花の多い 摺古木山へ |
摺古木山山頂手前で |
●場 所 | 長野県下伊那郡平谷村 | |
●標高 | 摺古木山 2169m |
||
●山行日 | 1992年6月21日(日) | ||
●コース | 治部坂峠〜横岳〜大川入山〜横岳〜治部坂峠 | ||
●多治見から 登山口まで |
多治見IC=中津川IC=悪路のため途中から歩く・・・登山口 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
||
●参加者 | 丹羽、佐藤、中山 | ||
●コースタイム |
|
||
周辺地図はこちら |
中央道を通り、中津川ICで下りる。 蘭からくねくねした道を登る。 そのくねくねした道で、走る車の中から、女性メンバーがキバナノヤマオダマキを発見。 薄クリーム色のやさしい花。「良く見付けたね」と感心。 時々、絵看板を見たり、車から降りて偵察にいったりしながら、 大平の廃村から摺古木山の登山道に入る。 9:40 。 途中までは快適な林道だったが、途中から、石ごろごろの道になりセカンドで進む。
休憩舎まで車で行けたのだが、初めての道なので、あまりの石ごろごろに驚き 途中の「おけごやさわはし」手前で駐車し、そこから歩くことにする。 ここから歩く 5分もかから無いうちに作業小屋に付いた。 ここから延々1時間半ほども林道歩き。 車を降りたときは、傘や雨具が必要だったが、途中で陽が差し始めたので 全部ザックに片付ける。
休憩舎に着いた頃には遠くの山も見え始めていた。11:40 。 付近には6〜7台の車。松本ナンバーが多い。 静岡ナンバーの車は、私たちが下山するときにもただ1台残っていて 大丈夫かと心配になった。 寄せ書きノートに、「2年連続でシャクナゲを見にきた」との文があり、期待が大きくなる。 休憩舎の横から、やっと山道。11:45。
低い笹の問をぬっていくと、何人もの人と擦れ違った。 異口同音に、「雨が上がってからでいいですね」。 皆、雨具をどろどろにしての下山。 暫くの急登の後は、気持ちのいいタラタラ道。 この後、急登は、頂上手前の30分程のみ。
ここから、イワカガミ、マイヅルソウが、ず〜っと続いた。 御在所で、6月7日に見頃だったイワカガミがここでも今が丁度見頃。 急に冷たい風が吹いてきた。 今まで暑くて半袖にしていたが、慌てて長袖を出す。 壊れた橋もなく、快適に進む。 黄色のスミレがたくさん。(図鑑で調べるとキバマコマノツメと分かった) 下山してくる人達から、「今年はあまり咲いていないね。2〜3輪だった」 と聞かされる。
頂上直下の分岐からはそこそこの登り。 ガスがなければず〜っと遠くの山まで望めるだろうに、 あいにく、今歩いている山しか見えない。 涼しいし花が多いことから、疲れも出ずどんどん楽しんで歩ける。 たった]輪のゴゼンタチバナ、柄が長く赤い提灯をぶら下げているコヨウラクツツジ、 後でわかったがミツバオウレン(バイカオウレンと思い込んでいた)。 コヨウラクツツジ ベニバナコツクバネウツギ 「こちらは急ですよ。」と脅かされていた道も難無く尾根に出た。 と、そこは、シヤクナゲ公園と言っても言い過ぎではないほどのシャクナゲの群生。 固く丸い蕾の中が濃い紅色をしている。 「ああ、なんて色が濃いの!!」 さあ、写真を撮ろうとすると、なんと、フイルムは車の中! たった袋一つを重いからといって置いてくるなんて!
確かに、木の本数に比べて花の数は少ないが、 今までに見たどのシャクナゲよりも色が濃い。 牡丹色と行ってもいいほど。 頂上までの尾根はず〜っとシャクナゲの林。 鈴鹿よりも背丈は低いがこんもりとして、これらが皆咲き揃ったら豪華饗宴の図。 またしてもカメラがないことを悔やむ。
そして、頂上への左の道を間違えて、右へと進んで行くと、 白いバイカオウレンよりも小形の花が、2メートル四方ぐらいの所に びっしりと咲いているのを見付ける。 山頂手前で 良く見ると、葉っぱが3枚。ミツバオウレンとわかる。 間違いとわかり元へ戻ろうとすると、笹の隙間からイチヨウランを見付けてしまった。 こんな所に!と感動。 かえすがえすも、カメラのないことを悔やむ。
頂上、13:27着。 少々遅いが、コーヒータイムとする。13:50発。 元の分岐まで、長いどろどろ道を下る。 シャクナゲは、下りにも沢山の株があり、ところどころ蕾や咲き始めたばかりの花が見られ、 来年は是非シャクナゲ撮影会をしなくちゃと言い合う。 分岐、14:40.。休憩舎、15:20。 林道を快調に歩いて車のある「おけごやさわはし」に着。 |