サラサドウダンが鈴なり・・・ |
雨 乞 岳 |
(武平峠〜頂上〜杉峠〜コクイ谷〜武平峠) |
写真をクリックすると大きく見えます 杉峠への下りに見たサラサドウダン |
●場 所 | 滋賀県甲賀市 | |
●標高 | 1238m | ||
●山行日 | 2005年5月28日 | ||
●コース | 武平峠・・・コクイ谷分岐・・・東雨乞岳・・・雨乞岳頂上・・・杉峠・・・コクイ谷出合・・・国見峠への分岐・・・コクイ谷分岐・・・武平峠 |
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●多治見から 登山口まで |
多治見=勝川駅=勝川IC=東名阪=四日市IC=武平峠 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽 林 佐藤 中山 |
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●コースタイム | 多治見 勝川駅 武平峠 東雨乞岳 雨乞岳 杉峠 国見峠への分岐 コクイ谷分岐 武平峠 |
6:10発 6:40発 8:05〜8:20 11:15〜11:30 11:45通過 12:20 13:50〜14:00 15:15〜15:25 16:15 |
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地図はこちら |
登山口 多治見から東名阪を使えば 2時間で武平峠に着く 駐車場はほぼ満杯 登山口近くの道路わきに駐車する |
タニウツギ 鈴鹿スカイライン沿いには タニウツギの濃い赤色の株が やや盛りは過ぎていたが あちこちに咲いていた ここではまだ蕾の方が多い 緑の中を歩ける幸せを噛みしめながら 沢谷峠へ向けて緩く登っていく 何度も小沢を渡るが水がない |
ツクバネソウ 沢谷峠を過ぎると 水の流れが今までと逆になる これからは、愛知川へ流れ込むわけ 笹の中にあるはず??と思って探すと ギンリョウソウの姿があちこちに まだ顔を出したばかり そして、ツクバネソウの ひとかたまり |
イワカガミ クラ谷は沢に沿っての緩い登りで あちこちに炭焼き窯の跡が残っている イワカガミと イワウチワが混生しているが イワウチワは 花柄が1本残っているので よく分かる イワカガミは、葉の割には花が少ない |
シャクナゲ 足元に大きい花が落ちている 辺りを見回すと・・・ 高い所にピンクが・・・ シャクナゲの木があちこちにある 既に盛りは過ぎているが これはまだきれいな方 稜線近くは真っ盛りかも?と期待する |
コアジサイ コアジサイの蕾が膨らんでいる しばらくすると薄紫の小花を いっぱいつける |
ぐるっと輪になったきれいなシダ 炭焼き窯の跡に多い |
ホソバテンナンショウ? 2枚の葉が互生し、 花は、仏炎苞と呼ばれる 筒型の中に入っている この仲間は茎 (正確には偽茎という)が まだら模様になっているので マムシグサともいわれるが 本物のマムシグサは 『舷部(とがって垂れている 先端部分)が 濃い紫色で筒の部分より長い』 ・・・そうである スルガテンナンショウに よく似ているが スルガテンナンショウは 『2枚の葉のうち 1枚が著しく小さい』 ・・・そうである この写真ではそうは思えないので ホソバテンナンショウかな? いずれにしても区別が難しい |
タニギキョウ 今日はあちこちでこの花に出会った |
エンレイソウの種 花が咲いているのもあったが これはもう種(実?)になっていた |
コチャルメルソウ? 『葉の形が5浅裂』になっているので コチャルメルソウかと思ったが この仲間もたくさんあって 花を拡大して調べないと 正確な判断はつけられない |
ギンリョウソウ 笹の中にあったギンリョウソウは 撮り逃がしたが クラ谷にもたくさん咲いていた |
クワガタソウ んん?これ何? クワガタソウの 仲間だとは分かるが・・・ 帰ってから図鑑で調べると ただのクワガタソウだった 薄紅紫色の筋があってなかなか美しい |
ハナネコノメの種? 図鑑を見ても種まではついていない ハナネコノメの 咲いた頃を思い出しながら 花が終わると こんなになるのかなあ?? といった感じで想像してみる |
足元にドウダンの花が 落ちている・・・ 見上げるとドウダンツツジの大木 枝いっぱいに鈴なりに ぶら下がっている 楽しみ楽しみ・・・ |
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ドウダンツツジ クラ谷の緩い登りは7人山の分岐まで 沢の音を聞きながらの 静かな道は大好き こんなに楽々に歩いたあとには 笹のトンネルの つらい登りが待っている ・・・と覚悟していたが ドウダンツツジが あちこちに咲いていて つらさを半減してくれた |
これもドウダンツツジ でもこれは赤っぽい |
目の前で咲くようになってきた 赤いすじがきれ〜い |
腰をかがめて木の枝を避けながら 笹の中を潜って歩いた後で 一息つける小広場 風が涼しい〜 振り返ると御在所が見える |
その隣には鎌ケ岳も 一息ついたあとはまた笹のトンネルへ |
頂上直下の笹の中でたった一輪見た ピンク色!のスミレ なんだろう?葉がないので 判別もできないが 始めてこんな色のスミレを見た |
ぱっと開いたハルリンドウ 笹の背も低くなり ようやく歩きやすくなった |
東雨乞岳 後ろに見えるのは雨乞岳 東雨乞のほうが展望がいいので ゆっくりすることにして 雨乞岳は通過と決める |
この前歩いた鎌尾根 この前は雨乞岳を見ながら歩いたが 今日は鎌尾根を見ながら歩いている |
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標識は新しいが狭い雨乞岳頂上 珍しく若者パーティーがいた すぐ下山 |
ここから杉峠までは サラサドウダンの大群生 右も左も鈴なりにぶら下がっている やはり赤っぽいのと 白っぽいのがある・・・ |
杉峠への下り 左の斜面にはシャクナゲの花も咲いていた 日陰になっている所では 今が真っ盛り! 対面の山に所々白くなって見えるのは シロヤシオかな?と思われるが 今回のコースでは さっぱり出会えなかった 鎌ケ岳や御在所岳の隣なのに・・・ |
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白っぽいサラサドウダン |
赤っぽいサラサドウダン |
杉峠手前のルイヨウボタン 杉峠手前で就学前?の子供の泣き声 親に連れられ登ってきたはいいが 疲れてしまったのか 嫌になったのか・・・ |
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ワチガイソウ 花びらの中ほどにある点々は紫色の葯 よく似ているワダソウは葯が赤褐色 |
これもワチガイソウ この付近だけに群生 |
杉峠に着いた ここらですれ違う人は 滋賀県の甲津畑から 登ってくる人が多い すぐ近くにあれれ? 葉の下に花がある テンナンショウがある 葉が1枚だけ・・・だったら ヒトツバテンナンショウ! 『仏炎苞(筒型の部分)の 舷部(とがっている先端部分)が 三角状くさび形』・・・とあるが まさにその通り! 鋭くとがっている・・・ |
またヤマシャクヤクに出会えた 周りを探したがここだけだった |
ヤマシャクヤク |
急な杉峠への下りが終わると またたらたらの膝に優しい道になった 緑の中のヤマツツジは燃えているよう 遠くからでもぱっと分かる |
鈴なりのサラサドウダンも あちこちにあって 目を楽しませてくれる これは特に周りが口紅のように濃い サラサドウダン |
サラサドウダンの姿が なくなってくると フタリシズカが出てきた |
テンナンショウの仲間 『1枚が著しく大きい』 と言えるかどうか? これを著しいとすれば スルガテンナンショウになる 『仏炎苞(筒型の部分)は 薄緑色のものが多い』 『筒部は舷部とほぼ同長』 ・・・ともある う〜ん、そう言えばそうかも? |
イワカガミの大群生 ここだけはまだ真っ盛り ここは色の白っぽいのが多い なかなか上品で好ましい色 |
愛知川の清流 下流に向かって ここから暗いイメージの コクイ谷へ入る |
愛知川の清流 上流に向かって 川の流れが反対になっているような 錯覚を時々覚える 川が回り込んでいるからか ・・・とあとで分かった |
コクイ谷は何度も来ているからと 油断したのがいけなかった 右の谷へ下りないといけないのに 直進・・・を2回もしてしまった 同じような人が多数いたらしく 踏み跡がしっかりついていたのにも 惑わされた 前回から数年たつが、 ルートが変わっていたのは 水の流れの変化によるものかなあ? おかしい!と思って引き返したので さほどのロスはなかったが 黒谷に入り込んだパーティーは 1時間くらいの ロスタイムだったと聞いた コクイ谷のシャクナゲは 既に盛りを過ぎていた シャクナゲ滝を乗り越せば 程なく沢谷と合流 下りなのにアップダウンのある下山は 疲れる・・・・ 足が嫌がってスピードが出ない 結局8時間行動となった |
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ヤブデマリ ちょうど前日の朝刊に ヤブデマリの見分け方が書いてあった 『裂片の大きく目立つ装飾花の5枚のうち 1枚が極端に小さい』・・・と な〜るほどね・・・ |
ツクバネウツギ 見上げるような大きな木だった |
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テンナンショウの仲間を 3つ揃えてみた 多分これがホソバテンナンショウ |
これがヒトツバテンナンショウ |
これがスルガテンナンショウ だと思うのだが? |
『 』の中は、図鑑などの説明から抜粋しました
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