真っ赤と白と桃色と・・・
 鎌ケ岳(公開山行)
              (長石尾根〜頂上〜馬の背尾根)




鎌ケ岳頂上で
これから下山

●場 所 三重県菰野町
●標高 1161m
●山行日 2005年5月21日
●コース 三交湯の山温泉バス停・・・長石谷登山口・・・長石尾根分岐・・・頂上・・・岳峠・・・宮妻分岐・・・きらら分岐・・・山岳寺・・・三交湯の山温泉バス停
●多治見から
  登山口まで
多治見ー名古屋ー近鉄四日市ー近鉄湯の山温泉⇒三交湯の山温泉バス停
※ー鉄道  =自動車  ・・・徒歩  ⇒バス 
●参加者 丹羽 渡辺 高田 小保 荒木 林 若尾良 若尾潔 参加者4名
●コース
  タイム
多治見        
三交湯の山温泉バス停
長石谷登山口
頂上
山岳寺
三交湯の山温泉バス停
6:41発
9:05発
9:35〜45
12:25〜12:55
15:55着
16:15発直通バス
地図はこちら


公開山行もこれで17回目になる
長石谷登山口でミーティングなどの後
A・Bパーティーに分かれて出発



長石谷登山口に咲いていたタニウツギ

今回尾根ばかりなので
タニウツギはここだけの出会いだった



尾根に上がる途中に出会った
ツクバネウツギ

オオツクバネウツギ
ガク片5枚のうち1枚が著しく小さい

コツクバネウツギ
ガク片は2〜3枚

これはガク片5枚同じ大きさなので
ツクバネウツギ・・・・と判断


ヤマツツジ

尾根に上がる途中から
あちこちに朱色の固まり
黄緑の葉の中では
そこだけぱっと目を惹く

長石尾根には少なかったが
馬の背尾根には顔が赤く染まるほど
たくさんたくさん咲いていた


イワカガミ

麓に近い所では既に花は終わっていて
だんだん花数が残るようになり
見頃になり
頂上近くではまだ蕾の状態



アブラツツジ

花はつぼ型で、葉の色に
溶け込んでしまうような薄緑色だが
注意深く歩きながら見ていると
びっしりと花のついた木があちこちにある

葉の裏が油を塗ったような光沢がある・・・
そうだが、私が見た葉は
そうとは言えなかった・・・



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キレット

Bパーティーに追い越された
ザレて不安定な石が転がっているので
要注意

登り切った所から後ろを振り向くと
シロヤシオが斜面のあちこちにあるのが
分かる
アカヤシオほど鮮やかでない所が
またいい



シロヤシオ(ゴヨウツツジ)

葉よりも花の数の方が多く
重たそうに咲いている

麓に近い所では地面にいっぱい花が落ち
登るにつれだんだん花がきれいになり
頂上は蕾ばかりびっしりついていた



ベニドウダンのようにも
チチブドウダンのようにも見える

この三重県北部は
両種が混在しているようで
違いは簡単ではない

ベニドウダン
『花冠が5浅裂し、さらに細裂
雌しべは花冠と同じかやや長い』

チチブドウダン
『花冠が細裂
雌しべがややとび出す』

図鑑の言葉を読んでも、ほとんど
同じようなイメージに受け取れる・・・



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御在所岳が見える開けた所に出た
山の斜面のあちこちに
シロヤシオの固まりが見える



ここから急登になる

ダブルストックもここから1本にする所



シロヤシオ

ここまで来るとシロヤシオも蕾が出始め
咲き始めた花はまさに純白!



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右も左も頭の上も
シロヤシオ!!



木の根、岩角を掴んでの登り

振り向くとシロヤシオとシャクナゲの花が


またまた出会ったフデリンドウ



シロヤシオは途切れることなく続き
緑の中に映えている



シャクナゲの大株は
遠くから見るだけにして
通り過ぎる

いつも根元まで近付くが
かえって近付きすぎると
頭上高くなり花が遠くなってしまう



登りついた尾根の反対側も
シャクナゲでいっぱい

ただ、ちょっと遠いので惜しい・・・


この後すぐ、頂上に着
Bパーティーとは8分の遅れだと

凍らせて持ち上げた牛乳で
デザートを作る
暑い日にはこれがとてもおいしい!



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30分ほどゆっくりしてさあ下山

シロヤシオと雲母峰
頂上では蕾だったシロヤシオも
少し下り始めると満開になる



岳峠から見上げる鎌ケ岳は
なかなかの雄姿で『甲斐駒風』

馬の背尾根に入ると
シャクナゲが連続して出てきた

ふ〜ん、尾根にも特徴があるんだね〜〜


シャクナゲとヤマツツジの中を
気持ちよく歩く
下山のトップを交代したので
後ろ姿を撮ることになった




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馬の背尾根にはシャクナゲが多い

長石尾根にはシロヤシオが多い



頂上直下のような大株はないが
左右の斜面にたくさん咲いている

蕎麦粒山のような
シャクナゲのトンネルとはいかないが
十分楽しめる
昨年の裏年と大違いの大豊作!


今まで蕾が多かったヤマツツジが
咲き始めた
なんてこの尾根は多いんだろう!!

「うわ〜、きれい」「すご〜い」を
何度連発させたことだろう




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ヤマツツジの朱色をバックに
Aパーティーの面々



まだまだヤマツツジは続く
白いザレと緑の葉の中に
浮き立つような朱色が素晴らしい


右も左も頭の上もヤマツツジで
顔が朱に染まるほど




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「きれい〜」「すご〜い」のほかに
この素晴らしい景色を表す言葉が
ないのがもどかしいほど



山岳寺が近くなってもヤマツツジは続く

春の公開山行のうち
今年が一番きれい!!と
胸を張って言える

シロヤシオの花が
たった3つ(3株ではない)しか
咲いていない年もあったなんて
今年の参加者達は信じられるだろうか?


山岳寺が近くなると
そろそろシライトソウが出てくるはず・・・
と思っていると
やっぱり咲いていた!!

これで今日の花見公開山行は終わり!



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