瑞浪労山「市民登山」に参加 蓼科山 |
左 リーダーの女性 |
●場 所 | 長野県茅野市 | |||
●標高 | 蓼科山 2531m |
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●山行日 | 1986年10月10日 | ||||
●コース | 女神茶屋〜蓼科山〜将軍平〜竜神橋 | ||||
●多治見から 登山口まで |
多治見=瑞浪市役所⇒女神茶屋(=登山口) ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 丹羽、瑞浪労山の市民登山に参加 他60名 | ||||
●コースタイム |
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瑞浪市役所に「5:30集合」の所、5:40に到着。 6:10出発。 諏訪ICから出て、ビーナスラインに入り、女神茶屋登山口へ。 第4班。その中で私が最高齢だったので前から2番目に指名。 リーダーは20代の女性。 木道を渡って笹原の中へ。木の葉が赤や黄色に色づいていた。 雨が降ったのか道が少しぬかるむ。 天気は下り坂だったが、曇り空で、まあまあ。落ち着いた秋の雰囲気。
ほとんど登っていないような笹原を縫って歩いた後、傾斜の急な樹林帯に入った。 ジグザグではなくまっすぐ登っていく。 すぐ暑くなったが、両側がササなので、脱いで半袖というわけにはいかない。 最初は、「30分で休憩します。」ということだったが、適当な場所が無く、 「調子はどうですか?」と聞かれ「まあまあです。」と答えたら、 そのまま歩き続けることになった。 直登なのでぐんぐん高度が上がる。 やっと50分たった頃「休憩〜」の声がかかった。 もうササがないようなので、半袖になった。 汗びっしょり。
振り返ると、山々は雲海の上。 ひっそりと動かない雲の上に頭だけ出している山並み。 180度ぐるっと雲・雲・雲の海。次のパーティーが来る前に慌てて出発。 蓼科山と、それに続く1本の道がはっきり見えるようになった。 あの山に登ればいいんだなあと分かるから気持ちが楽。 いよいよ話に聞いていた「35度の急斜面」に取り付くが、 先程(これは25度と脅かされていた)で、もう経験済みなので、それほどえらくはない。 後ろは相変わらずの雲海。 高度がだんだん上がるので、雲もだんだん下へと行く。 1歩1歩がちょうど高い階段を上るようで、 体を持ち上げるのに多大な労力を必要とするわけ。 休憩すると、汗がひいて寒くなる。
すぐに、火山特有のエンジ色っぽい石がごろごろした(ゴーロというんだって)所へ出た。 ひょいひょいと石渡りができて面白い。 下には、白樺湖や山荘・ホテルなどが見える。 「あと10分」のペンキに励まされ、あっという間に頂上(三角点)に到着。12:00 広い広い頂上。 だが、火山特有のゴロゴロした石がずっと続いているので、昼寝をすることもできない。 1時間後に出発と聞いたので、風当たりの弱い岩陰に腰を下ろす。 こんな所に山荘がある。水はどうするんだろう? 半袖の上に長袖2枚、帽子も手袋もはめたが寒い。 多治見労山と瑞浪労山の人から、 ワイン・ビール・コーヒー・ラーメン・リンゴなど1口ずつ貰った。 おなかがいっぱいになってもまだ時間があるので、 案内板の所まで行って遠くの山を見るが、さっぱりわからない。 やぐらを組んだ三角点の所で記念撮影。 やっとのことで下山開始、13:00。
小屋の左から下る。 登りに負けず劣らずの急な道。 あれほど寒かったのに20分も下るとまた暑くなりシャツを1枚脱ぐ。 蓼科山荘のある将軍平に13:24着。 「有料トイレ」と書いてあったので、よっぽど綺麗かと思ったら「あ・ぜ・ん!」 十字路を右に入りどんどん下る。 河原のような石ころの道をしばらく歩き、左の湿っぽい樹林の中に入る。 登山道を両側から隠してしまうような笹原を通り、天祥寺ケ原で休憩。
ここから約1時間で登山口に出れるので、 ポットのお湯を全部コーヒーとほうじ茶にして配ってしまった。 結構まだ暖かい。 1缶のビール、1個のなしもみんなで分けた。 ここからはたらたら道。 ヒヨドリバナ・ヤマハハコ・ゴゼンタチバナの実くらい。 嫌になり返かけた頃、あっけなく登山口に到着。15:50 バスはもう待っていた。 後のパーティーを待って16:00発。 プール平(公衆温泉浴場)300円で温泉に入り、約40分で髪も体も洗って、 缶ビールで乾杯。 17:00発。 |