2週間早いという花を尋ねて
    白馬岳 (大雪渓〜白馬乗鞍岳〜栂池)




白馬尻から大雪渓を望む

稜線付近はガスの中
この辺りでは、降ったり止んだりの天気
時折さーっと視界が開ける
その一瞬をとらえた
まさか稜線では、
風と雨がビュービューとは
思っていなかった・・・

●場 所 長野県北安曇郡白馬村
●標高 2932,2m
●山行日 2004年7月15日(木・前夜発)〜7月17日(土)
●コース 猿倉〜大雪渓〜村営頂上小屋〜白馬岳〜小蓮華山
〜白馬大池〜白馬乗鞍岳〜栂池
●多治見から
 登山口まで
多治見ー神城=猿倉
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≫≫飛行機 ≠ゴンドラ
●参加者 丹羽
●コースタイム 7月15日
多治見駅
神城駅
 (ペンション泊)
19:22発
22:50着

7月16日
ペンション
猿倉
白馬尻
雪渓入り口
雪渓出口
村営頂上宿舎
7:00発
7:25頃着〜7:35
8:45〜8:55
9:15発
10:35着
12:35着
7月17日
村営頂上宿舎
白馬岳
三国境
白馬大池
栂池ヒュッテ
ロープウエイとゴンドラリフトで栂池高原駅へ
5:45発
6:15通過
6:35通過
8:45〜8:55

11:05着

地図はこちら


夕方発 神城のペンションで前夜泊

ペンション「樹理家」は、今回これで2回目の利用。
「登山時報」の記事を見てメールで申し込んだのが最初。

今回、猿倉まで車で送ってもらった。ガソリン代実費1000円で。

早朝、雷と激しい雨。即、多治見に帰ろう!いつでも来れるから・・・と時刻表まで調べたほど。

しかし、青空がちらとのぞいたので行く気になった。

猿倉では雨が止むのを待つ風なパーティーがちらほら。さすが平日の3連休前
混雑が嫌で選んだ日程だけある。これで天気が良ければ言うことなし・・・・だったが。

雨具を着けて出発。カメラは首から提げ、ビニール袋に入れて、懐に押し込んである。

カザグルマ
林道のあちこちで見かける


シシウド?
まだ花が開ききっていないので
分かりにくい


オオバミゾホウズキ
薄暗い葉陰に隠れて咲くので
他の写真は全部×

林道終点から山道になる
初めての沢



キヌガサソウ
今年も会えたね・・・
白馬尻に群生している
アイゼンを着ける雪渓入り口の所まで
たびたび会う


白馬尻から
ぱーっとガスが切れた一瞬
上部は濃いガスに包まれている


夏の雪渓でも8本爪がいい

低山で愛用している8本歯のアイゼンを持ってきた。
4本爪の軽アイゼンは、土踏まずの所だけなので、頼りない。
さすが8本爪。
団体の列を追い越す際、ベンガラから外れた所を歩いてもしっかりしていた。

また落石!!

左の杓子沢から一抱えもある岩がごろんごろんと落ちてきた。
ラッキーなことに、目の前で方向転換をしてくれたので、ひやり!!としただけで済んだ。

雪渓を歩く間は、常に前方を見て、休まず素早く歩く・・・を心がけている。
でも、大岩がすぐ目の前まで迫ってきたのはこれで2回目。
前回はもっと大きな岩だった。
真ん前から私をめがけるように転がってくるのは本当に肝を冷やす。

雪渓が終わると雨風がひどくなった

雪渓の出口でやっとアイゼンを外す。
ここから、期待していた花に会える!とわくわくする。

だが、先ほどの雨脚とは打って変わって、強くなってきた。
カメラを取り出すこともできず、この先ずっと懐に入れたまま頂上宿舎まで行ってしまった・・・・

沢の中を登る

小雪渓までは、まるで沢歩き
岩のペンキ印を見ながらも、歩きやすく、水が浅い所を選んで登る。
登山道の両側で見慣れた花たちが出迎えてくれるが、何しろ雨・風とも強いので
カメラを懐から出す気にもなれず、目だけで挨拶する。

避難小屋は避難のみ

小雪渓はしっかり雪が残っているが、広く平らに道ができているので大丈夫。
渡り終えてしまえば、すぐ避難小屋。
ここは、風雨のときでさえも『休憩所ではない』・・・と
前々からグリーンパトロールの面々から聞いているので
始めから外のブロックベンチに腰を下ろして、雨風に打たれて休憩。

ご苦労様!グリーンパトロール殿

若い女性が腕章を巻いて、無線機を持って見回りしている。
一時、応募しようかと思ったアルバイトだが、年齢制限があってあきらめたことがある。
今では、以前より年齢制限が緩くなった・・・と彼女から聞く。

こんな日の見回りも大変。何を見回るのだろう
まさかこんなときにロープの中に入ろうとする登山者もいないだろうに。

満開のお花畑を横目に見て頂上小屋へ

花が2週間早い・・・と聞いていた情報は確かだった・・・
ほとんど満開状態・・・などと思いながら、
天狗山荘までの計画をあっさり頂上宿舎泊まりに変更。

12:35着。手続きの前に、「乾燥室へどうぞ」と勧められたので
ついでに全部着替えをしてハンガーやロープに吊るしてしまった。
到着が早いのでがら空き状態。暖を取っていた男性には後ろを向いていてもらった。

そのうちどんどん人が入ってきて、あっという間に乾燥室は大入り満員になった。

部屋に雨が吹き込むほど

さっぱりしてから宿泊手続き。
最初指定された部屋は、新聞紙を強いているほど雨の吹込みがあった。
あとで、「隙間風が入ってくるので換えてください」と申し出ると、
風向きと反対側の部屋に換えてもらえた。
そう来なくちゃあ・・・

平日のがら空き状態なのでできたことかも・・・

時間が有り余るので、食堂で熱燗でも・・・と思ったが、いったん外へ出ないと行けれない構造。
せっかく乾いた服に着替えたのに、濡れるの嫌だな・・・よりも
結局熱燗が勝って傘を持って出かける。

思ったほど濡れなくて無事到着。

今日は熱燗で

いつもなら生ビールだが、この天気ではその気にならない。
熱燗を頼んで、行動食を肴に飲む。

ストーブの周りは、これからテント場へ行くのか、上の白馬山荘へ行くのか
雨具を乾かしている人達でいっぱい。どうせまた濡れるのになぜ??

部屋の隅には、靴の底がはがれて修理しているカップルもいる。
釘のようなもので、打ち込んでいた。
以前使ったテーピングテープでは雨ではがれやすいからお勧めできないな・・・と思いながら見ている。

私は、村営宿舎びいき

この村営宿舎は、詰め込みにしないから好き。
適度なグループで余裕を持たせてくれる。

食事もある程度の人数なら、バイキング形式で、残させないようにしている。
これもお気に入りの一つ。

夕食にうなぎが出たのには驚いた。いくら冷凍であってもね・・・

明日はどうしよう?

食べてしまえば寝るしかない。
熱燗のあとも昼寝をしたのに、また夜寝をしなければならない。
停滞もいいが、何もしないで時間を過ごすのは、大変な苦痛

何度も来ている勝手知ったる小屋とコースと高山植物。
残る問題は明日のコース。
計画通りなら、白馬鑓から鑓温泉経由で下山だが
この雨と風では、ちょっと考え物。
エスケープルートは、白馬大池経由。

明日、今日よりひどくなければどちらかのコースで。
今日よりひどければ、大雪渓を下山・・・と決めて寝る。

風は強いが昨日よりまし

昨日ほどの風ではない・・・と思いながら目を覚ます。

しかし、稜線へ出てみるとビュービュー。
左へ行くか、右へ行くか?
結論は、風を後ろにできる白馬大池方面と即断。
その方が稜線歩きも、稜線を下ってからも距離が短い。

白馬岳までの稜線は雨より風に吹かれまくった!!
できるだけ稜線の縁には近寄らないようにする。

頂上はまたまたガスの中。展望なし。

この風はどこまであるのだろう!三国境までか?小蓮華までか?
白馬大池までか?などと考えながら、気を緩めないで1歩1歩足を出す。

岩陰でパタッと風のなくなるところがある。やっと気を緩めることができる。

気を抜くと足をとられる

ビュービュー地帯はいいのだが
少し風が収まって気を緩めていると・・・風に不意打ちを食らう!
あっと思って気力で堪えないと、前か横につんのめりそう!。

シナノキンバイ
三国境への途中で
風のない岩陰で咲いていたので
やっとカメラを出す


コイワカガミ
三国境への途中で
風が来ないといっても無風ではない
何枚も何枚も消去して
残ったのがこれだけ


コバイケイソウ
小蓮華を過ぎたところで
小さな湿地に群生していた
今年は花つきがいい


ミヤマトウキ?
セリ科は苦手である


ウラジロタデ
風に吹かれて吹き千切れそう


ミネズオウ
とても小さな星型の花


ミヤマアズマギク
白馬岳を過ぎるとぐんと多くなる


コマクサ
いつもの所にいつものように咲いていた
今年は数が少なくなっていた・・・
花も終わりに近い
雨で重く頭を垂れている

白馬大池がガスの切れ間にのぞいた
下界は晴れているのか知らん?


ハクサンシャクナゲ
ピンクが強い


ハクサンシャクナゲ
クリーム色が強い


一瞬見えた雪倉岳方面
すぐにまたガスの中


イワイチョウ
白馬大池の周りに咲き始めていた
後ろは白馬大池


白馬大池の雪渓
だいぶ小さくなっている
登山道が右上に見える
ハクサンコザクラも咲きはじめていたが
風に揺れてボツ

ハクサンイチゲ
稜線では終わりがけだったが
白馬大池付近ではちょうど見頃


オオヒョウタンボク
天狗原の近くで



天狗原
あんなに雨が降っても
水はこんな少しのみ



天狗原から
白馬乗鞍岳方面を望む
今日は土曜日
次から次へとひっきりなしの登山者が続く


風雨で撮れなかった花がたくさん

撮れても半分以上の花はボツ
風に揺れて×
暗くて×
自分自身がふらついて×
散々だった・・・


マイヅルソウ
栂池に近づくと
花が目立つようになってきた



モミジカラマツ
花びらがくっついていない・・・ということは
雨があまり降っていない?
登ってくる登山者はえらく軽装
そんなんで稜線に出たら大変なのに・・・

目で確認した花

ヤマハハコ・タカネヤハズハハコ
ミヤマアキノキリンソウ・ウサギギク
メタカラコウ・クロトウヒレン
チシマギキョウ・イワギキョウ
コキンレイカ・クガイソウ
ミヤマクワガタ・コゴメグサ
ヨツバシオガマ・タカネシオガマ
エゾシオガマ・ミソガワソウ
イブキジャコウソウ・ツマトリソウ
アカモノ・アオノツガザクラ
ジムカデ・タカネバラ
リンネソウ・ゴゼンタチバナ
キバナノコマノツメ・ハクサンフウロ
オヤマノエンドウ・ミヤマキンポウゲ
ベニバナイチゴ・オニシモツケ
ナナカマド・シコタンソウ
クロクモソウ・ジンヨウスイバ
イワベンケイ・ミヤマカラマツ
ミツバオウレン・オオレイジンソウ
タカネツメクサ・ホソバツメクサ
タカネナデシコ・テガタチドリ
ヒメイワショウブ・クルマユリ
ユキザサ・エンレイソウなど


既に終わっていたか
盛りを過ぎていたもの

ウルップソウ・チングルマ
ミヤマダイコンソウ・サンカヨウ
ニリンソウなど

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