JR木曽平沢駅〜鳥居峠
〜JR藪原駅(塩尻市・木曽郡木祖村)
 
                              2016年5月28日

                   
                     『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

   JR木曽平沢駅〜JR奈良井駅

多治見駅を5:59発に乗車
青空フリー切符のギリギリの駅
「木曽平沢駅」に8:10着
身支度を済ませ、
無人駅の前から、中仙道へ通じる近道を下る
8:20発

 下ったところは、「木曽漆器祭」の幟が目立つ通り



また出会った「中部北陸自然歩道」の標識
お隣の奈良井の宿まで、「1.7km」だって


 川沿い(奈良井川)に歩く
橋を渡って右折すると「木曽漆器館」方面へ
奈良井へは、緑色の歩道を渡って直進

標識はあちこちにあるので、迷うことはない




ツユクサ(露草)の仲間:ツユクサ科
南木曽や風越でも出会ったが、
大きな花

 ツユクサ(露草)の仲間:ツユクサ科
『園芸用として導入後に実生として野生化』したらしい
いろいろな色合いの花がある



 クサノオウ:ケシ科
あちこちに黄色の花が目に付くが、
殆どが、このクサノオウ
多治見で黄色の花が目出つのは、
「特定外来生物のオオキンケイギク」か「ブタナ」
名前の由来として下記の3つがあるって
@植物体を傷つけると黄色の乳液を流すので
草の黄
A皮膚疾患に有効な薬草という意味で
瘡(くさ)の王
3皮膚疾患以外にも鎮痛剤として
内臓病に用いられたことから、
薬草の王様という意味で
草の王

オオヤマフスマ(大山衾) 別名ヒメタガソデソウ(姫誰が袖草):ナデシコ科
形の整った小さな花  直径1cmほど

 
調べ中
南木曽でも風越でも出会っている花

 調べ中
イチリンソウそっくりの花だが
葉の形が違っていて、もっと頑丈そう

調べ中
マメ科?

タニウツギ(谷空木)の仲間:スイカズラ科
よく見かけるピンクのタニウツギより大型
木曽楢川小学校の敷地内に植えられていた
園芸種かな?

 マンネングサ(万年草)の仲間:ベンケイソウ科
道路脇・護岸コンクリートの隙間など、
あちこちで見かけた


 橋を渡って対岸へ


木曽楢川小学校を振り返る
趣のある木造の校舎

ヒレアザミ?(鰭薊):キク科
遠くの川沿いの斜面に咲いていた  1mほどの背丈
拡大してみると、茎に「ひれ」があるのが分かる
『種子に冠毛がない』のが特徴だとか・・・でも、白い綿毛が見えるんだけど・・・

標識に導かれて、体育館前を通って奈良井宿へ


広い道路に出た  標識の左横には、馬頭観音
右へ行くと楢川中学校方面
奈良井へは左折   ちゃんと歩道がある

   
 ナワシロイチゴ(苗代苺):バラ科
道路の斜面いっぱいに広がっていた

イタチハギ(鼬萩) 別名クロバナエンジュ(黒花槐):マメ科
『北アメリカ原産』  堤防斜面に咲き始めていた

   
   キーウィー:マタタビ科
踏切手前に、広い舗装道路から左へ入る小道があった
地図で確かめると、駅の裏を通って奈良井へ行ける
よし!  そっちの方が土産物店通りより面白そう〜  と思って川沿いの道へ行く
畑に、キーウィーの棚があって花が咲いていた   実は見たことがあるが、花は初めて

   
 調べ中
先ほど見た、イチリンソウそっくりさんが、畑の中で咲いていた
そっとお邪魔して、パチリ  やっぱり園芸種らしい

   
 オドリコソウ(踊り子草):シソ科
今日一番多かった花
町の外れから山の中まで
白くて大きい花は、このオドリコソウ
(ピンク花は少なかった)

奈良井駅の「跨道橋」を見上げながら歩く



 
 
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9:10  観光案内書前にベンチがあったので、休憩  きれいなトイレもあった
この案内図を見ると、今歩いてきた道には、「奈良井宿木曽平沢散策路」という名前がついている
周りに、広い駐車場はあるが、まだがら空き

  JR奈良井駅〜鳥居峠

   
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 さて、鳥居峠へはどう行こう
土産物店街を通らなくても、
川沿いに行けば合流できるらしい

 この地図を見ても、
川沿いの「奈良井川周遊道路」を行けば
鳥居峠へ行けることが分かったので
商店街は敬遠して細い道を選ぶ

   
   
案内図にあった「木曽の大橋」が左手に見えた
面白そうなので近寄っていくと、立派な木の橋
登ってまた返って来ればいいわ・・・と思い、寄り道をする
橋の上から前方を眺めると、奈良井川にいくつもの橋が架かっていて、
川沿いには(川の左手)細い道があることが分かった
よし、あの細い道の方が面白そう・・・と思って、橋を渡り終えた

   
 ヤマグルマ(山車):ヤマグルマ科
「木曽の大橋」を降りたところに、変わった花をつけた木があった
初めて見た!  面白い形の花
犬を連れた男性の話では、「これは、モチノキ  トリモチが作れる」・・・だって
でも、同行者は、「ヤマグルマ」だという
『雄しべと子房とが車状に付くため』、こんな名前が付いたとか
足元が悪いので、近くに寄ってじっくり見ることができなかった・・・

   
バイカウツギ(梅花空木):アジサイ科
大きな白い花
多治見でも、道路際に植栽されていた

 サクラの仲間:バラ科
見事に、大粒の実がたくさんなっていた
赤いものはまだ渋いが黒色なら、まあまあ
種が大きいのが難点だが、
十個くらいを一度にぱくっと放り込むとおいしい

   
 そろそろ橋を渡って・・・と思い、右折
「権兵衛橋」と書いてある橋だった
出たところは、奈良井宿の「手造りせんべいやさん」

 宮の沢の水場を通って・・・


   
 鎮(しずめ)神社へ

 調べ中
あら、こんなところにもそっくりさんが・・・

 
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 サワグルミ(沢胡桃):クルミ科
わあ〜っ、たくさんぶら下がっている〜   こんな木が何本もあった
同行者から、「サワグルミ」だと聞いた
『雌雄同株、雌雄異花。4末〜6月に開花する。
新枝の先に雌花序が垂れ下がり、枝の基部から雄花序が、多数垂れ下がる。
果序は、花の後で長く伸び20〜40cmの果穂になる。遠くからも成り具合がよく分かる。』・・・だって
つまり、ぶら下がっているのは若い実・・・ってことらしい

 
 「木曽の大橋」を渡ってから歩いた道を、赤線で記してみた

   
エゾノタチツボスミレ(蝦夷の立壺菫):スミレ科
鎮(しずめ)神社を過ぎると、舗装道路を外れ、山道へ進む分岐がある
もちろん、小道を登る  すぐ、薄ピンクの大きなスミレに出会った
側弁に毛があるので、「エゾタチツボスミレ」  風越でも伊吹でも出会っている

   
シャク(杓):セリ科
背が高くて白い小花は、み〜んなこのシャクの花
『花序の周辺部の花は外方の花弁が大きくなっている』・・・だって

  
   
 テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科-1
おっ、また出てきました! つい中を覗きたくなるテンナンショウの仲間
『仏炎苞(ぺろりとした部分)』は、白地に黄緑色の筋
葉っぱは、縁取りがあって鋸歯はなし
『付属体(棒状に立っている部分)』は、薄緑色で先端が少し膨らんでまっすぐ
その下まで『仏炎苞)』めくってみると、小さな黒っぽい粒々が見える
これは雄花
 
   
テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科-2
『仏炎苞』は、白地に緑色の筋だが、-1より緑色が濃い
葉っぱは、縁取りがあって鋸歯はなし 波打っている
『付属体』は、先端がかなり膨らんで、ほぼまっすぐ
その下には小さな黒っぽい粒々が見える   これも雄花
   
テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科-3
『仏炎苞』は、薄緑地に太い茶色の筋
葉っぱは、縁取りがあって鋸歯はなし 波打っている
『付属体』は、先端まで、ほぼ同じ太さで赤茶色!
・・・・・・・・・・・・・
以後、何度も出会ったが、つい足を止めて中を覗きたくなる衝動に駆られた

   
ミヤマハハソ(深山柞):アワブキ科
薄暗い樹林の中に、粒々が見えた つぼみらしい
「これ何?」  家へ帰ってから、同行者よりメールがあり、「ミヤマハハソ」という名前が分かった
初めて聞いた!
どんな字を書くのだろうかと調べると
『ミヤマは深山であるが、ハハソとは発音しにくい言葉である。
図鑑によってはミヤマホウソあるいはミヤマホオソと書かれており、元々の発音は「ほうそ」であったことがわかる。
「ほうそ」とはコナラの古い呼び名であり、その意味ではミヤマコナラという意味になる。』・・・だって

  
 ここで、舗装道路に合流   「信濃路自然遊歩道」だって

   
 ここから石畳の道を通って
「信濃路自然遊歩道中山道ルート」になるって
「中仙道」ではなく「中山道」の文字

 しばらくは、こんな石畳の道
両側の白い花は、シャク

   
   
 テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科-4
おやまた出てきた!
『仏炎苞』は、緑地に太い焦茶色の筋
葉っぱの縁取りははっきりしない  鋸歯はなし 波打たない
『付属体』の先端は丸く、、濃い焦茶色!
   
 テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科-5
おやまた出てきた!
『仏炎苞』は、薄緑地に太い焦茶色の筋
葉っぱの縁取りは薄い  鋸歯はなし 波打たない
『付属体』の先端はやや太く、、薄茶色
 
   
 テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科-6
これは背丈が高くがっしりしていた
『仏炎苞』は、緑地に太い焦茶色の筋
葉っぱの縁取りははっきりしていて、鋸歯はなし はっきり波打っている
『付属体』の先端は丸く、、下の方は焦げ茶色で先端は緑色
『付属体』の下には緑色の粒々  これは雌花
・・・・・・・・・・・
今度はどんな色だろうか?  雄花か雌花か?  なあ〜んて、めくるのが楽しい

   
 トチバニンジン(栃葉人参):ウコギ科
薄暗い樹林の中に丸いつぼみ

 ガマズミかな?:レンプクソウ科
まだ、つぼみ

   
フタリシズカ(二人静):センリョウ科
葉に艶はない

クルマムグラ車葎):アカネ科
真っ白な小花で、よく目立つ

   
 ヒトリシズカ(一人静)かな?:センリョウ科
右  ヒトリシズカの開花期は葉が小さい (2016/4/9撮影 比較のため借りてきた)
左  まさか、こんな大きな葉がヒトリシズカとは思えなかった
しかし、葉に艶があること・中央に1本立っていることから、
もしかしてこれはヒトリシズカの花の後で、葉っぱが大きくなり、実ができている状態か?・・・と思い始めた

   
シャク(杓):セリ科
まだまだ、白い小花のシャクの花が続く

 
フタバアオイ(双葉葵):ウマノスズクサ科
大群生となっていた  まだ花があるかな??と、根元を探したら、1つだけあった!  残り花だろう
2015/5/3 風越の帰り道、花がいっぱい咲いていたっけ

   
エンレイソウ(延齢草):ユリ科
花は終わり、実が生っていた  白花か?茶色花か?
葉っぱは大きかった

   
 「展望台」の名前に惹かれて立ち寄ってみたが、展望はゼロ  10:50
休憩舎で一息入れる

 
 鳥居峠まであと1.65km
すれ違う人は少なく、静かな山歩きはできるし、
面白い植物は数多く、なんて楽しい道!!

 「葬沢(ほうむりさわ)」
『天正十年(1582年)2月、
木曽義昌が武田勝頼の二千余兵を迎撃し、
大勝利を収めた鳥居峠の古戦場である。
この時、武田の戦死者五百余名でこの谷が埋もれたといわれ、
戦死者を葬った場として
葬沢(ほうむりさわ)と呼ばれる。』・・・と
すぐ隣に「中の茶屋」があるが、
そんないわれのある所では休めない
足早に通り過ぎた

   
 
 オオヤマフスマ(別名ヒメタガソデソウ)そっくり:ナデシコ科
オオヤマフスマ(別名ヒメタガソデソウ)そっくりだが、中心部が汚れたようになっている花があった
葯の花粉が付いたのだろうか?  病気だろうか?
周辺の花全部、こんな感じで汚れていた

 
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 トチノキ(栃の木):トチノキ科
今がちょうど花時
たくさんの花が上を向いて咲いていた
遠くて高くて、これで精いっぱい

 アブラチャン(油瀝青):クスノキ科
実は、シロモジやクロモジやダンコウバイに似ているが
葉は全く違っているので
アブラチャン

   
ハリギリ(針桐):ウコギ科
葉が、掌状で特徴ある木  茎には、痛いトゲ
幼木が多かった

   
   
 イケマ(牛皮消):キョウチクトウ科
蔓が伸び、あちこちに絡みついていた
まだ、つぼみ

   
テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科-7
おやまたテンナンショウの仲間!  これは背丈が高くがっしりしていた
『仏炎苞』は、白地に緑色の細い筋
葉っぱの縁取りははっきりしていて、鋸歯はなし 縁は大きく波打っている
『付属体』の先端は丸く膨らみ黄色っぽい  下の方は緑色
『付属体』の下には緑色の粒々  これは雌花  がっしりした株は、たいてい雌花

   
 オオナルコユリ(大鳴子百合)かな?:キジカクシ科
背丈1mほどの高さ  灰緑色のつぼみ
茎は丸っこい  陵はなし
この後、アマドコロと思われる花(すでに花が終わってしょぼくれていた)の陵は
はっきりした、カクカクの陵だった

   
 オオナルコユリ(大鳴子百合)かな?:キジカクシ科
茎を触ってみたが、はっきりとした陵はなし
つぼみがくびれ、ひょうたん型
これも、オオナルコユリ???

 キランソウ(金瘡小草)
別名ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋):シソ科

地面にぺたりと張り付いているので
キランソウと思う

   
 コマユミかな(小真弓)?:ニシキギ科

   
 ヒヨクソウ(比翼草):オオバコ科
伊吹山ではよく見るが、他の山にもあったんだね

   
   
 ラショウモンカズラ(羅生門葛):シソ科
大きな紫色の花・・・  下唇に、長い毛が生えている野が面白い
下唇の模様は、紫色  あとで見かけたラショウモンカズラの下唇は、赤紫色の模様だった

   
 イカリソウ(錨草)の仲間:メギ科
草むらの中に、赤紫色の花  イカリソウだった
白〜紅紫色までいろいろな花色がある

   
 正確な「一里塚跡」の位置ではなく、
「ほぼ、このあたり」・・・としたんだって

 鳥居峠まで、まだ0.98kmある

 
 ヤマハタザオ(山旗竿):アブラナ科
すっくと立って、花をつけている  「旗竿」の名前通り

   
テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科-8
おやまたテンナンショウの仲間!  
背丈が高くがっしりしていた
『仏炎苞』は、白地に緑色の二重線
葉っぱの縁取りははっきりしていて、鋸歯はなし 大きく波打っている
『付属体』は先端までほぼ同じ太さ
『付属体』の下には緑色の粒々があった ⇒ 雌花

   
 クルマムグラ(車葎):アカネ科
緑の葉っぱに真っ白な十字花

   
オオヤマフスマ(大山衾) 別名ヒメタガソデソウ(姫誰袖草):ナデシコ科
クルマムグラより、大きい花
白くて背が低い花は、たいていこの花

   
トチノキ(栃の木):トチノキ科
すれ違った団体の中の男性が、この花の花序(20cm程の長さ)を持っていた
間近でじっくり観察したくて、どこかに落ちていないか一生懸命探したが
パラパラの花は落ちていても、花序としては落ちていなかった
遠くの花を引っ張りよせたが、これで精いっぱい
『雌雄同株。  5月頃、枝先に雑居性の大型の円錐花序を直立し、雄花と両性花を付ける
花は白色の4弁花で、花弁の基部がやや紅色を帯びる場合もある。雄しべは花弁から大きく突き出る。』・・・と
ツンツン出ているのが雄しべ  赤っぽい部分は、花びらの元の部分なんだね
鳥居峠のもう少し先に、トチノキ群生地があるから期待していたが、1本も落ちていなかった・・・

   
 ミツバツチグリ(三つ葉土栗)の仲間:バラ科
花は、小さめ
葉は3枚の小葉からなる三出複葉
雄しべの葯がこんなに赤いのは今まで見たことがない

 林道に合流
この先すぐ、鳥居峠  休憩所がある

 
 ミヤマガマズミ(深山がまずみ)かな?:レンプクソウ科
ガマズミより葉が長め
葉先がとがっているので「ミヤマ」かなあ??

葉っぱに止まってじっとしていた
伊吹山で見かけた「ウスバシロチョウ」に似ているが・・・
 
   
エゾノタチチボスミレ(蝦夷の立壺菫):スミレ科
また出会った!  鳥居峠手前の草むらに、群生していた

  
 鳥居峠  12:20  きれいな小屋の中で休憩

  鳥居峠〜JR藪原駅

   
さて、藪原駅まであと、3.4km
ここから林道を離れて、左にある細い山道へ進む
標識はないが、記憶にある


 あらま、セミがいる!
じっとして動かない
盛んに鳴いているハルゼミかな??

 「明治天皇駐蹕(ひつ)所碑」を過ぎて、また林道に出た
右折して少し下ると、また、遊歩道があった
クマよけの鐘を鳴らして歩き始める

   
   
 ラショウモンカズラ(羅生門葛):シソ科
右にも左にも、ラショウモンカズラの大きな青い花がいっ〜ぱい〜
さっき見たラショウモンカズラの下唇は青色だったが、ここは赤紫色

 
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 ミヤマキケマン(深山黄華鬘):ケシ科
種もでき始めていた

 トチノキ(栃の木):トチノキ科
いよいよ、トチノキ群生地になる・・・
花が落ちていないか探しながら歩いたが・・・なし・・・

   
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 この碑までが、トチノキ群生地
ここを過ぎると、トチノキはぱったりなくなってしまった
もっと近くで見える場所はないか・・・と
探しながら歩いているうちになくなってしまったので
少し引き返した
以前来た時は、もっとたくさんあった記憶があるのに・・・??

ラショウモンカズラ(羅生門葛):シソ科
見ごろな花が勢ぞろいしていた
こんなにたくさんのラショウモンカズラに会ったのは
初めて!
 
 
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 クマよけの鐘 2つ目


 トチノキ(栃の木):トチノキ科
遠くに花いっぱいの木があったが、
遠すぎたり、他の木が邪魔していたり、
電線があったり・・・で、いいポイントがない
これで精いっぱい
落ちている花も、なし・・・

  
ここで、道は二手に分かれる
どちらに進もうか考えたが、上の道(御岳遥拝所方面)へ進む   13:00
が、御岳は見えず・・・

  
   
 オトコヨウゾメ:スイカズラ科
ここでは、まだ咲き始めたばかりの初々しい花に出会った ・・・花の中央にある雌しべの柱頭(赤い点)が、その印
日が経つと、この赤い色は消えるようだ(今までの観察経験からそう思われる)

   
 マイヅルソウ(舞鶴草):キジカクシ科
数本、咲いていただけ


 チゴユリ(稚児百合):イヌサフラン科
咲き始めは、思いっきり下を向いている
ここには、まだそんな花が残っていた

   
 「義仲硯水」の流れる先をたどっていくと、
この「御岳手洗水鉢」があり、
水がチョロチョロ注ぎ込まれていた
「この水は、500m先の垰山からの湧水である」・・・だって

左の「御岳遥拝所近道」から降りてきた
右へ行けば、「御岳遥拝所」へ行かないで
トチノキの道へ行ける

   
 ミツバウツギ(三つ葉空木):ミツバウツギ科
殆どは花が終わっていたが、
ここだけはまだつぼみ

ヤマツツジ(山躑躅):ツツジ科
真っ赤すぎるくらい真っ赤

 
   
コマユミ(小真弓)かな?:ニシキギ科
おやまた、会ったね  木いっぱいに花が咲いていた

   
 ここにも「ウスバシロチョウ」??

 ガマズミかな?:レンプクソウ科
まだ、つぼみ

   
テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科-9
おやまたテンナンショウの仲間!  
背丈が高くがっしり   『仏炎苞』は、白地に薄緑色の線

葉っぱの縁取りはまあはっきりしていて、鋸歯があり、波打っている
『付属体』は先端までほぼ同じ太さ
『付属体』の下には大きな緑色の粒々  これは雌花
『仏炎苞』をめくっておいても、赤く熟すことを知っているので、下までめくってしまった・・・ゴメン

   
 JR藪原駅発の電車は、15:25
まだ時間に余裕があるので、上の稜線へ行って
測候所跡地へ行ってみた  13:30
跡地の横にはあずまやとトイレがある
しばらく休憩

 レンゲツツジ(蓮華躑躅):ツツジ科
他では見かけなかったので、植栽かも??

   
 タニウツギ(谷空木)の仲間:スイカズラ科
こんなに赤いつぼみでも、
ピンク色の花が咲くタニウツギ??
植栽かも??

 ミツバウツギ(三つ葉空木)の実:ミツバウツギ科
面白い形!


   
ササバギンラン(笹葉銀蘭):ラン科
薄暗い樹林の下に、白い花が咲いていた
背丈が高く(30cmほど)、葉が細長く、上部の葉が花より上に出ていることもあるので、「ササバギンラン」
花は、殆ど開かない   これで精いっぱい

   
 ここが遊歩道の出口らしい
クマ避けの鐘、3つ目
ここで林道を横切る

サワギク(沢菊):キク科
湿っぽいところが好き
 
   
 また林道に出会った  2枚とも同じ場所  14:15
ここから舗装路

  
サラサドウダン(更紗満天星):ツツジ科
消防署横に咲いていた  山では見かけなかった
「藪原駅へ」の標識を見ながら歩く

   
ヤマグルマ(山車):ヤマグルマ科
奈良井の宿で見かけたヤマグルマ
広い道より細い道の方が面白そう・・・と、思い、途中で右折した
民家の庭先に植えてある木を発見  すぐ間近で観察できた  ラッキー

   
 「御鷹匠役所跡地」の標識を見て、寄り道
跡地だけで何もなし

 マンネングサ(万年草)の仲間:ベンケイソウ科
階段の途中に咲いていた

   
 静かで細い道を選んでいくと、「跨道橋」があった
ちょうど、「しなの」の通過中

線路の向こう側に降り、
そのまま駅まで直進しようとしたら、
工事中の場所に出会い、そのうるさいこと!
また左折して線路の下をくぐって、
線路際の道を進むと「藪原神社」前へ

   
 そのすぐ横に、「極楽寺」
このまま進むと、広い車道に出そうなので
また敬遠して、右折して細い道へ
行き止まりなら引き返そう・・・と思ったが、
家の横の細い道から急坂を下りる道が続いていた

降りたところは、川沿いの舗装路
橋の上から川を見下ろすと、見事な青色のカーペット!
「ミズタビラコ」の群生か?と思うが、
遠すぎて分からず

 
   
ワスレナグサ(勿忘草・忘れな草):ムラサキ科
同行者に呼び止められて近づくと、
道路際の水場に、ワスレナグサが咲いていた
あの見事な青色カーペットは
このワスレナグサ・・・?


 JR藪原駅に到着  15:05
時間に余裕があったので、面白い歩き方ができた
急いでいたら、こうはいかない
ただ残念なのは、近くに缶ビールを売るお店がなかったこと
・・・・・・・・
JR藪原発    15:25
JR中津川駅で乗り換え  16:51〜16:55
JR多治見駅    17:42着
・・・・・・・・・・・・・
たくさんの花に出会えたウォーキングだった!


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