初夏の花がいっぱい
 籾糠山と天生湿原
       (もみぬかやま  と  あもうしつげん)
             (天生峠〜頂上〜天生峠)



天生湿原から下った所

ミズバショウやリュウキンカや
ニリンソウ
がいっぱい!!

●場 所 岐阜県高山市
●標高 1744m
●山行日 2005年6月4日
●コース 天生峠・・・頂上・・・天生峠
●多治見から
 登山口まで
多治見=美濃加茂IC=美濃加茂IC=天生峠
※ー鉄道  =自動車  ・・・徒歩  ⇒バス 
●参加者 丹羽 森下 荒木 川浦 高田
●コース
  タイム
多治見
美濃加茂IC
蛭ケ野SA

荘川IC
天生峠(P)
籾糠山頂上
天生峠(P)

6:00発
6:28
7:20〜7:30
7:35
8:35〜8:50
11:20〜11:40
14:00〜14:15

地図はこちら


天生峠の駐車場

ここへ通じる360号線は、白川郷方面からのみ入れる
反対側の河合村へは通行止め

360号線を走っている間にも
コブシやミズバショウや
リュウキンカが見えて
歓声が上がる


上の駐車場はほぼ満車
ここは下の駐車場でガラ空き
時期も時間も早いせいか?

水洗トイレもある




「車上ねらいに注意」と「協力金500円」の看板

もう少し進んだ所にあるテントで500円払う


ここが受付

500円払うと日本手ぬぐいと
観光リーフレットがもらえる


舗装道路の傍らに咲いていた
サンカヨウ

わあ〜い、花が期待できる!
・・・と、うれしくなる


ニワトコの花



立派なエンレイソウ



コミヤマカタバミ
真ん中が濃いピンク色をしている
まだクロモジの花が咲いている



ムシカリの花
高い所の花を、ストックで引っ張り寄せてもらった


イワナシ
また会えた


ウスギヨウラク?
ミヤマシキミ


ムラサキヤシオ
ノウゴウイチゴ タケシマラン

葉の下にぶら下がって咲く小さい花
気をつけていないと見過ごす


ヒメウラシマソウ
『葉は1個、長い柄があり、鳥足状に分裂する
花柄は葉より低い
仏炎苞は濃い紫色に白い筋が入る』・・・と
ぴったり符合する

特徴ある内面のT字状斑は見えないが・・・




ここから天生湿原に入る

看板には代表的な植物の名前が
書かれているが
[ミズバショウ・ザゼンソウ・ツマトリソウ・ホロムイソウ
ワタスゲ・ニッコウキスゲ・サギスゲ・シラヒゲソウ
ミツガシワ・モウセンゴケ・リンドウ・バイケイソウ
コバイケイソウ]
季節が書いていないので不親切


湿原の入り口にコブシの花

花の下の1枚の葉が顕著

ということは、ここらに今咲いている白い花は
コブシということ?


ヒメイチゲ

右側の涸れかけた湿原の入り口に咲いていた
ザゼンソウ

同じく 右側の涸れかけた湿原の
入り口に咲いていた


ショウジョウバカマの色も
まだ鮮やか
やっと出てきた!
ミズバショウ
枯葉の中から咲いている




ツバメオモト

ここから出始めて
谷沿いの道にはなく、谷から離れるとまた出てきた花

たくさん出会った


斑入りの葉が珍しくて・・・




リュウキンカ

流金花かと思っていたが立金花だった

流金花の方がぴったりなのに


ミズバショウ

盛んにガマガエルが鳴いていた所には
水が溜まっていたが
大半は水はなし


水のない湿地に木道が続いている

周りは白い
コブシやムシカリの花




でも、その先の谷へ降りると
ずら〜っと
ミズバショウ・リュウキンカ・
バイケイソウ
が・・・
でも、水はやはり少ない


階段を下りたところがこの湿地
濃いピンク色のコミヤマカタバミ




湿地の間を沢が流れている

でもこの水は湿地に流れ込まない・・・??


キクザキイチゲの薄青色が
美しい・・・
沢をわたったところに咲いていた
キヌガサソウ


沢を渡ったところは平地で
大きな根元が空洞になっているカツラの木がある

ここから道は沢沿いと尾根への
二つに分かれる


サンカヨウ畑といってもいいほど




その畑の中を沢沿いに進む おや?薄いピンクのミヤマカタバミ


キクザキイチゲ


これもキクザキイチゲ
エンレイソウも咲き始めたばかり

あちこちにまだ雪が残っているので、
ここらはまだ春なのかな?


これもキクザキイチゲ
何度も沢を渡り、雪の上を歩いて
ここから尾根道に入る所に、
リュウキンカの畑




溶け残っている雪

ここから急な登りになる

周りは、
コブシ・ツバメオモトがまた現れ始めた


ミツバオウレン
まだまだきれいに咲いている
3回ほど急な登りのあとに、頂上に着いた

狭い頂上には、すでに大人数のパーティーが昼食中


頂上から

座っていると、虫がぶんぶん集まってくる
コーヒーの中にも2匹ほど落ちた
これも頂上から

防虫網をかぶる人も現れ、落ち着いて休めない

おまけに先ほどからごろごろとなっていた雷も
気になる

早々に下山


頂上で記念写真



オオカメノキ

標高が少し高くなると、まだまだ初々しい白さ


また、イワナシに会えた ツバメオモトも清楚な白さ


ムラサキヤシオ
ここではまだつぼみの方が多い


こんな標識があちこちに立っている



沢まで降りた
リュウキンカ畑を過ぎるとすぐ分岐
木平(子平)湿原への道に進む


ゆるい登りの後稜線に出た


木平(子平)湿原はどこ?
と、期待して歩いていたが
どうやらこの木道の所らしい

でも水は干上がって
バイケイソウの葉っぱばかり目立つ


尾根道は花の種類は少ない
サンカヨウには
いい加減飽きてもきた

こんな道・・・とがっかりしていたが
ブナの新芽の美しさでは
このルートはピカイチ
それに静か!

こちらのルートでは
誰にも会わなかった


下る道は
コブシオオカメノキの白いトンネル




下の方では茶色になった
コブシの花もあったが
ここらはまだ真っ白!
おや今度は白っぽいコミヤマカタバミ

隣にはピンクの花もある

土質の違いとも言えないなあ??


ほんとに何度も出会った
サンカヨウ
二股の合流地点

ゆっくり花を見て、ゆっくり休憩しても5時間弱

途中雨に降られて雨具を着たり
すぐまた日が差してきたり
雷の音にびくついたりと
不安定な天候だったが
こんなにたくさんの花に出会えて満足・満足


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