無人小屋泊りで 恵那山へ |
●場 所 | 岐阜県中津川市 |
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●標高 | 2191m |
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●山行日 | 1992年11月14日(土)〜15日(日) | |
●多治見から登山口まで | 多治見=可児・御嵩IC=東海環状道=美並IC=R156=R256=県道52=21世紀の森(登山口) ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 林、丹羽、中山 | |
●コースタイム | 1日目 11/14 多治見IC 中津川駅 駐車場 登山口 野熊の池 避難小屋で泊 ーーーー 2日目 11/15 避難小屋 山頂 野熊の池 避難小屋 ゲート 駐車場 |
8:05発 9:00〜9:10 9:50〜10:20 10:45=10:50 12:35着 ーーーー 6:50発 8:50〜10:00 12:05 12:25〜13:10 14:00 14:07〜14:20 |
周辺地図こちら |
第2回目の第2土曜日休み。 土、日の連休を利用して清潔そうな無人小屋泊まりを計画する。 中津川駅での合流だったが、快速ではなく普通列車で来たのでちょっとまごつく。 黒井沢登山口は、近来まれなほど車がたくさん駐車してあって驚かされる。 橋の向こうの駐車場へ車を置く。 中山さんのザックがあまりにも大きいので、パッキングの内容を聞き、 必要のないものは置いておくことにする。 今日の山行の目的は、生活技術の向上ということだし、時間はたっぷりあるので 余裕を持って装備の点検をする。 10:25、ゲート発 重い!、ずっしりと肩と背骨に重さが掛かってくる。 それに、久し振りの重い登山靴! 一足、一足、ゆっくりとしか足が出ない。 登山口でファミリーに抜かされる。10:45〜10:50 雪の頃、川の石にまんまるな氷ができていた川の縁を通り、 白い雪道で熱いテルモスのお茶を飲んで休憩した地点を通り、 避難小屋に着。11:05。 雪の斜面を、尻セードで滑り降りた所の少し上で休憩。11:40〜11:50。 この辺りから雪が深くなり、ズボンとロングスパッツを着けたなあ・・・ などと思いだしながら歩く。 雪があれば快適な道も、今は石ごろごろの歩きにくい道。 尾根へ出ると、やっぱり南アルプスの白い峰が見える。 林さんの体調が悪いので、今日は『野熊の池避難小屋』で泊まることにし 池での んびりとする。12:35。 太陽の陽射しは強く、背中からぽかぽかと暖かい。 夜まで待つこともなく、ビール を開けることにする。 ちょうど『ぎょうざ』もあるので、フライパンで焼いておつま みとする。 寒くなるまでこの暖かいところでと思い、ザックのよしあし、靴のフィット感、 パ ッキング術などについて新人教育をする。 林さんが椅子に横になったのをしおに小屋へ移る。 その間、続々と山を下りる人が続く。 百名山だからということで登る人(驚いたこ とに群馬から)もいて この辺鄙な恵那山がにわかに脚光を浴び始めたのかしらと思 うほどの人の数。 半袖、半ズボンの人、ファミリーでの幼児連れの人達、 皆無事に下山できたかと気 掛かり。 1 6:00まで昼寝ということでシェラフに潜り込む。 ぽかぽかと暖かく、人の声 も夢うつつで聞きながら寝る。 気象情報の少し前に皆を起こし、天気図を配る。 林さんは頭が痛いとか。 近頃は、天気図も、多少の省略はするがすいすいと書ける。 中山さんは、昔の私を見るようで懐かしい。 ろうそくを点け、明りとする。 そして、宴会の用意。 ビールはもうないのでウイスキーのお湯割りを作る。 新人に、ガスの用意・コッフェルの支度など全部任せ、 メタでお湯が冷めないよう にする係をかって出る。 林さんのメタは10年来とかで『臭いから全部使って』とい う希望 で措しげもなく燃してしまう。 食べてしまえばすることもなく、寝ることにする。 外は真っ暗。 降るよう星空を眼鏡を貸してもらってみる。 なんとなく寒さを感じ、目が覚める。 トイレも行きたいが、外の寒さを考えると行く気はない。 もうすこしもうすこしと我慢する。 寝ることにも飽きて、我慢も限界を過ぎ、ろうそくとガスに火を付け外へ出る。 雨具を着たのでそれほどの寒さでもない。 戻って暫くは寝たがやっぱりもうこれ以上眠れなくて起き、コーヒーのお湯を沸か す 匂いに誘われて二人とも起きることになる。 簡単に、パンとコーヒーで朝食を済ましパッキングをしていると がやがやと大勢 の人の声。 慌てて退散。 東京・葛飾のハイキングクラブの面々とか。 4:00、登山口発をしたとか。 野熊の池で、洗面・歯磨きの後で出発。6:50。 カラマツの葉は、ほとんど葉を落とし、枝だけが目立つ。 『金の針』は、地上にカー ペットを作っている。 ここが休憩した所、この辺がUターンした所・・・などと思い出しながら笹の原を登る。 尾根道へも難無く到着。 荷物が軽いので靴の重さも気にならずどんどん歩けてしまう。 尾根からは、白い山の連なりが雲の上に見える。 あれが仙丈、隣が甲斐駒、次が北岳?などと言い合うが確証はなし。 その後、60 人の大団体に道を譲ったが、彼等も休憩を取ったので 間を掻き分け掻き分け追い抜く。 尾根から頂上までは、岩や木の根のごつごつに気を付けてたらたらと巻く。 水場も通過して、野熊の池から2時間で頂上着。10:00 朝食として、餅入りラーメン煮をつくる。 途中で大団体は来たが、予想通り長居はせず写真を撮っただけでまた静かになる。 山頂小屋も覗いて見る。やっぱり清潔で明るい。 小屋裏の岩に登って遠くの展望を楽しむ。 富士山も山の間から顔を覗かせ、雲の上にずらっとならんでいる様はまさにパノラ マ。 (御岳・乗鞍と思っていた間近に大きく見えた山は、後で林さんに聞くとどうも塩見らしいとか。) 存分に楽しんだ後、下山する。 木々の間から見える白い山が確定できなくて、気になりながらも縦走路を下る。 あっというまに小屋着。12:25。 小屋では、フアミーリーが昼食中。 再パッキングをして(新人にもパッキング術を講義) 川のそばで、足が棒になった中山さんとコーヒータイム。13:20。 登山口、13:43。 ゲート通過、14:00 駐車場発、14:20 |