名古屋山歩会の公開山行に参加 御在所岳 |
御在所岳山頂 |
●場 所 | 三重県茅野町 | |
●標高 | 御在所岳 1212m |
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●山行日 | 1985年1月27日 | ||
●コース | 湯の山温泉バス停・・・裏道・・・山頂・・・裏道・・・湯の山温泉バス停 | ||
●多治見から 登山口まで |
JR根本駅ーJR名古屋駅ー近鉄四日市駅^湯の山温泉駅⇒湯の山温泉バス停(終点)・・・裏道登山口 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 丹羽、名古屋山歩会会員、他 | ||
●コースタイム |
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近鉄名古屋駅改札口エスカレーター前に、緑の会旗「名古屋山歩会」と、 数名の山の格好をした人たちを見つけた。 自己紹介をして出発を待つ。 8:14発急行に乗車。 四日市駅でも湯の山温泉駅でも、すぐ乗り換えができ、 バスの終点でグループ分け、体操してから出発。 この辺りでは、うっすら雪が残っていた。 裏道登山口から神社の前を通って登る。 前にはYMCAの子ども達の大行列。 リーダーの指示ですぐ脇に避けてくれた。 川を右手に沢音を聞きながら歩く。 川の中の石にこんもりと雪帽子。 橋を数回わたって日向小屋へ。
日向はザクッザクッという土の感触。 日陰はツルッツルッ。 御在所岳は岩が多く、その上に降った雪が解けて凍った上を歩くのだから、最悪の状態。 もう少し雪が多かったら雪がブレーキの役目を果たしてくれて歩きやすいし、 もう少し少なくても岩だけなら滑らないので安全だし・・・と言う状況。 日向小屋を過ぎて藤内小屋までの遠かったこと。 安全のために両手を岩に付き、踏ん張って登るので軍手の有り難いこと。 ナイロンが混じっているのであまり水も浸みこまない、今日一番の必需品。 今朝から何人の人が歩いた跡だろう。 雪が踏み固められ、どう歩いても、どんな靴でも、つるつる滑る。 踏まれていない両側のふんわりした雪の上を歩いてみたくて仕方がない。
藤内壁は岩登りのメッカとか。 こんな状況の時でも登っているらしい。 声は聞こえるが姿は見えず、カーンカーンという音や、 ジャラジャラという金具の触れ合うような音が聞こえてくる。 左側に蒼白く凍り付いた滝に、人が一人張り付いていた。 高見の見物で、こちら側から無責任な批評があれこれと出る。 登ったり降りたり、一人で黙々と行動している。 「ラク〜!」の声で、コブシ2つ分の石を避けようとするが、 足場がしっかりしないため思うように体が動か無いようで、ヒヤッとする。 こんな落石が同じ場所で2回もあった。 霜柱が解けるとともに落ちてくるのだろうか。
だんだんサラサラの雪となって、いくら登山靴で雪を蹴り込んでも しっかりとした足がかりができず、ベテラン風の人も何度も「あっと」声を上げてしまうほど。 国見峠を左へ曲がるといよいよ頂上も間近になる。 右上方にスキー場が見えてきた。 リフト1基のみのかわいいゲレンデ。 と、あった!樹氷があった! 細く、やや貧弱ではあるけれど、道の両側にずらっとトンネルのようにできている。 よく見ると、木を包むようにできているのではなく、 風が雪を吹き付けたそのままの形(片方だけ)で凍っている。 スキー場が右後方になる頃、舗装道路に出た。
ロープウェーから降りた軽装の人達が散策している。 ロープウェー乗り場の上の広場で休憩。 「おにぎりなどは冬は冷たいのでやめた方がいい」と聞いたので、今日はサンドイッチ。 餅入りぜんざいも頂く。 頂上は風もなく空は真っ青。13:20頃山頂に到着。約1時間休憩 14:30発。だんだん雲が多くなり陽が陰ってきた。
下りは楽々。 雪の上をズズッ、ズズッと滑り降り、エッジでブレーキをかけて止まる。 早い早い。どんどん降りていく。 サラサラの雪も、登りはあんなに苦労したのに愉快愉快。 しかし快適さも雪が多く岩肌が見えない所まで。 やっぱり岩の上は滑る。 またまた両手が活躍する。 しまいには足スキーとなる。 お尻を付けないようにしゃがんでツルリツルリと滑り降りていく。 滑り台のよう。 これもまた愉快愉快。 老人と幼児は下りはロープウェー客になっているのでスピードが落ちない。 藤内小屋まで一気に降りた。 登りも下りもだが、アイゼンを着けている人たちは、 いとも身軽そういひょいひょいっと追い抜いていく。面白そう!
ゴール間近になってやっと滑る危険性もなくなってきた。 ビールを買おうと財布を出すためにカメラを置いてそのままコロッと忘れてしまった。 気が付いたのは発車後、バス停1つ過ぎてから。 終点でバスを降りたらすぐタクシーで取って返す。 タクシーに乗り込んで、カメラをお店に忘れたと言うと、すぐ無線で連絡。 タクシーを降りるとありました! すぐ駅へ戻るとまだグループの人達がいた。 すみません!といってすぐ乗車。17:35発。 |