フクジュソウ山行
霊仙 西南尾根




北霊仙への登り
●場 所 滋賀県 坂田郡米原町
●標高 1084m
●山行日 2003年4月13日
●コース 上丹生登山口〜こうもり穴〜うるし滝〜
水場〜柏原分岐〜最高点〜近江展望台
〜今畑〜汗拭き峠〜下山口
●多治見から
  登山口まで
多治見IC=米原IC=上丹生登山口
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者  丹羽・katou・KT・KJ・高田・若尾・川浦・鈴木・守山
●コースタイム 多治見発     6:00
上丹生登山口  8:10〜8:10
うるし滝      9:40〜9:50
最高点      11:45〜12:00
汗拭き峠     15:25〜15:35
下山口      15:45〜16:35
地図はこちら 


 
霊仙山にもあったんだね

霊仙にフクジュソウが咲くとは前々から聞いていた。
この目で確かめたいと思っていたが何しろ西南尾根は遠い。
しかし、車が2台出ると分かったので登山口と下山口に分けておいて、
縦走
をしようと考えてみた。

谷山谷の登山口に小酒井さんの車、汗拭き峠からの下山口に1台車を置くことにする。

まず、谷山谷登山口手前の橋を渡った空き地で皆を降ろす(7:25)。
私も同乗して2台で下山口へ。
また1台引き返して登山口へと移動。これだけの事を行うと40分はかかる。
それに、狭い林道ですれ違いがあるので面倒。
つまりあまりそういいことばかりではないということが分かった。

歩きの人は7:45ごろ着。車は引き返して8:00着。8:10発。
「こうもり穴まで」として少々離れてもいいようにしていく。
ネコノメソウ・カテンソウ・ヤマアイ・ミヤマキケマン・ニリンソウ・
スズシロソウ・ヒトリシズカ
などが咲いている。

蒸し暑く汗が流れる。「晴れ晴れマーク」のつもりで来たが、空は鉛色。
車からの春景色は最高でサクラ・ウメ・ミツバツツジが咲き誇っていたのに。
山道はまだまだ春は早い


こうもり穴の前で休憩

8:45、こうもり穴。
入ってみると、奥が深く懐中電灯がないと進めれない
といっていた。

「今度はうるし滝まで」といって出発。
男性3人が交代して先発とし、女性は後からのんびり山行。
ヤマシャクヤクは、まだまだ固いつぼみ。
くぐり岩の手前飛び越し場所には橋が架けられていた。
昨日の雨で少々水量が多いかな?と思うほどで滝の下の渡渉も
心配したどではなかった。


うるし滝

うるし滝、9:40。

「今度は柏原からの分岐ね」・・・といって出発。
 

ここからのトラバースはいつもひやひやする。
滝の上の沢を飛び越すところで鈴木さんの足と気力が鈍り、
「できない・・・」といって逡巡する。
「大丈夫、足を岩の凹みに置いて」とアドバイスしてやっと渡る。
昨年反対コースで下山したときはなんでもなかったのに・・・。
 

ハシリドコロ  猛毒!!
いっぱい咲いていた




水場の下で女性1名が転倒して顔面を打ったという。 
昨日の雨と水で岩が濡れていたから滑りやすくなっていたのだろう。
タオルに水をつけ冷やしながらの登山となった。

水場の上はまだまだ春には程遠い。芽吹きもしていない。 
柏原分岐に、10:40頃。風の通り道で寒い。
「今度は最高点まで」といって出発。

避難小屋は15年春には完成予定と看板にあったがまだ何の進展もない。

稜線に出ても雪はどこ?というくらい見事にない。
2週間前の御池にはどっさりあったのにここはどうしてだろう?
登りはどろどろぬるぬるで歩きにくいこと!!。
最高点に11:45着。


谷の上では、ネコノメソウしか
咲いていない

西南尾根は笹もきちんと刈って通りやすくなっている。
フクジュソウ地帯で休憩。
フクジュソウも始めは「ちょちょっと」あるだけだったので、
これが群生??と思っていたが、だんだん増えてきて
まあこれなら群生でもいいか・・・
と思えるところで休憩。
アマナ・キバナノアマナも確認。
フクジュソウも多いが、人も多い。
今まで2回の山行では、誰にも会わないほどの山行だったのに、シーズンにはこんなになるのかと驚く。


お日様に向かって
ぱあーっと開いている
しかし、フクジュソウの数も面積も、
御池から鈴北・鈴ケ岳の稜線のほうがやっぱり多いなあ。

「今度は近江展望台まで」といって出発。

時間は早いがこれから急なくだりになるので近江展望台で休憩、13:20。

「今度は神社までね」・・・と言って出発。(神社ではなくお寺だった)
 
近江展望台からの下りは以前の記憶ほど急ではなく、
後ろ向きに下りたなんて考えられないほど。
下りの途中で思いがけなくユキワリソウがたくさん咲いてい所にでた。
それも大型の白花。あっちにもこっちにも枯れ草色をバックに埋まっている。
 
「白雲山宗金寺」というところで休憩。
蛇口をひねると水が出るのでめいめい顔を洗ったり手を洗ったりして休憩する。
鉛色の空も北霊仙あたりから青空が見えてきたので暑いこと。

「次は汗拭き峠」・・・といって出発。 


ユキワリソウ
(ミスミソウとも言う)



いったん、車道に出て、春祭りの神社の前を通り過ぎて、沢沿いの道に入る。
延々、いつまで続くかと思えるほど沢に沿ってゆるく登っていく。 
両側にはずらーっとミヤマカタバミの白い花。やっと太陽が出て開き始めた。
何人も、何人もの人とすれ違う。
そういえば今畑の登山口にたくさんの車があった。
やっと登りに入って汗拭き峠。15:25着
汗をかいたが、峠は風の通り道ですぐに汗が引いた。

カナヤの水場で靴を洗ってから登山口へ。 
せっかく洗ってもまた泥がついてしまったが。
登山口には立派な休憩舎と立派な看板が建てられていた。
15:45、登山口着。
 
車を取りにいってもらう。約40分はかかる。
車が来てから出発までの時間にバス停まで歩けてしまえるほど。16:35発。

また、を見ながら帰り道につく。



新しくできた休憩舎

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