霊仙山 倒木と重い雪で6合目上まで


●場 所 滋賀県米原市
●標高 霊仙山 1040m 6合目上まで
●山行日 2000年3月5日
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR名古屋駅ーJR大垣駅ーJR柏原駅・・・登山口
 
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、林、中山
●コースタイム JR多治見駅
JR柏原駅
1合目
3合目
6合目上(引き返し)
1合目
JR柏原駅
6:58発
8:35〜8:55
10:55〜11:05
11:42〜11:50
13:15〜13:45
15:10
16:30着
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2月11日からずっと降っている」・・・だって

青空フリー切符を利用して柏原へ。
大垣からの車内は大変な混雑だったが、当駅で 降りたのは我々だけ

駅の前には除雪された雪がまだ残っている。
辻で立ち話をしているおばさんに「この雪はいつの雪ですか?」と尋ねると
2月11日からずっと降っている」という返事

「おっ、これはすごい」と楽しみに歩く。
そういえば、車窓から見た竹林の竹が折れていたっけ。
よっぽどの雪だったんだ!! 8:55発。

鶏小屋から雪道

畑にはまだまだ雪が残っている。
高架下トンネルの出口では、水路を塞いだ雪の塊で雪解け水が溢れ流れている。
鶏小屋への分岐からは、即雪道となる。

珍しく臭いが少なくずぼっと潜る雪道を歩く。
林道を進むと、杉や桧の大木が道を塞ぎ、先程の看板「これより先、車は通行できません。
登山者は注意して通行して下さい」の意味がやっと分 かった。

倒木地帯

倒木を右に避け、またぎ、潜りながら「まるでジャングル!」という
メンバーの声に同感しながら一番後ろを歩いていく。

トップは快調。
およそ、20本ほどの倒木を過ぎてやっと橋にたどり着いた。
ああ、つかれた〜 登山口で休憩。

途中で拾ったツパキの枝を雪に埋めておく。帰りも当然この道だから。
無雪期なら45分で来れる所が1時間以上もかかった。10:00〜10:10。

トップを代わって歩く。
トレースの付いている後をたどろうとするが歩幅が合わな くて歩きにくい。
といって、はみ出すと思いがけなくずぼっと潜ってこれまた歩きにくい。

雪の沢は要注意

沢を渡るときは要注意。
雪があったとしてもその下は沢水
うっかり足を踏み出すと水の中に足を入れることになる。

この辺りは石を渡っていくはず・・・と思える所は、
まずストックの先で石の上の雪を落とし、何度も突き刺し確かめてから足を置く。

それ でも「あっ!!」と声が出るときがある。
誰かが踏み抜いた深い穴があちこちにある。

沢を渡ればトラバース道。
左の斜面全体から雪の塊が落ちてきている。これもミニ雪崩。

石斜面に注意して足を出す。
足跡の上に足を乗せても潜ることがあり、予想通 りならいいが予想を外れると疲れる。

11時近いのにまだ1合目

やっと1合目に着。いつもなら通過の所だが休むことにする。
何と! 前回、4合目に着いた頃の時間。10:50〜11:00

卜ップを交代。
たらたらのいい道を進む。ツピツピと声がする。
シジュウカラ」と鳥に詳しいメンバー。
雪は多く、もう杉や桧がなくなって落葉樹ばかりなので、きれいになり
おいしそうな「みぞれ」になってきた。

3合目に11:40〜11:50。今日はどこまで行けるやら・・・?
トップを交代しようとするが、「遠慮する」というメンバーも。気持ちいいのにねえ。

輪かんを着けてGO!

おや、足跡は冬道へ入っていく。
この冬道も久しぶり。尾根に出るようにたどっていく。
今だからこそ歩ける道

おや途中から輪かんに履き替えている。潜るからねえ・・・

尾根に出た所で低木が雪にうずまり、その木の間に足が入ると深く入り込み足が抜け出せない。
そんなことから、輪かんを着けることにする。 12:05。

快適!! 潜りが少ない!といって油断は禁物。
新しい雪の上に踏み出すと、「わあ!!」はまり込んでしまう。

夏道と合流する頃からはやや高めにルートを取って避難小屋の横へ出る。
このあたりも低木や笹。そのため足をはずすとやっぱり足の付け根まで潜る

4合目は通過。輪かんの威力を発揮しながら楽々と歩く。そしてまたまた冬道へ。
この道を歩くのもずいぶんと久しぶり。記憶を引き出しつつ歩く。
そしてまたいつもの冬道へ。

輪かんだと、前の人の後をたどるより、全く新しい雪の上を歩いた方が楽だと分かる。

6合目を過ぎた所から引き返し

6合目の下で休憩、12:40〜12:50。
1人の下山者と出会う。
「どこまでいけました か?」と聞いてもはっきりしない。よく知らないんだ。

トップを交代。
6合目へ通じる尾根に出るにも、こっちでいいはずと近道を取る。
尾根へ出てからも新しい雪の上を歩きたくて、
6合目へ行かないで向こうの尾根へ真っ直ぐ行けるルートを取る。

尾根の冬道ルートの途中で休む。今日はここまで。ここからは風が強くなるので。

既に13:15。 のんびりしようと思ったが雲は出てくる、風は吹く・・・で寒いので早々に出発。

帰りは楽々

帰りは6合目を通って行くことにする。
ところが風も来ない暖かい日だまりがあったので、
ここでのんびりすることにしてザックを降ろす。

こんな暖かい所でこそ、ガスを使う気になるが、今日は「くもり」と聞いて持ってきていない。
残念・・・ 13:45発。

楽々歩けて満足、満足

途中、メンバーの1人の足が抜けなくて、輪かんをはずして足を抜き、
輪かんを引っ張り出す というハプニングがあった。

14:20〜14:30、4合目。
15:30〜15:40、登山口。
16:30、柏原駅に着。16:41に乗車。


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