雨で変更  ブンゲン→   北 山     




北山頂上

この奥に最高点がある

●場 所 岐阜県山県市柿野
●標高 907.5m (最高点 927m)
●山行日 2007年4月22日
●コース 西洞谷と中又の谷出合(登山口)・・・送電線鉄塔78・・・北山頂上(反射板あり)・・・北山最高点・・・登山口
●多治見から
 登山口まで
多治見=美濃加茂IC=美濃IC=西洞谷と中又の谷出合(登山口)   
 
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 katou、長谷川、大西、丹羽、川井、高木、水野マ、水野公、早川、若尾良、川浦、勝尾、奥村敏、水野裕、中島、加藤眞 
●コースタイム 多治見        
美濃IC
登山口

頂上
最高点
登山口

6:15発
7:05
8:00〜8:20
10:30
10:55
12:55



今日の山行は
「ブンゲン」の予定だったが
午前中から雨の予想

滑りやすいスキー場の道や
ヤブコギなどを考えて
急遽変更した先がこの「北山」

途中のコンビニで
地図やガイドブックをコピーして
頭を切り替えて登山口へ




舗装はしてあるが、
すれ違いできそうにない川沿いの
くねくねした道を走って
無事登山口へ

「民家がある」のガイドブックどおり
その前が登山口だった

雨具をつけて出発
ボタンネコノメ

沢沿いの斜面をトラバースする

緑と黄色と茶色が鮮やかな
ネコノメソウ
ヤマブキ

たくさん咲いていた
木の芽が出たばかりの道

晴れていたらもっと初々しさが
増すだろうと思うが
葉は雨でしっとりぬれて重そう




クロモジ
ハルトラノオ

たくさん咲いていた


岩も丸木橋も滑りやすくなっている ニリンソウ

雨では花も開かない
うつむいたままの姿




今日は、
記念山行部「花と自然」部会の
提案した山行

いつもよりゆっくり
花の名前を確認しながら登る




ハタザオの仲間 テンナンショウの仲間
シャク


ヤマルリソウ

色が薄くルリ色とはいえないなあ・・・




コガネネコノメ
シロバナネコノメ

ハナネコノメと似ているが
シロバナのほうが毛深い
パソコンでアップにしてみると
よく分かる




新緑の中をジグザグに登る ナガバノスミレサイシン

イチリンソウ

半開だとキクザキイチゲと
混同しやすいが
葉の形を注意深く見ると違いが分かる


キクザキイチゲ

葉の切れ込みが深い
イチリンソウ

花が開けばすぐ分かるのだが・・・

イチリンソウは花弁状のがくが
5〜6個
キクザキイチゲは
8〜13個











雌花


雌花の拡大


雄花


雄花の拡大

カタクリ

一面にカタクリの葉がある
でもまだこんな状態のは少しだけ


ミヤマシキミ(雌株・雌花)

退化した4個の雄しべがあるが
球形の子房があるので雌花

11月頃真っ赤な実をつける
葉が有毒(薬用にもなるわけ)




ミヤマシキミ(雄株・雄花)

雄しべは4個
フデリンドウ

よく似たハルリンドウは
湿り気のあるところが好きで
大きい根生葉がある
(座布団を敷いたみたいに)


ミノコバイモ(美濃小貝母)

先頭を歩いていた人が見つけた時は
下を向いていたそうだが
次々に中を覗こうと花をねじったところ
最後には上を向いてしまい
もう元には戻らなかった

ミノコバイモには災難だった!




ナガバノスミレサイシン

先ほどのは、薄紫色だったが
花が白いものもある・・・と
シロバナハンショウヅル

もうすぐ咲き始める


コクサギ(雄木)

葉に触ったり、ちぎったりすると
特有の臭いを発する

臭い木・・・という意味だが
それほどの悪臭ではない
さわやかに感じられるのだが・・・

雄木と雌木がある




頂上手前の広い尾根
広葉樹の落ち葉がぎっしり

ニワトコ

枝や幹の黒焼きは、骨折、打ち身の
薬になる・・・といわれている


頂上標識

手作りの標識が複数掛けてあった


クロモジ

頂上付近はまだ葉が開いていない
葉に切れ込みがないので
クロモジ
切れ込みがあるのは
シロモジ




ヒトリシズカ

頂上を過ぎると
とたんにヒトリシズカが多くなった




ヤブレガサ 北山最高点の札

ここをクリックすると大きく見えます

ここをクリックすると大きく見えます
ガスで遠目はきかないが
素敵な感じの風景になった




ネコノメソウ 引き返した頂上で集合写真

ここをクリックすると大きく見えます
下りは早い

わき目も振らないで
ノンストップで下ってしまった

帰りに撮ろうと思っていた花を
すっかり忘れてしまった・・・

雨の中、石灰岩地帯とくれば
ヤマヒルを思い出す

地面に座ることも
ザックを置くこともできるだけ避けた

しかし、ヤマヒルを目撃した人も
実際に被害にあった人もいた・・・
目印にした送電鉄塔 ミスミソウ

登りに気づかなかった花に出会えた

よく似た花にスハマソウがあるが
歯の先がとがらないとはいうものの
中間型があって区別は難しい

この写真の葉はとがっているので
ミスミソウ



*写真にはないが咲いていた花
ムラサキケマン
ルイヨウボタン
ナガバモミジイチゴ
ヤマエンゴサク   など



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