やっと会えたキタダケソウ 北岳 |
キタダケソウ 北岳山頂 |
●場 所 | 山梨県南アルプス市 | |||
●標高 | 北岳:3193m | ||||
●山行日 | 1994年6月25日〜6月26日 | ||||
●コース | 広河原(P)〜二俣〜肩ノ小屋〜北岳山頂〜北岳山荘〜北岳山頂〜肩ノ小屋〜二俣〜広河原(P) | ||||
●多治見から 登山口まで |
多治見=中央道で韮崎IC=広河原(P)へ ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 丹羽、中山、中村、犬飼、佐藤 | ||||
●コースタイム | 1日目 6月25日(土)
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前日、脇之島で泊まり、早朝発の形態の1回目。4:05多治見発。 6:45韮崎IC、8:00広河原着。 この時期、人が少ないかと思えば、何が何が、駐車場探しに手間取るほど。 8:25発。懐かしい2年前。橋から北岳と八本歯のコルが見える。 大樺沢 同じ道を今度はメンバーを変えて登る。 落石を避け、対岸の山一つ登るのも同じ。 二俣を目指す ミヤマハナシノブの大群がお出迎え。こんなに早く6月から…花時が長い。 キタダケソウもそうあってほしいと願う。 ミヤマハナシノブ 電話での返答どおり、二俣の手前100メートル程からだけに雪渓。 その後の登山道はなし。 アイゼン、重い靴でなくて良かった。 稜線が見えた グンナイフウロ 布の軽登山靴と木の棒を持って降りてくる登山者もいる。 我々は八本歯のコルへは許されていないので、二俣を右へ取る。 ここら辺りから、サンカヨウの花が(ちょうど咲き始めたところ)現れ、ハクサ ンチドリも姿を現し始める。 北岳はまだ遠い サンカヨウ 小太郎尾根に登る道の左側には、まだまだ大きな雪渓が残っている。 ハクサンチドリ サンリンソウ 途中、サンカヨウで真っ白に見える平で休憩。 ニリンソウに似ているが感じが少し違うのは、サンリンソウらしい。 八本歯のコルへの雪渓は、ガスに包まれたり、ガスが切れたりと忙しい。 小太郎尾根へ、13:40着。 ここからは花もガラっとかわって、キバナシャクナゲ、オヤマノリンドウ、チシマアマナ、ハクサンイチゲなどが咲きほこっている。 斜面いっぱいにキバナシャクナゲ ミヤマオダマキ オヤマノエンドウ キタダケソウはないかと、目を凝らし特徴のある葉っぱを探しながら歩く。 北岳肩ノ小屋に14:30着。
3:30起床、4:05発。 山頂の手前で、日の出を迎える。 さあ、ここから、キタダケソウ探しが始まるが、ハクサンイチゲばかりでお目当ての花がない。 1人、体調が悪いので、北岳山荘へ寄ることにして、他の3人と別れる。 北岳山荘は、「山渓」の情報より1週間早く小屋開きをしたもよう。 北岳山荘を見下ろす お花畑の稜線をひたすら歩いて山荘着。5:45。 北岳山荘での情報は、「八本歯のコル付近に行かないとキタダケソウは見られない」とのこと。 トラバース道を行く。ここもお花畑で、さすが北岳。 あった、あった、キタダケソウが。前の人が熱心に写真を撮っている所に。 キタダケソウの群生 キタダケソウ そこから先では、続々と見付かる。 左にも、右にも、斜面にも。見慣れてしまうと、葉っぱだけでも分かる。 ミヤマオダマキも。 問題の八本歯のコルに、雪はひとかけらも無し。 散々脅かされた揚げ句がこの様。 計画書に「雪の状態で判断する」の文も入れさせて貰えなかった所。 もっとも、風が強かったので、計画書にあったとしてもここから下るかどうかは考えるところだが・・・ 急な長いザレを登り、2回目の北岳山頂。7:30。 2回目の北岳山頂 同行者のお友達と会う。彼等は、昨日八本歯のコルを上がり、北岳山荘に泊まったとか。 肩ノ小屋前で朝食。9:00発。 またまた豪華絢爛なお花畑の中を下れる幸せ。 二俣手前で、自然監視員の人に、キバナアツモリソウを教えてもらい感激。 登りも見ていたはずだが目に入らなかった。 キバナアツモリソウ 二俣10:25着。 暫く行くと、雨具が必要なくらいの雨。 12:00に広河原に着。 雨は傘なしでも歩けるほど。 ビールがないのが残念。 冷たい飲み物で喉を潤して我慢。 渋滞にも会わず、多治見に着。 |