屏風山

 
                              2016年9月11日

                   
                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

ヤマジノホトトギス(山路の不如帰):ユリ科

下の方にあって水平に開いている6枚の花びらのようなものは、『
花被片(かひへん)
*『
花被片=花弁と萼が形態的に類似していたり、ほとんど区別できない場合、それらをまとめて花被片という
確かによく似ている  多少幅広のもの3枚と、幅の狭いもの3枚がある
幅が広いのは、外花被(萼)   幅の狭いものは内花被(花びら)・・・らしい
花被片には紫色の斑紋がある
先端(柱頭)が3つに分かれ、さらに2つに分かれ、
紫色の斑紋と縁に透明な水玉のようなものがある
のが、雌しべ  
黄色っぽくてくるっとまがっているのは、雄しべ 6本
この花を見ると、「秋が来た〜」と感じる

アジサイ科のような・・・
下の画像のクサアジサイと似ているが、
 @ 装飾花がない          
A 葉っぱの鋸歯がはっきりしている
       B 葉は、対生に付いている           
・・・ことから、違う花だと思う

 クサアジサイ(草紫陽花):アジサイ科
ピンクや緑の装飾花があった

 キバナアキギリ(黄花秋桐):シソ科
今年はまだ早かったのか、
これ1つきりしか咲いていなかった

 ギンリョウソウ(銀竜草):シャクジョウソウ科
もう崩れている頃だと思っていたが
まだ、シャキッと立っていた

   
キク科
花びらは細長く、花びらと花びらの間に隙間がある
葉は、長楕円状披針形で先はとがっている  鋸歯は小さい  茎は抱かない
シラヤマギク・ヤマシロギク・イナカギク・シロヨメナ・ノコンギクなど、
よく似た花があって判別が難しい・・・!

  
キク科
上の画像の花より、花が小さい
葉には大きな鋸歯がある
シラヤマギク・ヤマシロギク・イナカギク・シロヨメナ・ノコンギクなどよく似た花があって、
判別が難しい・・・!

   
   
   
モミジバハグマ(紅葉葉白熊):キク科
『頭花は3個の小花からなり、小花の花冠は白色で細く5裂する  3個の雌しべが長く突き出す』・・・と
寿老の滝のそばにたくさん咲いていた

   
 ツルリンドウ(蔓竜胆):リンドウ科
白に近い紫色




 ツユクサ(露草):ツユクサ科
花びらは3枚、上方にある大きくて青い花びら2枚
下の方の1枚は小さくて無色(小さめでとがっている部分)
左右にある半透明の部分は、萼
『雄しべは6本  上方の3本は、
「π」字の雄しべ
中間に
「人」字形の雄しべ1本
下方には、
長い花糸の雄しべが2本
撮影時は、9:25なので、まだ巻き上がっていない

   
ツリフネソウ(釣船草・吊舟草):ツリフネソウ科
濃い紅紫色の花

   
ツルニンジン(蔓人参):キキョウ科
蕾の方が多く、咲いていたのは2輪のみ

   
 メナモミ(雌なもみ):キク科

 スズカアザミ(鈴鹿薊):キク科

   
オトコヨウゾメ:レンプクソウ科(スイカズラ科)
左  麓近くではこんな黄色
右  黒の田湿地の付近では、きれいなオレンジ色になっていた

   
ゲンノショウコ(現の証拠):フウロソウ科
このあたりは白花が殆ど (伊吹山には白も赤も両方あった)
左  雄しべの時代
右  雄しべの役目は終わり、今度は雌しべの柱頭が開いた雌しべの時代
「雄性先熟」の花

   
 アキチョウジ(秋丁字):シソ科

 イヌトウバナ(犬塔花)かな?:科

   
ウナギツカミ(鰻掴み)(アキノウナギツカミ):タデ科
葉の基部が矢じり形で茎を抱いているので、ウナギツカミ

   
ミゾソバ(溝蕎麦):タデ科
葉の基部が耳状に張り出しているのが特徴 (別名「ウシノヒタイ」)
ママコノシリヌグイやウナギツカミより花が大きめ

   
 キブシ(木五倍子):キブシ科
大きな実がずらりとぶら下がっていた

 シロモジ(白文字):クスノキ科
びっしり実がなっていた

  
   
マツカゼソウ(松風草):ミカン科
葉や花を見た時、「カラマツソウだ」・・・と思ったが、違っていた

   
 ヤマノイモ(山の芋):サトイモ科
雌株・雌花

 ツクバネ(衝羽根):ビャクダン科

 
   
イワショウブ(岩菖蒲):チシマゼキショウ科
『花は1か所に2〜3個ずつつく   花びらは6枚 (細長い楕円形で、内側に巻いている)
花の真ん中にある緑色のものは雌しべの根元(花柱は3個・・・2個のものもある)
雄しべは6本』

   
シラタマホシクサ(白玉星草):ホシクサ科
黒の田湿地は水が少なくなり、乾いていた
左  シラタマホシクサは湿地の真ん中あたりに小群落を作っていた
右  水のある所では、大きな「シラタマ」になっていた

    
サワギキョウ(沢桔梗):キキョウ科

これは残り花

 ミズかな?:イラクサ科
『やや小型で鋸歯はとがらず数も少ない
葉先は尾状にならない』・・・と
よく似たアオミズは、
『鋸歯がとがり、葉先が尾状にとがる』・・・だって

 
 葉っぱの縁に水があふれている様子が面白くて、パチリ
隣にあった葉は、あふれていなかった




これは↑ 2015/8/4 南アルプス大樺沢で
葉っぱの名前は分からないが、
この木の葉っぱだけ、どういうわけか水滴がいっぱい溜まり
集めれば、かなりの量の水が得られるのではないかと
思えるほどだった
雨が降っているわけではなく、
他の木の葉っぱは、
水滴なんて知らないわ…という感じだった
(比較のため借りてきた)
*数年後、名前が分かった 
カツラ だった

  
寿老の滝


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