11月の雪山  
 霊仙山(柏原駅〜北霊仙山〜醒ヶ井)





北霊仙山からの下り
3合目のあたり
紅葉がとってもきれいだった


●場 所 滋賀県米原市上丹生
●標高 北霊仙山  1084m  
●山行日 2007年11月24日(土)
●コース 柏原駅〜北霊仙山〜お虎ケ池〜汗フキ峠〜醒ヶ井養鱒場バス停
●多治見から
 登山口まで
多治見駅ー金山駅ー柏原駅・・・登山口
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機
●参加者 丹羽、中山、守山
●コースタイム
多治見駅
金山駅
柏原駅
登山口
4合目
谷山三角点
北霊仙山
汗フキ峠
醒ヶ井養鱒場バス停
バス発
6:19発
6:54〜7:00
7:56着〜8:10発
8:55
10:25〜10:40
12:15
13:05〜13:40
15:00
16:30着
16:31発


駅から約45分
橋を渡ったところを登山口としている

登山口を過ぎたあたりからボツボツ雪が出始めた




登山口から約35分で1合目の2本杉に到着

ここまでは登山道に残った
ガリガリの凍った雪だった
2合目からは、いつものようにぐんと雪が増えた

白い雪の上に紅葉した葉っぱが落ちている
木々の葉も11月の雪には驚いただろう



4合目

避難小屋の戸は開けっ放し
ここから又雪が増えるのでスパッツを着ける
4合目から見える伊吹山

列車の中からその白い姿を見て
『伊吹であの白さなら霊仙山もきっと多いだろう』
・・・と楽しみにしていたが予想通り



5合目

ふわふわの雪になってきた
ヒノキは雪の重みで倒れたり傾いたり
葉が多い分、雪も重くなるわけ


6合目へ連なる稜線を目指す



もうすぐ6合目
新しい6合目の標識も曲がってしまっている

霊仙山は雪が多い
何度ここから引き返したことか・・・


7合目までは夏道で進む
こんなに雪が多いのなら雪を楽しむことにして
夏道からはずれ尾根道へ進む

とたんに踏み跡がなくなり膝まで位の深さを進む
先頭は疲れるので、交代しながら進む

鹿の足跡がずっと続いている
それと並行するように先頭を歩いていると
「キュイ〜ン」というような声

???なんだろうとあたりを見回すと
数頭の鹿が飛び跳ねていた!!



何度も方向違いの尾根に引き込まれたことがある
要注意の場所も無事クリアして
尾根へ尾根へと進む

雪の上には、樹氷がいっぱい落ちている
それをカリカリと踏みながら進む



マユミ

いったん夏道に出会い、それを横切って
なおも尾根へ尾根へと進むと
「谷山」の三角点がある尾根に出る

そこを右折すると赤い実がいっぱいなった木に出会った
霊仙山の避難小屋が
はるか遠くの山の上に小さく見えてきた


ここからの眺めは大好き
とても鈴鹿とは思えない景色

ここの下りで鹿を見た!・・・と
先頭と2番目の人には鹿の姿が見えたそうだが
私は写真を撮っていて残念!見えなかった



「谷山」の三角点

ここから「うるし滝」分岐に向かって下っていく



「北霊仙山」と「霊仙山本峰」と「霊仙山最高点」が見える

「谷山」から左側はかなりの急斜面
そのギリギリの尾根を下っていけば
ぴったり分岐にでるが
テープはかなり右にふれて付いている

どちらにせよ、歩きやすいところを選んで下れば
夏道に出られる



オレンジ色の木の実
ツルウメモドキ

夏道に合流したところで


「うるし滝」との分岐

ここから谷山谷を下山する計画だったが
思いのほかの雪で谷道は避けることにした



まずは避難小屋までの登りが待っている

後ろを振り返ると
さきほど「谷山」から下ってきた尾根が見える



ここの登りはきつい
足が重くなる
日暮れが早いのでいつもより1本速い列車で来ている
そして、15:40発のバスに乗るつもりで
休憩も、5分以上10分以内とあわただしく歩いてきた

いつもなら避難小屋で休憩・・・というところだが
それもパスして頂上を目指す

なんとか間に合いそうではあるが
微妙な時間配分となった



北霊仙山(経塚山ともいう)の山頂を目指す
山頂に着いた!
風はまあまあだがじっとしていると寒い

後ろには避難小屋と「谷山」が見える



山頂で記念写真
こちらは霊仙山の本峰

急いで下ればバスに間に合うかもしれないが
どうしたものかと相談する

下山で急ぐと事故や膝の不調にもつながるので
次の17::00のバスにしようと決める

それならゆっくり休憩しようということになった
が、じっとしていると寒くて寒くて長くは居れない

そうそう、そんなときのためにツエルトを持ってきている

今までの緑色のとは違って
もっとコンパクトでもっと軽量タイプの黄色

底がないので3人でも入れる

ツエルトの端をお尻の下に敷きこんで座る
「あったか〜〜い」と口々に言い合う



ツエルト内で30分は休んでから出発

雪山の景色を楽しみながら下る
笹薮の中の道


霊仙山の本峰を振り返る

今度はあそこまで登って
帰りは北霊仙山を通らずにショートカットして
下山路に合流しよう・・・と考えながら歩く



「キュ〜ン」という声が聞こえた
「鹿がいますよ」の声で、どこどこ?と探すと
いたいた!!
先ほど見た鹿を合わせて今日は3回も出会ったわけ

お猿岩

最近ここから右折する新しいルートが出来て
岩ごつごつの急な旧道はさびれてきた

でも、問題はどろどろぐちゃぐちゃぬるぬる道にかわりはないこと
かえって旧道よりひどいかも??

せっかくの琵琶湖を望む展望のいいコースなのに
滑らないよう尻餅をつかないように必死で
足元ばかり見ていなければならない

久しぶりにこんな泥ぐちゃ道を歩いた



お猿岩から延々30分以上
滑らないように必死で歩いた

こういう歩き方は膝に来る・・・

やっと枯葉の積もった道になり
まわりも秋らしい景色になってきた



今日は雪も紅葉も楽しめた〜

汗フキ峠に着いた
ここから「かなや」はすぐ

「かなや」の前の水場で泥靴を荒い
少しはさっぱりとさせた

そこから10分ほどで登山口
そこから1時間ほど林道を歩けばバス停に着く


シロダモ(クスノキ科)の実

のんびりと久しぶりの話をしながらの林道歩き

林道脇に赤い実が沢山なっていた
初めて見る深い赤色のおいしそうな実

1粒ちぎった実の匂いを嗅がせてもらった
「ショウノウ」みたいな匂い・・・と
なるほど、悪い匂いではない

突然、「キーイ」という大きな声が聞こえた
ぱっとその方を見ると木の枝が大きく揺れていた
「鳥?」
また鹿でもいるのかな?と左側の沢を覗き込むと
「いた!」「鹿?」「サル!」
私はお尻を見ただけで、姿が消えてしまった
尻尾がくるっと上を向いていた
こちらの岸の木の枝から、ぴょ〜んと向こう岸に飛んだらしい
突然の人間に驚いたのか・・・

まだバスの発車まで時間がある・・・と
のんびりバス停近くまで来ると
あれ?バスが止まっている!
それもエンジンをかけて??

運転手さんに「醒ヶ井駅まで行きたいのですが」と言うと
「行きますよ。すぐ発車です」・・・飛び乗る

あれ?バスが増えたのかな?と
不思議に思いつつ醒ヶ井駅で下りた

思いがけない雪山が楽しめた1日だった!


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