ああ、谷山谷も・・・・
 霊 仙 山
                    (柏原〜北霊仙山〜谷山谷〜上丹生)





こうもり穴

1年前は見上げる高さにあって
少し斜面を登らなければ
入れなかったのに
今ではかがんで入るほど
川床がせり上がってしまった




●場 所 滋賀県米原市
●標高 1020m
●山行日 2005年4月9日
●コース 柏原駅・・・4合目避難小屋・・・避難小屋・・・北霊仙山
・・・谷山谷・・・うるし滝・・・上丹生バス停
●多治見から
  登山口まで
多治見駅ー金山駅ー柏原駅・・・登山口
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽 林 荒木 佐藤 守山 
●コース
  タイム
多治見駅
柏原駅
4合目
避難小屋
北霊仙山

うるし滝
二の谷
上丹生登山口
上丹生バス停
6:18発
7:52〜8:10
10:05〜10:15
11:50〜12:05
12:15〜12:25
14:15〜14:25
15:05〜15:30
16:10
16:40〜17:00
地図はこちら


1合目の2本杉で

今日は素晴らしい青空
冬の服や装備は、春用に替えた
今日の山行目的は
春の花の観察と谷山谷の視察
記録を調べると
うるしケ滝の下は花盛りらしい


4合目から望む伊吹山

こんなにはっきり見えるのも久しぶり
伊吹山の右肩と左肩に
白い山並みがよく見える



6合目
1月に来たときは
ここまででやっとだった

そのころの様子と比べながら歩くのも
また楽しい



6合目から望む山頂と避難小屋

まだ、はるかはるか遠く



避難小屋

風もほとんどなく
休憩していても気持ちがいいほど



もうすぐ避難小屋
ここの登りがえらかった!と荒木さん

うるしケ滝分岐から9合目までは
どろぐちゃぬる!状態



ここをクリックすると大きく見えます
避難小屋から見上げる北霊仙山

ここで待っている・・・の弱音には
15分で行けるから・・・と誘う

実際は10分弱で到着


避難小屋から本霊仙山と最高点を望む

体力的に今日は北霊仙山まで
久しぶりの山行が2人
下りの長いことを考えての選択



北霊仙山から望む伊吹山と白い山並み

こんなに風がなくゆっくりできる
山頂も久しぶり
少し霞んでいるが
それでも近頃めったにない好展望


北霊仙山山頂



北霊仙山山頂から西南尾根方面を望む



また、どろぐちゃぬるを下って分岐へ
そこから残雪の道となった

以前も残雪の頃下ったことがあるが
雪が残っているのは谷の上部だけと
分かっているので、少々の我慢



ここをクリックすると大きく見えます
谷底は水がたまっているので
そこへは足を入れたくない

慎重にトラバースをする

そんなところへ
50人もの団体が登ってきた
他の道は面白みに欠ける・・・と言って
パノラマコース(横道)分岐下で休憩

だいぶ雪も少なくなってきた代わりに
谷の荒れが目立ってきた



休憩地点から5分ほど進むと
谷がえぐれ
木の根が露出するようになってきた

そして、水場上の
岩ゴロゴロ地帯に入っていくと
以前の様子と大きく変わって
石は白くなる・・・
見慣れた岩の配列ではなくなる・・・
岩の角がとがっている・・・などから
大きな土石流が
襲ったらしいと分かった

ルートも赤ペンキがあるので
それを頼りにするが
古い赤ペンキも混在しているので
本当にこのルートでいいか
考えながら下らなければならない

左右の斜面は掃除したように
きれいになっている



ここをクリックすると大きく見えます
これがあの水場!

急な岩ゴツゴツ地帯を過ぎて
水場に到着
川の流れも変わってしまい
ワサビが咲いていた草むらは
きれいに無くなってしまっている



水場を見上げる
白い石がゴロゴロとしている

広くなった川原を下りていくと
渡渉点に着く
ここも様変わり
川底が上がって
深い淵がなくなっている


岩をたどって渡渉


対岸に渉って
花がいっぱい咲いていた
トラバースを歩くが、何も無し

ニリンソウが
いっぱい咲いていた対岸も
その気配なし


白い石ばかりが目立つ
立ち木で石が止められているのを見、
よく耐えていたこと!!と
木の身になって感じる



深い淵は浅くなり
川底には白い石が重なっている




ここをクリックすると大きく見えます
大好きだった小滝

岩がなくなっている!!!
渡渉点に大きな岩があったのに
それが無くなり
だだっ広くなってしまった!


トラロープがかけられたり
赤ペンキで矢印がついていたり
土嚢で階段が作られていたり
・・・は、
みんな西出商店のおじさんのおかげ



彼女の踏んでいる岩の
向かって右側に大岩があった
・・・はず


細いトラバース道を通って
うるしケ滝へ



うるしケ滝

あれれ?なんか雰囲気が違うのは
立ち木がなくなったから?

伐られたのか?
土石流でなぎ倒されたのか?


うるしケ滝からの下りも変わっていた

サンショの芽を摘むのを
楽しみにしていた
大きな木も無くなっている



見慣れた岩の配置ではなく
ルート判断に迷う


こんな岩ゴロゴロの
谷になってしまって・・・


また渡渉する




ここをクリックすると大きく見えます
下りに予定以上に手間取ったので
バスを1台遅らせることにする

二の谷(本流は伏流になっていたが
ここから水が流れ始める)で
時間調整休憩

ネコノメソウが鮮やか
この谷は
土石流は小さかったようである


二の谷を過ぎると!!!
なんと!これは!

今までで一番の
大きな土石流があったらしい
扇状地のように
白い石地帯ができている!

立ち木も皮を剥がれて痛々しい



左が一の谷
そこから押し流されてきた石や岩で
大きな川原となっている!!

立ち木もねじ切られつぶされ
押し倒されている!



これも一の谷とその付近



これも一の谷とその付近



これも一の谷とその付近

立ち木の根が
洗われたようになっている・・・



ここをクリックすると大きく見えます
これも一の谷とその付近

ずいぶん上のほうまで
木の皮が剥ぎ取られているのが見える
こんな高さまで
土石流が暴れたのだろうか


これも一の谷とその付近

木の皮が剥ぎ取られているのは
私の背より高い



これも一の谷とその付近

以前は谷の右岸に登山道があったのだが
今は川底を歩いている



これも一の谷とその付近

皮が剥ぎ取られているのが痛痛しい



これも一の谷とその付近

この川底を登山道として歩けるように
してくださったのも
西出商店のおじさん?


これも一の谷とその付近

そのときの土石流の音は
上丹生の集落まで聞こえたのだろうか



ここをクリックすると大きく見えます
これも一の谷とその付近

ずいぶん上の方まで
岩が白くなっている



登山口の付近

ここはもともとこんな風景だったが
石で嵩上げされたような・・・
全体が広い川原に
なってしまった・・・


登山口の付近

この看板は?
後から移動させたのか?



登山口の付近



登山口の付近

堰堤を過ぎると広い林道になる



登山口の付近

この堰堤で
土石流は防げたのだろうか?

堰堤を越えた川にも
白い岩があるよ〜と


登山口の付近

石に埋まった立ち木
嵩が上がっている・・・


登山口の付近

真っ白い石の川原になり
様相が変わってしまった登山口


駐車場の看板には
「霊仙登山の皆さんへ」として
注意書きがあった



これがその注意書き

『平成16年の23号台風により
谷山谷・一ノ谷より横道に至るルートは
通行不能となっております
また、魔洞道口より井戸ケ洞の間も
非常にキケンな状態となっています
積雪期・凍結期は広畑より横道を通り
井戸ケ洞に至るコースを利用ください
安全をお祈りします
霊仙グリーンロードクラブ
・霊仙山楽会』・・・とある

西出商店のおじさんは
確か、以前、
「霊仙グリーンロードクラブ」の
会長さんだった(今でも?)




駐車場からバス停まで川に沿って歩く

その川も見慣れた川ではなく
白い石がゴロゴロしている


畑では
紅梅と白梅が今が見頃と咲いていた



この道路横の川の川床と
道路の高さが同じになったと
ちょうどお店にいらした
西出商店のおじさんから話を聞いた

一の谷からの横道コースは
直しても直しても崩れてしまう

何十人という団体で登ったり
年配の方も登られるので
安全に気をつけ
てペンキで印をかいたり
急な登山道は
迂回して下れるようにしている
・・・とも

おじさんとは
頂上付近の草刈や
登山道の整備をしていらっしゃる所で
よくお会いしている

避難小屋のコタツも担いで登った
・・・など
本当に頭が下がる


 山行記録(2001年〜2005年)へ戻る

 トップページへ戻る