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『 』内は、図鑑やネット検索からの引用です
JR多治見駅から3時間13分かかって やっと飯田線のJR三河大野駅(無人駅)に到着 私たちの他に、2名が下車 飯田線は、駅の数が多い 数分走って、次の駅 反対方向からの電車を待ち合わせるため 動いているより停まっている時間の方が長く感じる 9:35発 |
ジャガイモ:ナス科 白花しか知らなかったが、ここでは、濃いピンク色 |
線路に沿って、電車の進行方向に歩いていくと、東海自然歩道の標識 線路を渡って、すぐ左折 「鳳来寺まで4.7km 1:50分」 すぐ未舗装の林道が始まった 左は「西沢川」の流れ |
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ウツボグサ:シソ科 背が高く、ここだけに群生していた |
ツルマンネングサ:ベンケイソウ科 一昨日見たばかりの花 『茎は紅色を帯び、花をつけない茎は地を這う 葉は3個ずつ輪生する』・・・が、ここにもあった |
ヤブヘビイチゴ:バラ科 表面の粒々の付き方が違っているように思われるが、 両方とも艶があるので、ヤブヘビイチゴとしたが、どうだろう?? |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科 仏炎苞が枯れた株があった めくってみると、緑色の粒 雌花で、実ができていた |
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ミヤマナルコユリ?:ユリ科 茎に触ってみたが、まん丸ではない と言って明瞭な稜はない 『茎はまるくて稜がない』に当てはまるのだろうか? ミヤマナルコユリの特徴である『花柄が葉の裏面に沿って湾曲』はしているが、ミヤマナルコユリかどうか?である |
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ここまでほぼ平坦な道 左の石には、「十六丁」とあって 今まで、八丁・十丁・・・のように書かれていた ここから道は細くなり、山道らしい道になった |
イズセンリョウ:サクラソウ科 「イズセンリョウ街道」と言えるくらい 右も左もイズセンリョウの木 緑色の実がぎっしり生っていた 『開花は4月から5月』らしいが、花はなく、皆、実だった |
ツルアリドオシ:アカネ科 薄暗い場所に咲いていた |
ユズリハの仲間:ユズリハ科 ここの山には、幼木がたくさんあった |
湯谷峠 これらの標識は、皆同じ場所 「三河大野駅 40分」 「湯谷温泉(駅とは書いてない) 40分」 峠手前では、「鳳来寺山パークウェイ」を走る車の音が、大きく聞こえてきた |
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湯谷峠からすぐ、パークウェイを渡り越す歩道橋の1つ目へ |
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ヤブニッケイ?:クスノキ科 『3行脈の分岐が基部から少し上がったところで分岐し、2本の側脈が葉の肩あたりで消える 葉が枝にほぼ均等につき、葉裏はやや白っぽい 葉は厚く、縁はあまり波うたない ちぎるとシナモンに似たあまい香がする』・・・だって ちぎって嗅いでみたが、「あまい香り」とは思えなかった・・・ |
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ヤマボウシ:ミズキ科 自生のものは、白花だと思っていたが、これは少々ピンクがかっている 「鳳来寺山パークウェイ」の道路脇 園芸種を植栽したのだろうか?? |
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2つ目の歩道橋を渡る 1/25000地形図を見ると、湯谷峠手前で、二手に分かれる道が書いてある 同じ道はできるだけ通りたくない主義なので、登りは、湯谷峠を通らない左手の道を行きたかった が、分岐らしい所で左の道?を見たが、自然歩道のように整備されていなかったし、 そのまま進んだとしてこの「鳳来寺山パークウェイ」につき当たるようになっている その道路を歩いていいものかどうか、その道路へ出られるものかどうかが分からなかったので 自然歩道を進んだのだが、 「有料道路上の歩行および駐車はご遠慮ください」の看板を見て この道でよかったのかも・・・と、思うことにした |
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歩道橋を渡ると、すぐ、「行者越」 これらは皆、同じ場所 説明板には、『鳳来寺参道の最大の難所で かつて多くの修験者がこの岩場を超えて 修養道場へ臨んだと伝えられています。広重もこの地を版画に残しています。』・・・だって 今ある東海自然歩道ではなく、左手の岩場を登っていたのだろうか 踏み跡でもないかと探したが、落ち葉の積もった急斜面だけ・・・ 『最大の難所』がどんなものか知りたかった 広重さんだって、もっと迫力のある岩場から眺めた景色じゃないと絵にならないよね・・・ |
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トラバース気味の道を進むと、東照宮(行者表参道)への標識 時折、左下に「鳳来寺山パークウェイ」が見下ろせる稜線の道を進む |
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ガンピ:ジンチョウゲ科 上段 白っぽい花 下段 よく見かける薄黄色の花 この山は、白花の方がやや多い |
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カキノハグサ:ヒメハギ科-1 花好きの同行者は、この山に、「カキノハグサがある」・・・と事前調べをしてきて、とても期待していた 初めて見つけたカキノハグサの写真を撮ろうと、正面を向かせようと茎に触ったとたん、ポロリと花が落ちてしまった あんなに期待していた花を落としてしまって申し訳ない!と悔やんだ 彼女はその落ちた花を手に取って撮影をした (もうこれっきりで最初の最後かもと思ったのだろう・・・) ところが、なんのなんの、次から次へとあるわあるわ!! 百株どころではない、最終的に、二百株だってあったのではないかと思えるほどたくさんの花に出会った 葉がカキの葉に似ていることから、こんな名前が付けられたようである 幅の広い葉は、なるほどカキの葉に似ているが、時には狭い葉もあって、カキの葉に似ていないものもあった |
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カキノハグサ:ヒメハギ科-2 赤の濃い花(左Iと、黄色の花(右)があり、なぜだろうかと考えながら歩いた 数多く見ていくうちに、どうやら咲き始めは黄色で、日が経つと赤くなるのではないだろうか?と、思うようになった が、単に赤系の花と黄色系の花があるだけかもしれない・・・ |
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東照宮まであと10分 |
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ヤブムラサキ:シソ科 葉っぱの手触りがビロードのようで、毛深いヤブムラサキの株があった ただ、つぼみや花の色がよく見かける紫色 ↓ ではなく白い! 2016/5/24撮影 比較のため借りてきた |
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左 この階段を下りて右折すると、すぐ東照宮 左回りでも右回りでもまたここへ戻ってこれる |
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左 まっすぐ進むと鳳来寺本堂から鳳来寺山山頂へ 右 この階段を上がれば東照宮 |
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東照宮 左 拝殿 右 拝殿と、その奥にある中門と本殿 『1648年に、3代将軍・家光によって建立 入母屋造り、檜皮葺、極彩色の建物』だって 昼食休憩後、鳳来寺本堂〜山頂周回(時計回り)へ |
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鳳来寺本堂 東照宮からすぐ 表参道を登ってくるとここへ出る |
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鳳来寺本堂前にある休憩舎裏からの展望 |
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本堂の向かって左横にある階段を上って山頂へ向かう 表参道入口から本堂まで1425段あるという 本堂〜山頂〜東照宮と、 ぐるっと回るコースにも、何度も階段が出てきた |
ここを登りに使ってよかった 急な下り、滑りやすい階段があるから |
コアジサイ:アジサイ科 湯谷峠までは花が終わっていたが、この辺りはまだ花が残っていた |
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カキノハグサ:ヒメハギ科-3 またまた会えました!カキノハグサ 下から上へと咲きあがっていくので、下の方の花は色が濃く、上の方は黄色なのではないかと考えた |
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カキノハグサ:ヒメハギ科-4 これらはまったく、赤みがかっていないので、咲き始めたばかりの花だと思った |
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カキノハグサ:ヒメハギ科-5 花の仕組みは、ヒメハギとそっくり (ヒメハギ科だもの) 『うさぎの耳のようにぴんと立った部分は側萼片 中央のにゅっと突き出た筒状の部分は、3枚の萼片に包まれた3枚の花びら そのうちの一番下の花びらの先端に、ぴらぴらした房状の付属体があり、 その内側に雌しべと雄しべが隠れている』・・・だって 比較のために、ヒメハギを借りてきた ↓ |
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2016/4/26撮影 |
2016/4/16撮影 |
『左右に大きく突き出しているのが、側萼片 萼片は計5枚 残りの3枚は小さくて見えにくい 花びら3枚は筒状になって下部でくっついていて、上2枚は耳のように立っていて、 下側の花びらの先はぴらぴらした付属体になっている』・・・と |
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カキノハグサ:ヒメハギ科-6 花は終わるとポロリと落ち、実ができる 『種子には種沈(しゅちん)がつく』・・・と ↓ ↓ ↓ 『種子には、先端に種沈(エライオソーム)と呼ばれる白い団子状のものが付いていて その中にはアリの餌となる物質が含まれている アリは種子が熟すとすぐに集まってきて、その種子を巣の中に運び込む 運ばれた種子は巣の中でエライオソームの部分だけ食べられ、残った種子そのものは食べカスとして 巣の中のゴミ捨て場に捨てられたり、巣の外に土と一緒に捨てられたりする』・・・だって ↓ ↓ ↓ だから、近い場所に群生を作るのではなく、かなり離れた場所に、ぽつんぽつんと咲いているのかも・・・? そういえば、カタクリやスミレにもエライオソームがついているって聞いたっけ |
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左 階段の多いコース 右 登り切るとこんな塔があった |
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ガンピ:ジンチョウゲ科 この山は、今の時期、カキノハグサとガンピが多い |
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ササユリ:ユリ科 時々、ササユリが花を添える |
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奥の院は改修中 |
マルバアオダモ:モクセイ科 |
奥の院の上にある岩場からの展望 曇り空なのではっきりしない・・・ |
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カキノハグサ:ヒメハギ科-6 もう二十年分は見た! というほどたくさんのカキノハグサに出会った もう、横目で見るだけにしようと思いながらも、またまたカメラを構える |
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ギンリョウソウ:シャクジョウソウ科 やや汚れてくたびれているが、今日初めての花なのでパチリ 帰途、行者越付近でどっさり咲いているのを見つけたが、 その頃は辺りは薄暗くなっていて、帰りの電車に間に合うかも心配だったのでパス |
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鳳来寺山山頂684mに到着 13:40 う〜ん、湯谷温泉の電車は16:11発 これに乗りたいな‥と思って休憩も早々に出発 ここで出会った男性2人は、どちらも駐車場からだって 「思っていたよりきつかった」・・・の感想をきいた 私たちも同じ思い |
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「天狗岩」 「南アルプスの展望地」 「鷹打場」など、展望のいい場所があったが、 こんなに曇っていては展望は望めないだろうし、 雨が降るという予想(山頂で出会った男性が、私たちが湯谷温泉に下るという話を聞いてスマホで天気予報を調べてくれた)と、 電車に間に合うよう先を急ぐので、どれも皆パス! |
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ササユリ:ユリ科 咲いたばかり 先を急ぐが、きれいな花は撮っていく |
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だいぶ老朽化した桟道 |
東照宮まで行けば、あとは下るだけ と思ったが、たまに登りもある 下山の「登り」は気持ち的にしんどい・・・ |
あら〜、こんなところに出るんだ・・・ 東照宮を上から見下ろす |
少しの休憩の後、ひたすら先を急ぐ 14:50 |
他の人は、皆駐車場へ向かう 左の階段を上るのは、私たちだけ |
15時を過ぎ、 厚い雲と生い茂った樹々とで、暗い道となった |
湯谷峠に着 15:30着 ここから40分で「湯谷温泉」なら 急げば間に合いそう 「湯谷温泉駅」と書いていないのが不安・・・ スピードを上げる このコースは裏参道 行きの東海自然歩道よりは 整備されているだろうと予測した通り、 歩き難い石ごろごろの場所には、 鉄製の網目のある階段(段差が小さい)がずっと続いていた |
ヤマアジサイ:アジサイ科 急いでいても、珍しい花は、パチリ 途中、林道になってからはもっと歩きやすくなり スピードも上がった |
橋を渡りかけたトップに、 「なぜ橋を渡るって分かるの?」と、尋ねると 地図を出して、「今ここだから」・・・の返事 湯谷峠から、川を2回渡ることになっている 川の手前に地図にはない林道があったので つい、迷って手間取ってしまった・・・ 少し進むと、こんな標識があった あの判断は正しかった! 正しい道だと確信できたので 今まで以上に足を速めた あと15分で駅まで行きたいが 地図を見るとかなり遠い・・・と感じてしまう・・・ |
途中、橋に通じる広い道の手前に駐車場があり、 その隙間から、 反対側の広い道へ出られるらしい・・・と分かったが 地図を正確に把握していなかったので つい道なりに進んでしまった あとで、1/25000地形図を見ると、 ちゃんとその隙間からの道が書いてあった ちょうど橋の手前に居合わせた人に、駅までの道を尋ね あとは、まっしぐら 湯谷温泉駅の大きな標識を見てほっと一息 発車の3分前に着 湯谷峠の標識に 「三河大野駅40分 湯谷温泉40分」とあったが、 一体どこまでのことなんだろう?? 電車は3分遅れてきたので、 余裕をもって身支度ができた |
【コースタイムなど】 JR多治見駅6:25発−JR金山駅6:51〜7:03−JR豊橋駅7:53〜8:00−JR三河大野駅9:28着 三河大野駅9:35発・・・東海自然歩道入口9:45・・・湯谷峠10:50・・・行者越え11:15・・・東照宮12:10〜12:35・・・ ・・・鳳来寺本堂12:40・・・勝学不動13:05・・・六本杉13:15・・・展望地13:25・・・鳳来寺山山頂13:40〜13:50・・・ ・・・東照宮14:50・・・東海自然歩道分岐14:55・・・行者越え15:20・・・湯谷峠15:30・・・JR湯谷温泉駅16:08着 JR湯谷温泉駅ーJR豊橋駅17:16〜17:21−JR金山駅18:06〜18:11−JR多治見駅18:44着 |