春一番のセツブンソウ~  
                藤原岳      
 

          

  ●場 所 三重県藤原町
  ●標高 藤原岳:1144m 
  ●山行日 1997年3月9日
  ●多治見から登山口まで JR多治見駅ーJR名古屋駅―近鉄富田駅ー三岐鉄道西藤原駅・・・坂本谷登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
  ●参加者 林、丹羽、佐藤
  ●コースタイム JR多治見駅
JR名古屋駅
近鉄富田
三岐鉄道:西藤原駅
坂本谷登山口
「曲がり角」手前
白瀬峠
「鉄塔」の下
避難小屋
水場
西藤原駅

6:38発
7:31発
8:10発
9:05発
9:28~9:35
11:20~11:30
12:07
12:40~12:55
13:55
14:55
16:10発

                                         周辺地図こちら    

  
 
  ずっと暖かい日が続いて、スキー場の雪がどんどん溶けていく。

前回1月26日に果たせなかったぐるり周遊の山行を計画した。

電車の中からの鈴鹿はまだ充分白い。
しかし、日差しも暖かく、沿線ではウメが真っ盛り

どこから雪が現れるか、雨具のズボンは必要か等、
迷いながらも電車の中で着けてしまった。

西藤原駅発、9:05。

ふもとには一かけらの雪も無し。
ツクシが出ているかもと思われるほどの暖かさ。

畑に黄色いフクジュソウ。
そしていつもの民家の土手にセツブンソウ発見。

ここは早いんだよね。

登山口であまりの暑さに半袖を脱いで1枚になった。9:28~9:35。

堰堤の土手にはスミレも。
ここらは春なんだ。

水場からすこし上がった所から予想通り、雪の名残が現れた。

お猿のガレ場」は、深い足跡が残るほどの雪。

滝状岸壁」を上がると右側の南斜面の雪がきれいに溶けて、
フクジュソウの頭があちこちにみえる。

左の北斜面にはまだまだどっさりの雪がしっかり残っている。

フクジュソウを踏まないように気をつけて10:20~10:30休憩。

冬景色と、春景色の両方楽しめるラッキーな季節

男性が一人下山してきた。

セップンソウがあそこに固まって咲いているよ。
その上は何にも無し」・・・といい置いてすれ違った。

我々は、花も雪も両方楽しみにしているから、
彼のように花だけ見て帰りはしない。

う~ん、ほんと~!固まって咲いている!

今年は花がちょっと大きめ。
純白ではない灰白色というのか、やや汚れた白色の中に
紫のめしべ
が見える。

この紫、色が鮮やかなほど新鮮で生まれたて

前回、右の稜線に入り込んだ所は?と思って探すが
景色が一変しているので分からず・・・

稜線へ出ると風が強いので、「曲がり角」の手前で休憩。11:20~11:30。

休んで いると寒くなり、フリースを着る。
着たまま出発。

予想通り、御池の見える方へ 曲がるとヒューヒューと寒いこと!

こっちはまだまだ本格的な冬景色

水場はもちろん雪の下

白瀬峠に12:07着。
良いピッチ。

男性メンバーは1月以来の山行で、「足が重い」・・・と。

寒くてゆっくり休めないので、早々に出発。

鉄塔を越え風の当たらない所で休憩を取ろうと歩いていると、
雪が風に吹かれて舞ってきた。

御池の方を見上げると暗い雪雲が覆っている。

鉄塔から少し下りた所で休憩。
前のパーティーが譲ってくれた。12:40~12: 55。

ここから快適な下りに入る。

爪先を下げて体重をかけるとつるっと滑ってスピ ードもつく。
これが楽しいんだよね~

下って樹林帯に入り、たらたらと緩い登りのあとに
天狗との分岐に出る。

所々、土が見えているがフクジュソウはまだまだ。

小屋の手前の稜線はいつもながらのぐちゃぐちゃ道。

我慢して小屋へ着くと大賑わい。

それを避けて即下山。13:55通過。

こっちは登山者が多い。
ズックで登ってくる人もいるほど。

8合目までの急な下りはスキー気分で下るが、1、2回尻餅をついた。

リーダーは「ア イゼンを着ける」・・・と。
膝に負担がくるからね。

私と男性メンバーは、ノーアイゼン。

滑りを楽しみながら8合目へ。

8合目から、聖宝寺への道を取る。
泥ぐちゃを避けてのこと。

谷はまだ雪があ るので滑りながら下る

6合目からは一気に雪が無くなるので、リーダーもアイゼ ンを外した。

この道がこんな急だとは再認識をした。
膝に力が入る。

水場に14:55。

15時台の電車には間に合わないので、ゆっくり休憩を取った。

今年 は水が少なく、顔が洗いにくい。
靴を洗うほどの水も無かった。

いやな階段を下りて、ビールを買い、道の端で腰を下ろし一休み。

16:10発の電車に乗車。


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