ばかりだった

1日花で、1日でしぼむそうである

花の中央にある3個の黄色いものは、雄しべ

『雄しべの下半部は合着して』いるんだって




 アセビ(馬酔木):ツツジ科

若い実ができていた
   
  
レンゲツツジ(蓮華躑躅):ツツジ科

園芸種だろう   白花以外は、なんとも派手派手しい




   
ヘビノボラズ(蛇登らず):メギ科

花は残り花   若い実ができていた

1cm以上ある大きなトゲもある




   
   
 ズミ(酸実) 別名コナシ(小梨):バラ科

つぼみの時はピンク色   花が開くと真っ白!




   
 ヤマツツジ(山躑躅):ツツジ科

いろんな色合いの花がある




  
タニウツギ(谷空木):スイカズラ科

もうすぐ咲き始める




   
 
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コウホネ(川骨・河骨):スイレン科

眩しいほどの蛍光色

外側にある大きな花びら状のものは、萼

1  中央に突き出ている部分は、雌しべ  もう開いた状態なので、雌しべ先熟かも

その周りにある、リボンのような形で、ぐるりにきっちり並んでいるのが、雄しべ

2  雄しべは、次々に反り返って立ち上がる・・・とか

3  ずいぶんの数の雄しべが立ち上がって雌しべを取り囲んでいる   雌しべが埋もれて見えなくなった

2・3  本当の花びらは、雄しべに隠れてちょっぴりしか見えない部分らしい(左下に少し見える)




   
オッタチカタバミ(おっ立ち方喰):カタバミ科

『北米原産』だとか

日本に昔からあるカタバミは、茎が横へ這っていくが、
この花は、立ち上がることからこんな名前が付けられた

黄色とピンクは知っていたが、白もあるんだ




   
 ヘビイチゴ(蛇苺):バラ科

・雌しべは熟す前にオレンジ色になる

・3つの小葉からなる三出複葉で、先が丸い

・副萼片は目立たない

↓  ↓  ↓  

ヘビイチゴと思う

名前から、植物自体を忌み嫌っていたが、
ネパールで同行した女性が、瓶入りの「ヘビイチゴの実の焼酎漬け」を持っていて
虫刺されや痒みに大変効き目がある…と聞いた

それ以来、作ってみようかな…と思うようになった

ヘビイチゴでも、ヤブヘビイチゴでもどちらでもいいのか?
ヘビイチゴの方が効き目があるのか?
…よくわからないが、採取する際に、違いだけは覚えておこうとしている




 
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 ハルルンドウ(春竜胆):リンドウ科

1・2  花が終わり、子房が膨らんで坊主頭のようになっていた

3  雌しべの柱頭を真上から見ると、2つに分かれていた名残りが見える

4  花が咲いていたころの雌しべの柱頭の様子 (2016/3/2撮影  比較のため借りてきた)

5  少し開いた口から、種の入っている様子が分かる

6  中に入っている種を拡大してみた

雨が降ると、この種が流れだして(『雨滴散布』)、
来年は今咲いている場所か、その下方に新しく株ができるのだろう




 
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 ミズバショウ(水芭蕉):サトイモ科

1  花が隠れるほどに葉っぱが大きくなっていた

2  貧弱な葉っぱの株もある

3  白い部分は花びらではなく、『仏炎苞』 (棒状の花を包み込む苞を仏像の背景にある炎形の飾りに見立てた名前だって)

3・4・5・6  ほんものの花は、黄色い棒状の所にたくさんついている粒々の部分

この小さな1粒に1粒に、『花被片(花びらと萼がほとんど区別できない場合に、それらをまとめていう言葉)4個と
雌しべ1個と雄しべ4個』があるって

4  5・6に比べ黄色い部分がないので、これは雌しべだろうか

5・6  黄色い部分が雄しべらしい




   
 オキナグサ(翁草):キンポウゲ科

左  花は終わり、「白髪」になっていた

右  2016/4/16  同じ場所で  花の様子  比較のため借りてきた




   
 ウラジロノキ(裏白の木):バラ科

そろそろ咲いているだろうか?と思って枝先を見上げると、ぽつりぽつりと咲き始めていた




    
カクミノスノキ(角実の酢の木):ツツジ科

赤みを帯びたつぼみが、たくさんぶら下がっていた




  ナルコユリ(鳴子百合):ユリ科

斑入りだった
   出会った生き物
 
   
   
シオカラトンボ

トンボといえば夏の虫・・・と思っていたが、こんなに早くから飛び回っているんだ・・・

皆、違うシオカラトンボ

お互いが近づきすぎると、縄張り争いで追いかけっこが始まり、遠くへ追っ払うと、また元の場所に戻ってくる

板の上が好きみたい   暖かいからかも?  石にへばりついているのは、石が暖かいから?




  
   
トカゲとトンボ

数十センチ離れたところに、じっとして動かなかった

そっと通り過ぎようと歩き始めると、トンボはさっと飛び立ったが、トカゲは動じず





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