冬山合宿 北八ヶ岳縦走 |
1/13 15:45 高見石小屋に到着 北横岳南峰山頂 |
●場 所 | 長野県茅野市 | ||||
●山行日 | 2008年1月13日〜14日 | |||||
●多治見から 目的地まで |
多治見駅ー塩尻駅ー茅野駅=渋の湯バス停(登山口) ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機 |
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●参加者 | 丹羽、川浦、渡辺、水野マ |
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日 程 | 1日目
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1日目 1月13日
渋の湯登山口 茅野駅から約1時間で終点渋の湯へ 渋の湯手前でバスはチェーンを着けた 雪は舞う程度 雨具(ヤッケ)・アイゼン・スパッツ などを着けて出発 |
始めは緩い登り しっかり過ぎるほどの踏み跡 メンバーの1人のアイゼンが緩いので 前紐を短くして出発したが うまく締まらず靴が左右に動く |
だんだん雪が多くなってきた |
1回目の休憩 動く靴をトントンと叩きながら 登っていたがこれから先が長い テーピングテープで ぐるぐる巻きにする・・・と なかなか快調 以後この方法で2日間歩き通せた |
唐沢鉱泉との分岐 |
緩く登っていくので楽々 左右の木は皆クリスマスツリー状態 |
もうひとつの唐沢鉱泉分岐 ここは広場があって いつも休憩するところ |
休憩広場で 楽な登りで話し声や笑顔が絶えない いったい何度だろうと温度計を見てもらうと なんと!マイナス15℃ どうりで鼻の中がムズムズしたり、頬がピリピリするはず 鼻毛が凍る温度だった |
木に積もる雪も多くなった 昨日は始めは雨で 登るにつれ雪になった・・・と すれ違いの登山者から聞く 1日ずらして正解だった |
風が吹き付ける場所では、木に樹氷がつき始めた 頭の上のダケカンバは、きれいに樹氷がついている |
黒百合ヒュッテに着いた 風が強く休憩にツエルトを被った 寒くて目出帽や オーバー手袋を着用 |
中山峠へはほんの5〜6分だが、 そこから尾根に出ると、寒くて冷たくて手が痛い カメラのボタンを押すにはオーバー手袋では押せない シャッターチャンスを逃がしてしまった やっと樹林に入った所でシャッターが押せた |
樹林は暖かい 目出帽なしでOK |
陽が射してきた 青い空・白い雪・緑の木々とそれに積もった雪・樹氷の 素晴らしい景色を眺めながら歩く |
きれいに凍った木の葉 カチンコチンでストックで 触っても落ちない |
中山への登り ガスが出てきた 振り返ると見えるはずの天狗岳は ガスの切れ間に一瞬だけ |
しらびそ小屋方面の樹林帯 中山峠への登りがきつかったなあ ・・・と思い出す |
中山は確認できずに通過 展望台は吹きっさらしで寒い寒い 天狗が見えるはずの展望台だが ガスで真っ白 即、出発 ここから90度に曲がる 踏み跡が風で消されてしまっているが 何度も来ているコースなので 大丈夫 |
展望台近くの雪のオブジェ ゆっくり鑑賞する暇もない寒さと風 |
どんどん下った所が高見石小屋 40分近くも下った 夏道と違い、雪で段差がなくなり 歩き易いことこの上なし あっという間・・・の感じで 小屋に到着 15:45 渋の湯から4時間弱 テラスでアイゼンをはずし小屋の中へ すでに大勢の人で賑わっていた |
小屋の中はランプ その下にストーブ ストーブの横は自炊場 その奥が食堂 これでこの小屋は3回目 来る度ごとに改装されている 今日はお布団1人に1枚 2階は大部屋、1階は個室 2階には石油ストーブと コタツが二つ 我々の到着が遅かったので 食事は2回目になった 夕食までコタツに入って休憩 |
夕食 おいしかったが 欲を言えば もっと熱々がいいなあ・・・・ 外へ出てみるときれいな星空 オリオンとカシオペアがくっきり それにきれいな三日月 食事が済めばすることはなし 19:10に就寝 毛布2枚の間に小屋用シーツを挟み その上に羽毛のお布団1枚 これだけでは寒いかと 帽子もフリースも着用したが 夜中に必要なくなった トイレ(小)は 夜のみ2階の奥で出来る |
2日目 1月14日
4:00ころ、外へ出て空を仰いだ 昨夜より薄雲が出て くっきりは見えない 天窓からも寝ながら星が見えた 朝食も2回目 パンと紅茶と ハム・ソーセージ・オムレツなど もっと熱々がいいなあ ・・・は高望み? お湯を100円で購入し 紅茶を作って行動用にする |
出発前に高見石へ登る ちょうど朝日も出てきた |
高見石で朝日を受けて | 後ろは白駒池 風があって、寒くて冷たくて長居が出来ない 小屋に戻って出発 |
丸山手前で |
ここで初めて木の間越しに天狗の頭が見えた 少し移動すると赤岳がちょっぴり見えたが、木が邪魔 これからもっと展望のいいところがあるから そこで写真を撮ろうと止めたら 結局ガスが出て赤岳はふいになってしまった・・・ |
丸山 2329.6m |
さあ、麦草峠までの下りが始まる コースタイム:40分とあるが 段差のない雪道なので 楽々で短縮できる |
茶臼山が見えた 後ろは縞枯山か? |
麦草ヒュッテが見えてきた |
陽の当たる暖かいところで休憩 ぽかぽか陽が当たると 7℃にくらいなる 今朝はマイナス16℃だったのに |
冬季閉鎖の299号線を渡って 登りに入る |
大石峠 昨日の「アイゼンのテープ巻き」は 快調だったが、 ここからアップダウンが始まる ここでもう一巻きして頑丈にする |
中小場からの下り ここまではまだ青空もあり 茶臼山への長い登りでは 目出帽も暑くて取り外すほど それでも気温は0℃ |
茶臼山に着いた 2384m 空は曇ってきた でも、展望台はすぐそこなので 行ってみることにしたが 何も見えず白いガスの世界と 強い風だけだった 片付けた目出帽をまた被り オーバー手袋も着ける |
また茶臼山に戻って 次の縞枯山を目指す |
縞枯山山頂 2403m 周りは枯れた木々ばかりなので風通しがいい 寒くて冷たい ここから雨池峠までは急な下りがずっと続く |
雨池峠に着いた 昨秋、公開山行で通った所 |
縞枯山荘が見えてきた ここも風通しがいいので寒いこと! |
北横岳へは、 坪庭を横切って行くことにした 急な階段も、雪の斜面になっていて 歩きやすい |
坪庭 頭だけ岩が出ているのみ |
北横岳への登りの途中、つららが沢山できている所があった 三ツ岳分岐まではかなりの急登 |
北横岳ヒュッテに着いた 3人はここにザックを置いて ささっと頂上往復をしてこようと いうことになった |
北横岳への途中、霜柱についた雪の結晶がきれいだった! |
北横岳も風が強く寒いし、ガスで何にも見えない!! |
北横岳南峰山頂 寒い寒い!! |
北横岳北峰を目指す |
北横岳北峰山頂 もうここで山とはお別れ ツエルトを被っての休憩も 寒くて風にあおられて長くは出来ない 早々に下山開始 |
真っ白の中を下山 でも、下りは楽々 |
ロープウエー駅に着いた 13:50 どやどや下りてくるのはほとんどがスノーボーダー スキーヤーも少々 アイゼンを外してストーブのある中へ 1日中座りもせずよく歩いたこと!! 行動時間6時間20分 |
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ロープウエーは10分間隔で運行 バスの発車時刻は15:00なのに15:30と勘違いして思い込んでいた・・・ ロープウエー頂上駅を14:30に乗車 7分で山麓駅に着いてちょうどバスに間に合ったのに 暖かい駅に着きほっとしてカレーうどんまで注文してしまい はっと気がついたら15:05!! あわててバスの乗り場へ急いだが当然バスは発車した後 タクシーで駅へ駆けつけようとちょうど来た予約車の運転手さんに 「16:04の列車の間に合うならタクシーを頼みたいが・・・」と尋ねると 「ちょっと無理」の返事であきらめ、次のバスまで待つことになった あ〜あ、なんといううっかりミス!! 次のバスの16:45(最終)まで1時間半もある 食堂からロープウエーの待合室へと暖かい場所を移動しながら時間を待つ ロープウエーの最終も降りてきて駅員さんは掃除を始めたので 1階の無料休憩所へ移り、ストーブの横に座って時間待ち このバスには乗ることはないだろうと思ったが 念のため列車との乗り継ぎなどは調べてきている やっと来たバスの運転手さんに、「列車に間に合いますか?」と尋ねると 到着時刻がぴったりなら6分あって階段を駆け上れば間に合うと思っていたが 「路線バスはあちこち寄るし、渋滞もあるかもしれないし・・・」と望み薄の返事 でも、「途中でタクシーに乗り換えれば十分間に合う」とうれしいアドバイスで マリーローランサン美術館までのバスの切符代を前もって払い すぐに下りて走れるように待機して乗っていた 時刻通りにバスは発車 マリーローランサン美術館手前のタクシー会社にタクシーが2台いるところを見つけ 「ここで下りて」と緊急停止。 あいがとう〜〜〜!! 無事タクシーに乗って余裕を持って茅野駅に到着 そのタクシーの運転手さんは先ほど断った運転手さんだったのも奇遇 親切な「アルピコ」バス・タクシーに感謝 後で時刻表を調べたところ予定していた列車に乗り遅れていたら 青春18切符を使っての普通列車では帰宅できなかった 最後の手段として「しなの」に乗るという手はあったが・・・ 雪山を十分堪能して楽しく歩けたが 最後まで油断は禁物 ネットで調べた時刻ばかりでなく、時刻表も持ってくると良かった ・・・などと反省 |