4月の低山ハイキング  「御嵩の森」
         

                   (可児郡御嵩町)  2020年4月9日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 電車を使うハイキングは、年の後半に移し
各自が車で集まることのできる場所に変更

本当は6月予定だった「御嵩の森」に、9時集合
グループも作らず、各自自由行動として、密接を避けた

殆んどの人がマスク顔

 
 
春、真っ盛り!

「不要・不急の外出を控えるように」と言われている最中
世話人として実施していいものか大変悩んだが、
「3密ではない!」と考え今日を迎えた

スポーツ庁の「外に出て散歩・ジョギング何ら問題ありません」という記事や、
「高齢者が外出自粛で運動しなくなると、身体機能が下がり、
行動意欲や認知機能の低下にもつながる」
・・・という記事も背中を押してくれた

青空の下で満開のサクラの下を歩けるシ・ア・ワ・セを噛みしめた

  
 ギフチョウにも出会えた!

 
オタマジャクシの大群!


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 ハルリンドウ:リンドウ科-1
湿地の中にも咲いていたが、木道からははるか遠くて歯がゆかったが、
ラッキー、遊歩道脇の足元に小さな群落に出会え
間近で観察できた
 
ハルリンドウ:リンドウ科-2
上段 1つの株に2つの花
左の花の中央には、白い雌しべの柱頭(2つに分かれている)
右の花の中央は、ピンク色の雄しべ(寄り集まっている)
ハルリンドウは「雄しべ先熟」
まず、雄しべが花粉を飛ばす (右)   
その後、雄しべは外側に離れ、
次いで、雄しべが寄り集まった中から雌しべが顔を出し、
柱頭を開いて、受粉の準備 (左)
・・・・・
中をのぞくと、面白〜い

 
   
  
 ハルリンドウ:リンドウ科-3
上段 まだ雄しべは寄り集まっている
中段 だんだん開いてきた 
下段 そして、雌しべが現れてきて、柱頭を開く

   
   
ショウジョウバカマ:メランチウム科-1
日陰では、まだつぼみもあった
赤っぽい花もあった
 
   
ショウジョウバカマ:メランチウム科-2
赤っぽい花は、年を取ったせいだと思っていたが、
よくよく見てみると、
紫色の花は、雄しべの色(葯の付いている下の部分)や雌しべの花柱がピンク色 (左)
赤っぽい花は、その部分が赤い (右)
年のせいではない?

スミレの仲間:スミレ科-1
葉っぱが細長い仲間

   
   
   
   
   
 スミレの仲間:スミレ科-2
葉っぱが丸っこい仲間
スミレの仲間は種類が多くて、私には判別は無理
かろうじて分かるのは
タチツボスミレくらい
それとて、
ニオイタチツボスミレ・・・なんてものもあるし・・・
   
 スミレの仲間:スミレ科-3
葉っぱが丸っこい仲間で色は様々だが
雌しべの柱頭は、皆、棒状

 
2020/3/21撮影 比較のため借りてきた
 ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科
スズカカンアオイ
(下右) より花が小さい 
萼片が反り返らないのが特徴

芝生広場
広〜い場所に、ほんの数名のみ


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秋葉溜池

朝陽の塔へ行く途中のサクラ並木
ヒメヤシャブシ:カバノキ科
雌雄同株
長い毛虫のような形でぶら下がっているのは雄花序
緑色の長丸が3〜4個ついてるのが雌花序

先行していた7人グループ
自由行動だったが、自然に2つに分かれて歩いていた

後ろから歩いていては追いつけないと思って、
逆方向から登って行き、朝日の塔の手前でばったり出会った

 地図を片手に歩いていて、
「今のところおすすめコースを歩いています」とのことだった


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朝陽の塔に登って秋葉溜池を見下ろす

後続グループが来るのを待っていたが、
別コースを歩いた・・・とのことだった

 
ウグイスカグラの仲間:スイカズラ科-1
花はつるっとして毛は見えなかったが
葉っぱや花柄・子房に毛があった
それも、腺毛という先端が膨らんだ毛なので、
ミヤマウグイスカグラかもしれない
(全体が無毛だと、
ウグイスカグラ
腺毛ではない毛があるなら
ヤマウグイスカグラだと言われている)

   
 ウグイスカグラの仲間:スイカズラ科-2
これは
-1とは違う場所で咲いていた色の濃い花
花にも子房にも花柄にも腺毛がある
→ これも
ミヤマウグイスカグラ

   
   
コブシ:モクレン科
上段 花びらは6枚
中段 花の中央にあって
緑色の棒状のものが雌しべ
その棒状のものから
カギヅメのようなものが出ている(これが雌しべの柱頭
最初ぴったりくっついていた雄しべは、だんだん開いて花粉を飛ばす
その頃になると、雌しべの柱頭は閉じてくる

 
咲き始めは、雌しべの柱頭(「緑色の棒状にある白い部分)が広がっている=雌しべ先熟
雄しべは周りにあるへら型の部分 
雄しべは最初ぴったりくっついている
2020/4/3 撮影 比較のため借りてきた

 
 朝陽の塔からおりてくると、先行グループは昼食中だった
出発前に、パチリ

 
 秋葉溜池の畔を歩く
ヌマスギ(ラクウショウ:スギ科)気根
溜池の周りにずら〜っと並んでいた

スルガテンナンショウ:サトイモ科
青地に白い筋で帽子のようになっている部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)
これをめくって中を見ると、先端が丸っこくなっているのが見える
秋、この下の方に真っ赤な実ができる

ミツバツチグリ:バラ科
地上を這って横へ横へと伸びていく

   
ホタルカズラ:ムラサキ科
『青い花の中央に隆起した白い星形を蛍の光になぞらえ』た名前だとか
雄しべも雌しべも姿が見えないが、『隆起線の下につく』とか
へ〜え、どうやって昆虫を呼び寄せ受粉するのだろう?
何故?不思議?

葉っぱには、白い点と毛が密集!
『基部が盤状に堅くなった鋼毛』だって
触ってくればよかった・・・ 痛いんだろうか?

 
   
キランソウの仲間:シソ科-1
地面にぺた〜っと張りつくように広がっているなら
キランソウ(別名ジゴクノカマノフタ)だが
これ↑は、ぺた〜っと張りついていない
キランソウとよく似ているものに、
タチキランソウがあるが
違いは
上唇(じょうしん)が長ければ、タチキランソウ
短ければキランソウ
との解説がある
*『キランソウの仲間の花のつくりは、
上唇(じょうしん:上にある花びら(小さく2裂している)と
下唇(下にある花びらで大きく3裂している)
雄しべは4本・雌しべは1本』だって
 
↑ タチキランソウ
上唇が長い(2018/4/1 藤原岳で撮影)
 
↑ キランソウ
上唇が短い(2018/5/4 鳥居峠で撮影)
比較のため借りてきた
で、結局どっちなのかは、画像がはっきり写っていないので
どちらとも言えない・・・が結論
もっと粘ってくればよかった・・・と後悔

   
 キランソウの仲間:シソ科-2
これぞ「ぺたり型」=
キランソウと思った

 
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 キランソウの仲間:シソ科-3
これも「ぺたり型」=キランソウと思った

   
   
 キランソウの仲間:シソ科-4
これは地面にぺたりと張りついていない
葉っぱに紫色の筋も入っている

ツクバキンモンソウかな?
白っぽい花もあった

 
 
 カタクリ:ユリ科
ロープで囲った中に、カタクリの小群生

   
 ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科
ここには、白っぽい花が咲いていた

落ち葉を退け、枯れ枝で囲って、撮影しやすくしてもらってた
有難う〜

 
 コバノミツバツツジ:ツツジ科
あんまりきれいなのでパチリ
所が、どういう分けか7枚くらいの連写になってしまい
止めようにも止まらなくて、「おバカなカメラ!」と言って笑い合った
家へ帰ってよくよく調べたら、
私が連写ボタンを間違えて押したせいだと分かった
そんなつもりはさらさらなかったんだけど・・・
とにかくなおって良かった〜

 
 さあ、ゴールも近くなった
あと少し・・・

 
 
 ぐるぐるっと回って、元のスタート地点へ戻った

ずっと雲一つない青空のもと、たくさんの花に出会って
心がリフレッシュできた!

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