花に会いに来たのに、雪が・・・  

                 藤 原 岳      
 

          

  ●場 所 三重県藤原町
  ●標高 藤原岳:1212m 
  ●山行日 1998年3月15日
  ●多治見から登山口まで JR多治見駅ーJR名古屋駅~近鉄名古屋駅ー近鉄冨田駅ー三岐鉄道西藤原駅…坂本谷登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
  ●参加者 林、丹羽、中山
  ●コースタイム 近鉄名古屋駅
西藤原
登山口
雪のため引き返し

7:31発
9:00発
9:25
ーー

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  霊仙山であんなに雪が少ないなら、
もう藤原岳ではセツブンソウが咲いているのでは?と考えての山行。

9:00、西藤原駅発。

外は雨
車内
で雨具をつけてしまった。

猿用の網が頑丈になっていた。

いつもの土手にセツブンソウひとつ。

9:25、登山口

ミヤマカタバミが、スノードロップのように花をつけていた。

カテンソウ、スズシ ロソウはいつもどおり。

雨から、みぞれ、雪と変わって、谷は冬山気分。

木の枝の黒と、雪の白がマッチして美しい。

だんだん雪が深くなってきた。

大きなザックを担いだ若者が下山してきた。
テント場を聞くと、「真の谷」と答える。

雪が10cmほどあった・・・と。

「ロックガーデン」の上のいつもの場所に、フクジュソウなし。

石灰岩がゴロゴロ している。

カップルが下山してきた。
もう、下山?

雪の中に、盛りを過ぎたフクジュソウ発見。

黄色も色槌せ、葉もフサフサで遅かったか!

その後も、雪に埋まっているフクジュソウがあちこちに。

どうやら、咲いた上に時ならぬ春の雪が積もったらしい。

あとからあとからと、下山者

「花を見たからもういい」と言っている。

ここから先が楽しいのにね・・・と言い合っていたのもその時だけ。
雪はどんどん降り積もる

確かこの辺にセツブンソウが・・・と思ったところも、雪が覆っている。

ストックで掻き分けて探さなければならない程。

あった、あった!
雪に埋もれているが、あった!

では、もっと上はどうかと、「秘密の穴場」を探しに行ってみた。

今日はリーダーのカンが鋭 く、
「この木の根元」というところを根気よくていねいに雪を除けていくと・・・
あった!

ようし、私も見つけよう!と、すぐ隣を注意深く探す
あった!

他のメンバーもひとつ発見

どれも花は盛りを過ぎ、中の紫色の雌しべもはっきり分かる。

また暖かい雪の布団をそっとかけておいた。

さてこれからどうする?

足跡がどんどん消えていくほどのひどい降り。
ここから 先に行ったとしてもみ~んな雪の下

今日は花の観察が目的。
何だか登る気が失せてしまった。

メンバーが言うには、「頼んだ料理が違っていた気分」・・・だとか。
そうだねえ、花を見に来たのに花がなくてはねえ・・・
で、下山ときまった。

今日は私の誕生日、どこかでお祝いしようと提案。

「リーダーの家でも良いよ~」と持ち掛けると、
「OK!」の返事。

「でも、お料理作ってね」・・・と。

何の材料があるか聞くと、まあまあなんとかなりそう。

白9:黒1」の世界から、下りるにつれ、「白1、5:黒8、5」へと変わっていく。

まだ、登ってくる人が続々。
どこまで行くのだろうか?興味津々。

リーダーのマンションへお邪魔した。

緑が多く、環境がいい。

ブルーの絨毯も、ブラインドも拝見。


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