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第4土・日で仕事はお休み。
2日とも天気がいいときている。
1人でも行くつもりだったが、同行者があり、2人での山行となった。
JR多治見駅6:54発で上松へ。
今日はハイキングの大会らしく軽装の人が多い。
たまたま中津川から乗りあわせた男性に話し掛けられ、そのことを知った。
JRの主催らしく面白い趣向で開催しているようだ。
JR上松駅で下車。
ガイドブック片手に街の中・木曽古道を歩く.
交通量の多い道路の裏に旧道があり、
「寝覚めの床」方面への遊歩道になっていた。
両側の家の庭先に咲い ているレンゲツツジやオダマキなどを鑑賞しながら
緩く上り下りして、木曽古道に入った。
すると正面に山容の整った山が見えてきた。
もしかしてあれが風越山?と思ったが、あまりにも近いので
登山口まで2時間に合わない。
だとしたらその後ろの雪型の見える山?
う~ん、ちょっと遠いようだし…と、期待しながら農村風景の中を歩いてい く。
庭先のツツジ・シヤクナゲ、畑の畦のニリンソウ・クサノオウ、
大きなフキの葉や牛を見ながら舗装されていない林道へと入っていくと、
やっとひんやりした木陰に入 れた。
今日は快晴。
眩しい太陽が照り付け、サングラスと帽子が手放せない。
ここでやっと帽子を取り、髪に風を入れ、目を薄暗さに慣れさせた。
右側に、「風越山」と書いてある細長い木札があった。
地図を見るとくねくねした林道を通らず、
真っ直ぐに登山口まで行けるようになっていた。
休憩。9:03。
ストックを出す。
「林道を2度横切り、3度目に登山口に出る」とあるが4度目の間違いだった。
人が入っていないらしく、クモの巣が顔に張り付く。
ストックで振り払いながら 歩いた。
薄暗い植林の中、チゴユリ・マイヅルソウ・シロバナエンレイソウなどを見 て
登山口に着。
木曽古道は林道になって倉本へ続いていくが、
風越山は左手の山を登っていく。
休憩。10:00~10:05。
地図で見るとほとんど直登に登山道がついているが,
まったくその通り。
登って、 登ってばかり。
木の葉が積もって滑りやすくなっていて、
帰りは気をつけないと・・・と思いながら、
おしゃべりのできるいつものペースで登っていった。
道の両側に、おいしそうなワラビの太い茎がたくさん目につく。
帰りに取ろうと楽しみを後に回した。
ヤマツツジはまだつぼみの状態で一花も咲いていない。
注意事項のワイヤーも2ケ所ほど、道を横切っていた。
何のためなのか?分からず…
急登の途中、後ろを振り返ると白い御岳と乗鞍がきれいに並んでみえた。
じりじり と暑いが、さわやかな暑さでもあった。
二つの山を見ながら休憩。11:15~11:25。
まだまだ急登は続き、ワラビも続く。
林を抜けると、枯れススキの原に出た。
この季節になってもまだ新芽がなく、枯れ葉色ばかり。
この枯れ葉もよく滑る。
この枯れ葉の原が、遠くから見た時ハゲているように見えた所らしい。
右は枯れススキ、 左は林…と、稜線からすっぱり分かれているので、
右手の展望がよ~く利く。
ピークの二つある山は何だろうと思っていたが、
ガイドブックを見るとあの糸瀬山 だと分かった。
向こうの方がまだまだ高い。
そして中央アルプスの雪のある稜線もよく見 える。
この風越山から三ノ沢岳へと稜線が続いていると解説してあった。
左の林の中は、カエデが多く、きれいな新緑となっていた。
そして、木の下は一面に マイヅルソウや、ユキザサ。
なんとエイザンスミレも、シロバナエンレイソウもびっ しりと生えていて
気持ちのいい場所となっている。
このあたり、クルマユリなどの高山植物が咲くお花畑らしい。
道が行き止まりになった所が、頂上。
南の方だけは展望が利くが、その他は木立に遮ら れてよく見えない。
中央アルプスの白い山肌も、木々の間から見えるだけ。
木の札に 「風趣山頂上」とあのでやっと分かるだけ。
12:05着。
木陰で昼食をとる。いつものココアも。
のんびり過ごし、13:00に出発。
下りは、同行者もストックをだし、滑らないように槙重に足を運んだ。
ワラビもたくさん採った。
(重曹を入れすぎだらしく、調理に失敗!もったいない ことをした・・・)
いっものゆっくりペースで14:10に登山口に着。
同行者は、大きなフキをお土産に貰い、快調に歩いていたが、
曲がり角を曲がって から「あれ?こんな所通ったかしら?」と
見なれぬ景色に気づき、土地の人に聞くと、
どうやら右と左を間違えたらしい。
鋭角に曲がるのでうっかりして真っ直ぐ進んでし まったらしい。
元に戻って時間を見ると、さっきまでは余裕で帰れたのが
今ではぎりぎりとなって しまった。
早足でも間に合わないと思い、駅の手前数キロの所から走ることにした。
発車1分前に滑り込み、ビールを飲むまもなく乗車。
車内は例のハイキングの人達で混雑。
天候がよく、緑がきれいで、静かな山行で大満足。
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