ぱかぱかと尾根道一直線で 大川入山 |
大川入山の頂上にて |
●場 所 | 長野県下伊那郡浪合村 | |
●標高 | 1907.m | ||
●山行日 | 2003年1月25日 | ||
●コース | 治部坂登山口峠〜横岳〜大川入山〜横岳 〜治部坂峠登山口 |
||
●多治見から 登山口まで |
多治見IC=園原IC=治部坂峠登山口近くで(P) ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス: |
||
●参加者 | 丹羽、川浦、高田、林、小酒井、小酒井純 | ||
●コースタイム |
多治見発 登山口(P) 横岳 大川入山頂上 登山口(P) |
6:40 8:05〜8:25 9:40 12:30〜13:15 15:50着 |
|
地図はこちら |
園原ICを出て、治部坂峠の漬物屋の角を曲がって橋のそばに駐車。 もうここから雪がどっさりあって車も入れない。 8:25発。川を渡って、登りに入る。 だんだん、急坂の尾根になり登山道も凍って歩きにくくなるので、 「アイゼンを着けられるほどの平らなところで、これから急になる手前で アイゼンを着けましょう」と声をかける。 8:55、ちょうどいい時間なので休憩兼アイゼン着用時間とする。
9:05発。さすがに歩きやすいのでスピードが出る。 左折して主尾根へでると眺めがよくなる。 大川入山の頂上が遠くに見える。ガレのそばの急登も アイゼンのおかげで難なく登れてしまった。 横岳の標識もベンチも見えない(雪の下か?) 登山道右の杉?桧?が雪の重みで垂れ下がり歩きにくいこと。 だんだん雪が多くなって潜り始めたので、 「風の来ないところで輪かんをつけましょう」と呼びかける。9:45。 これで潜りにくくなって歩きやすくなった。
軽いアップダウンを何度も繰り返し、遠くに見えていた頂上がだんだん近づいてくる。 10:40休憩。風のないところでと思ったがそんなところは尾根にはない。 木々の間なのに寒くて冷たくて目出帽をかぶった。 これから吹きさらしの稜線に出るからもっと寒くなると思って。 ところが冷たかったのはここだけで不思議なことに頂上直下は ぜんぜん風を感じなかった。 木々の間から頂上へ向かう登山者の姿が小さく見える。 11:25、いよいよこれから登りに入る大川入山下で休憩。 ぽかぽかと暖かい陽だまりで青い空とマッチして眩しい。 目の前の木の枝は「小枝ちゃん」状態。
さあ、登り。 夏道は途中で左折するが、軽い踏み跡はまっすぐ 登っていっているらしい。 雪が硬くて踏み跡がつかないほどである。 輪かんの歯を蹴りこむようにして登っていくが、時にはずずずっと滑り落ちてしまうこともある。 先頭は高田さん、すたすたすたと軽々登っていってしまう。 頂上近く 体重が重い人は、我々が沈まないところでも沈んでしまう。 「アイゼンに替えたら〜」の声もかかるが、こんな急なところではそれも無理。 1歩1歩登るよりしかたがない。 上からスノーシューのような下にアイゼンの歯がついた 変った履物を履いた男性が降りてきた。「快適そうですね」と 声をかける。
周りはだんだん樹氷の世界に入ってきた。きれい! 中央アルプスも大きく見える。 私の足元の雪は沈まないのでぱかぱかと歩いて頂上へ、12:30着。 大川入山の頂上にて 大きな木にびっしりと大きな海老のシッポ。 風のないところで休憩。 あんまり大きい海老のシッポなので 「こんなにきれいで、こんなに天候がいいのだからゆっくり休みましょう」 とのんびりする。 あの山はなんだろうという話になり、てっきり南アルプスかと思っていたが、 実は中央アルプスを縦に見ている・・・という結論となった。 ゆっくり休んで13:15発。
先ほどの急登の斜面は雪が解け始めてぐずぐずと崩れる。 おかげでかえって歩きやすくなり恐怖感も薄れた。 先発と結構離れたが、それもまたのんびりしていい。 デポしておいたアイゼンのあるところまで一気に行こうかとも考えたが 時間がかかるので途中で休憩する。14:25。 中央アルプス やっと見覚えのあるアイゼン置き場に着き、ザックに入れて出発。 行きとは違って雪質が変わり、輪かんでは歩きにくいようなところもあったが 何とか支尾根に入る。 車のところに15:50着。 雪の上で輪かんを取り、靴もきれいなままで帰宅できた。 |