自分の位置が分からない・・・ 鎌ケ岳〜雲母峰 |
鎌ケ岳頂上で |
●場 所 | 三重県菰野町 | |
●標高 | 鎌ケ岳 1161m 雲母峰 871m |
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●山行日 | 1992年5月24日 | ||
●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR名古屋駅・・・近鉄名古屋駅ー四日市駅ー湯の山温泉駅=タクシーで長石谷登山口へ ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 丹羽、林、犬飼、中山 | ||
●コースタイム | 近鉄名古屋駅 湯の山温泉駅 長石谷登山口 鎌ケ岳 稲森谷分岐 雲母峰 湧き水 大羽根園駅 |
7:30発急行 8:40 9:00着 11:20〜11:55 14:20 14:55〜15:10 17:00〜17:05 17:25着 |
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いつもの時刻、いつもの電車。 湯の山温泉駅で、タクシー争いをして、無事、確保。 長石谷は、ずいぶん久しぶり。 シャクナゲとシロヤシオを今日の目標にして出発、 9:00。 今朝までの雨で谷は水量が多く、道も濡れている。 谷を渡る時、どの岩と岩を渡っていくと安全かと悩まされる。 2回沢を渡った所で休憩、9:30〜9:35。 岩が濡れているので軍手を使うことにする。 イワタバコの葉っぱが、ずらっと岩にくっついている。 後1か月すると素晴らしい光景になるだろう。 川の左手の上方には、ピンクのシャクナゲの群生。「もっと近くで見たいね」と言いながら 「どうせ後でどっさり会えるから」と呑気に考えていたが、期待通りにはいかなかった・・・ (期待の雲母峰への道は、1週間遅かった) 「鎌j の取っ付きの下まで、ずーっと沢とのお付き合い。 新緑と少し肌の引き締まる冷たさがとてもすがすがしくて清例。 2回目の休憩もまだ沢がある。10:20〜10:30。 おなかも空いてきたのでお握りを立ったままで食べる。 川面の下を魚影が走って行く。
数えきれないくらい何度も何度も沢を渡って、いよいよ登りにはいる。 ここから約30分ほどで頂上に着くはず。 大学の山岳部に久し振りに会う。 若者を見るのは、ほんとに珍しいこと。 ガレも難無く通過。11:00前に頂上着。 3枚とも鎌ケ岳山頂 岩場は風があるので、少し戻り、小広場で休憩。 お湯を沸かし、昼食・コーヒータイムとする。 食べ始めようとすると、ぽつりと雨の粒を感じた。 昨日も、青空から突然雷雨が釆たこともあり、 今朝、電車に乗ったらざーっと降ってきたこともあり、 天気予報も、「所により一時雨」と言っていたので、雨アレルギー。 早々にザックにかたづけ大広場へ行くと、こちらの空は明るい。 「せっかくここまで来たんだからもっとゆっくりしようか」とか、「写真でも撮ろうかj とか 余裕だったが、帰りが長いので出発。12:00。
「雲母蜂はどれですか?」と問われたので、「むこうのむこう」などと いい加減こ答えてしまったが、「地図の見方を勉強しなくっちゃ」と思い 「鞍部iへ降りたら地図を見ましょう」と言った。 いざ、鞍部へくると高度が下がり、遠くの山が見えなくなってしまった。これは失敗。 岳峠からすぐに雲母峰への分岐。 下って行く道を取ると、見事なシャクナゲとイワカガミの群落。 しかし、シャクナゲは1週間遅すぎた。 1週間遅すぎたシャクナゲ コアジサイ
「白ハゲ」を真っ直ぐ進んでしまい、道を失った。 戻って先ほどの下り道を行くとこれが正しいルート。 笹の刈り取ってある手入れの行き届いた道を歩いて雲母峰に着、14:55〜15:10。 雲母峰山頂 「湯の山」の標識を確認して下山。 ぐんぐんと下り、「鈴鹿の方が北アルプスより危険だよ」という話をして、 練習のためトップを代わる。
ところがところが本当に道に迷ってしまった。 踏み跡もはっきりしなくなり、赤いテープもなくなり、前のはっきりした地点まで戻ると スギ林の中に赤いテープ。 喜んで降りていってしまったが、今から考えるともっとよく探さなければならなかったと思う。 とても登山道などと呼べない、伐採した杉の枝を踏み踏み急角度で降りていくと、 ふいっと林道に出た、15:50。
「地図見なくていいかなあ」と言いながらも、「だって、町が見える方でしょう」と言うことで 左に道を取るが、行けども行けども町が近付かない。 おかしいと、ここで地図を開く。 一体、我々はどの道を下って降りてきたのかが分からなくなってしまった。 「左へ来てしまったけれど、右へ行かないといけなかったのでは?」ということで またまた引き返す、16:10。 左から降りて来て(これも雲母からの道)林道を横切り右下へ降りる道があり、 「湯の山へ」と書いてある。 しかししかし、そんな道は地図にない。 今の自分のいる地点さえ分からない。 標識を信用して下っていくことにする。と、先ほどの林道?に出る。 あれれっ?と思いながらもどんどん下る。 ミズキ? 今度は、自然歩道との合流点。「ん?」と思い、またまた地図を開きやっと分かったと 喜んだが、後になってみればその地点も怪しい。 湧き水のあるところで顔を洗い、もうすぐで駅に着くと思ったところ、 またまた分からなくなって、行けども行けども駅に着かない。
ついに、軽トラのおじさんに「駅はどちらですか?」と聞く羽目。 「乗せてってあげよう」の言葉に、渡りに船とばかり便乗、17:10 。 ところがところが、車は延々と走り続ける。 歩いていたならば、1時間で足りるかどうかも怪しい。 やっと着いたところが「大羽根園」駅。 散々の山行。 今変は逆に、湯の山温泉駅から雲母峰経由で鎌ケ岳に行かないことには この妙な山行の答えは出ないだろう。 |