もう山は空いているかしら |
白馬〜唐松縦走 |
(栂池〜白馬大池〜白馬岳〜白馬鑓〜不帰キレット〜唐松岳〜八方) |
8月30日(水) 前夜泊 8月31日(木) 1日目 白馬大池 白馬岳 9月1日(金) 2日目 白馬鑓 唐松岳 |
●場 所 | 長野県小谷村・白馬村 | ||||||
●標高 | 白馬乗鞍岳 小蓮華山 白馬岳 白馬鑓ケ岳 天狗の頭 唐松岳 |
2436.7m 2769m 2932.m 2903.1m 2812m 2696.4m |
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●山行日 | 2006年8月30日(水)〜9月1日(金) | |||||||
●多治見から 登山口まで |
多治見ー松本ー神城=栂池ゴンドラ駅(ゴンドラ・ロープウエーで栂池自然園駅へ)・・・登山口 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機 |
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●参加者 | 丹羽 | |||||||
●コースタイム |
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アキノキリンソウ 登山口から天狗原へ行くまでの 登山道の両側に たくさん咲いていた |
ヤマブキショウマ |
オタカラコウ 舌状花の数が1〜3個の メタカラコウとは違って多い |
ゴゼンタチバナ 実が赤くなり始めているものもあった |
シナノトギリ? |
モミジカラマツ |
オニシオガマ |
ハクサンボウフウ | タテヤマアザミ? 頭花がうなだれていること、 頭花の下に小さい葉(苞葉)が 見られることから タテヤマアザミかと思ったが・・・ |
オオバミゾホオズキ |
オヤマリンドウ | アカモノの実 |
天狗原から白馬乗鞍岳方面を見る | 水のない天狗原 干からびてしまっている |
タテヤマリンドウ でも、湿地の花は咲いている |
イワショウブ これも湿地の花 |
キンコウカ これも湿地の花 |
風吹大池への分岐 この木道の下にも水なし |
オオヒョウタンボク | ミヤマダイコンソウ | ミヤマリンドウ |
ハクサンフウロ |
まだ残っている雪渓 そのおかげで夏の花がまだ見られた |
ミヤマキンバイ |
チングルマ | アオノツガザクラ | チングルマとコイワカガミ |
ジムカデ |
エゾシオガマ 雪渓を渡ったところで |
ウサギギク |
チングルマの果実 | シロバナハナニガナ | タカネバラの果実 |
シラタマノキの果実 |
平らな白馬乗鞍岳頂上 | 白馬大池 ゴンドラに乗っていたときは 素晴らしい天気だったのに もう、ガスが出てきた |
タカネナナカマド よく似たウラジロナナカマドとの区別は 小葉が3〜4対であること 4〜6対は、ウラジロナナカマド また、「ウラジロ」というように 葉の裏が白っぽいこともある |
シナノオトギリ 白馬大池の畔で |
イワツメクサ |
ヨツバシオガマ |
イブキボウフウ | ミヤマホツツジ |
クロウスゴ |
白馬大池山荘に着いた いつもの道は通行止め 池の畔に沿って周り込む |
工事中の山荘 |
タテヤマリンドウ 雷鳥坂で |
ミヤマリンドウ | コマクサ 船越の頭で まさか、この8月の終わりに 出会えるとは思ってもいなかった ただ、盛りは過ぎていたが・・・ |
トウヤクリンドウ 白馬大池を過ぎ、 船越の頭の稜線から ずっと、不帰キレットあたりまで 右も左もこの花が続いていた |
オヤマソバ | ヒメクロマメノキ (コバノクロマメノキ) とても背が低いので「ヒメ」 10cmにも満たないほどの背丈 |
イワギキョウ 今が盛り・・・といっていいほど 初々しい |
ミヤマコゴメグサ? | ウラシマツツジの紅葉 |
タカネナデシコ |
ウメバチソウ これも今が見ごろ |
クモマミミナグサ よく似たミヤマミミナグサとの区別は、 クモマミミナグサの花弁が 2裂するだけに対し ミヤマミミナグサは 花弁が2裂し、更に2〜3浅裂するので 容易にできる また、同じ花弁が2裂する タカネミミナグサとの区別は 茎の色がポイント 茎の色が暗紫色はクモマミミナグサ |
ホソバツメクサ 花は直径5〜6ミリと小さく 葉も線形で細い |
クロトウヒレン | イワギキョウ 大ぶりだったのでチシマギキョウ?と 思ったが、毛がないのでイワギキョウ |
ウラジロタデ |
ミヤマアキノキリンソウ | 小蓮華山 傾いているのは地割れのせい 立ち入り禁止になっていた |
チシマギキョウ 花弁にはっきりと白い毛が密生している |
三国境 |
小蓮華山を振り返る 真っ白な土と白いガス |
旭岳 ガスに包まれ全容がはっきりしない |
白馬岳頂上 またまた、ガスの頂上 青空で登ってきたことってあったかしら? |
村営頂上宿舎 私はこちらの方がお気に入り 闇雲に詰め込まないこと 男・女別の部屋を意識していること 今回、初めてお弁当を頼んだが 南アルプスのおにぎり3〜4個のみで 1000円とは大違いの 良心的な内容であったので お気に入りの条件が増えた 今回、女性1人は私だけだったらしい 部屋に1人きり!となった |
イワギキョウ |
ミヤマコウゾリナ 頂上宿舎のすぐ上にはまだ 分厚い雪渓が残っている そのおかげか、夏の花がまだ咲いていた |
ミヤマクワガタ |
ウルップソウ(花の終わったあと) しかし、さすがウルップソウは 皆、こんな状態だった |
頂上宿舎付近から杓子を望む |
一瞬の朝焼け(部屋の窓から) カメラを持って外へ出ると もうなくなっていた 朝焼けは雨?なんて 聞いたことがあるが・・・ |
頂上宿舎の上の稜線から 旭岳を望む 以前(2000年)、 祖母谷温泉から唐松まで 縦走したことを思い出す あれは長かった!!! |
白馬岳と頂上小屋 |
旭岳 こんなにくっきり見えたのは、今だけ |
杓子と白馬鑓を望む ぼんやりして見えるのは ガスが出てきたから |
シコタンハコベ ほとんど終わり |
ミヤマトリカブト? |
杓子を望む | 白馬鑓を望む |
タカネシオガマ ほとんど終わり |
タカネイブキボウフウ | コマクサ ここにもまだ咲き残っていた |
杓子の山頂はパス 今日のメインは不帰キレットの通過なので |
旭と白馬を望む |
白馬鑓ケ岳頂上 唐松方面へ行くのは単独の男性と私のみ 彼は早い早い あっという間に姿が見えなくなって 静かな山を独り占め すれ違ったのは6人、3パーティーのみ |
天狗の頭方面を望む |
白馬岳を望む 特徴のある山容なのですぐ分かる |
ぷっくりとおなかが膨らんだ スズメほどの鳥 |
鑓温泉への分岐 | イワギキョウ |
ヒメイワショウブ 天狗山荘への下りは 遅くまで雪が残っていたらしい おかげで夏の花に それもまだ蕾状態で会えた |
ウルップソウ ここだけは、花が咲いていた |
天狗山荘 |
アオノツガザクラ |
ヨツバシオガマ これもまだ蕾状態 |
天狗山荘前の雪渓 この雪渓、まだずいぶん分厚い |
天狗の頭 ガスが濃いとなんにも見えない |
不帰キレット方面を望む |
コマクサ こんなところにも咲いていた |
天狗の大下りが始まる前に ここから難所が始まるので お弁当をおなかに入れる 白馬鑓方面が一瞬見通せた |
ここから天狗の大下り 岩場・鎖場が連続し 足元は浮石だらけ |
コルに降り立って 天狗の大下りを振り仰ぐ |
一峰の頭 コルから岩場に取り付いたが すぐに終わって なんでもないところにこんな標識が 3つ峰があるが第2峰の手前が いやらしいだけであとはすんなり |
これから第2峰へ 前にも後ろにも人がいないので 落石の心配がない |
ここが「不帰の嶮」? 唐松岳まで2時間・・・とある 今、11:30 これから2時間後なら13:30 リフト駅まで2時間20分 最終の16:00のゴンドラに 乗れなくなってしまう!! 間に合わないときは 八方池山荘で泊まることも考えた 雨も降り出した ザックカバーのみ付けて歩く |
ミヤマダイモンジソウ |
ミネウスユキソウ | 唐松岳山頂 この「二峰の北峰」までがきつい登り 南峰は、難なく通過 第3峰は、どこだったか見落とすほど |
唐松岳山頂 いつ、第3峰に着くかと思いながら とうとう唐松岳まで来てしまった 周りは真っ白で、 頂上直下の山荘も見えない |
唐松岳 ガスが取れてきた・・・と思ったら |
唐松岳 ほんの数分後には青空 でもまたすぐにガスがかかった 不帰キレットも見えている |
唐松山荘 泊り客か、雨で避難していた人たちも カメラを片手に唐松岳を撮っている |
八方池方面と五竜方面の分岐 | ヤマハハコ 八方尾根で 花はほとんど終わり |
ミヤマホツツジ くるっと巻いた花びらが可愛い |
オヤマリンドウ | 五竜方面を望む ほんの一瞬の晴れ間 すれ違う人が多くなった |
チングルマの種 |
丸山ケルン ガスの中にぼうっと見えてきた 近づいて確認 |
ミヤマダイモンジソウ | ミヤマリンドウ |
ミヤマセンキュウ? | 扇の雪渓 この辺りには雪なし でも、上部には まだ分厚い雪渓が残っていた |
キヌガサソウ 八方尾根に入ると 花が変わってきた! 今回ここで初めて出会った花 もう種になりかけている |
クロトウヒレン |
ウラジロタデ | モミジカラマツ |
ミヤマトリカブト (ハクサントリカブト) 今が見ごろ 丸山〜白馬鑓間に咲いていた トリカブトは、背が低かった ここのは背が高い |
ハクサンシャジン 今回ここで初めて出会った花 |
カライトソウ 今回ここで初めて出会った花 ほとんど終わっている |
ミヤマシシウド(花) |
ミヤマシシウド(種) 種になるとこんな感じ |
マルバダケブキ 今回ここで初めて出会った花 |
シモツケソウ 今回ここで初めて出会った花 |
タテヤマウツボグサ 今回ここで初めて出会った花 |
タムラソウ 今回ここで初めて出会った花 丁度見ごろ |
タカネマツムシソウ たくさん咲いていた |
イワショウブ |
オニアザミ たくさん咲いていた |
ワレモコウ 今回ここで初めて出会った花 たくさん咲いていた |
八方池への分岐 八方池の周りに人がいるのか 声だけ聞こえてくる |
第3ケルン? 文字がはっきり読めないほど ガスが濃い |
八方ケルン 近くまで来てやっと その存在が分かったほど |
第2ケルン? ここらから木道や階段が多くなった |
ミヤマアズマギク 今回ここで初めて出会った花 |
ゴマナ 今回ここで初めて出会った花 |
こんなに木道が多かったっけ? | 八方池山荘 山荘の前に 新しい水洗のトイレができていた |
すぐリフトに乗る 乗車券は次の駅払いで 通しで1400円 |
2番目のリフト どちらのリフトも上下ともガラ空き 私の後ろにも人はいなかったようだし 人がいなくても運行するのは もったいない・・・ |
今下りてきたアルペンリフトの駅 |
やっぱり静かな山! 小屋も静か! 花も期待していた以上にあった 今年の雪が多かったせいで雪解けも遅くなり 夏の花がまだ咲き残っていたようだ ガスが出て、暑さからは無縁 歩きやすくはあった そのため展望がイマイチ 白馬鑓から唐松までは本当に人が少なくて 私が望んでいたとおり 唐松山荘を目指して登る人は、今回もゾクゾクとあった 木道は歩きやすいといえば歩きやすいが 段差が大きく、足を痛めやすい どうもスピードが出ないなあ・・・ 年齢か?体重か?体力か?と不思議に思いながら歩いていたが、 先回(2000年)のコースタイムと比べると、今回の方が早かった!? 狐につままれたような気分?? |
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ゴンドラリフトのアダム駅 4:00には間に合った! あっという間に晴れ上がった下界へ やってきてしまった 山麓駅には4:00前には到着 ここからバス停までが遠いのが難 しばらく迷ったが、タクシーに乗車 温泉はあきらめ 駅のトイレで着替えをして乗車 松本駅で40分も待って やっと「しなの」に乗車 |