3パーティーで戸隠の秋を楽しむ・・・10月会山行


                  
高妻山 キャンプ場から
             





高妻山山頂

木々にはエビの尻尾が付いて寒い!


●場 所 新潟県県妙高市と長野県長野市の県境
●標高 2352m  
●山行日 2009年10月10日(土曜日昼発)〜11日(日))
多治見から
  登山口まで
多治見=中津川=加子母=乙女渓谷(P)登山口
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機
●参加者 荒木・西部・早川・西尾・丹羽・中島富・北本
●コースタイム 10/10
土岐
座光寺PA
辰野PA
長野IC
戸隠キャンプ場
11:10
12:30
13:50
15:15
16:50着
コテージとテントで泊

10/11

戸隠キャンプ場
滑滝・鎖場
帯岩
山頂
五地蔵山
一不動避難小屋
不動滝滝口の岩場
戸隠キャンプ場

5:45発
7:00
7:20
10:50〜11:10
13:00
13:45
14:10
15:30着

地図はこちら


10/11 高妻山へ

3パーティーのうち、一番のロングコースなので
6:00前、他パーティーに後片付けなどをお願いして出発

高妻山への取り付き(登山口)が分からず
すれ違う人に聞いたりしながらウロウロ

(前日明るいうちに確認しておくことが大切ではあるが
高速道路の渋滞で、予定より2時間ほど遅れ
テント設営や懇親会の準備などで大慌てでいる間に
日が暮れてしまいできなかった・・・)

コテージのそばの道路を山側へ進めばよかったと
後で気がついた




戸隠牧場入口  ゲートがある

人間は、右側の狭い通路から入る

空が黒くなり、時雨のような雨が降ってきたので
雨具の上を着ける

牧場の中を、草を食む牛たちを見ながら
突っ切る

やっと抜け出て、狭い登山道になった

登山道への入口(牛にとっては牧場からの出口)は
狭く折れ曲がった通路になっているので
巨体の持ち主は曲がりきれないので、脱走は不可能




不動滝から流れてくる大洞沢沿いに登る

昨日雨が降ったらしく、水量は多かった



滑滝の鎖場に着いた

左側の沢の水量も多い

鎖は新しいもの・古いものと2本あるが、
ここでかなり渋滞になった





沢沿いに登っていくと前方に大行列が見え始めた

帯岩(岩場をトラバースする鎖場)の通過に
手間取っているらしい

その上、こんな早い時間なのに(7時10分)
下山者もあるらしく
いったん、登山者をストップさせて
彼らを通過させなければならないための渋滞らしい




待つ覚悟を決めて、お茶を飲んだり
行動食を食べたり、周りの紅葉を撮ったりする





やっと順番が来て通過

しかし、通過してもまだ渋滞が待っていた





右側は切れ落ちた斜面

前方がカーブしているので
何故渋滞しているか分からないが
足元に注意しながら待つ




不動滝の滝口にある岩場が渋滞の原因だった

たいして大きくはない岩だが、足場が取りにくく
鎖を頼らないと乗っ越せない
1人ずつの通過なのでどうしても時間がかかる

その先は、沢の中を歩く感じの登山道をしばらく登ると
避難小屋に着いた
小屋の周りはたくさんの人、人・・・

稜線の小屋なので風が吹きつけ寒い
雨具の上を着て、あわただしく、団体より前に出発

ここから高妻山まで、アップダウンの繰り返し

稜線に出ると、思わずわあ〜っと声が出る
眼下に戸隠牧場が見下ろせる
奥の山は、飯縄山




少し早く歩くと、前の団体の後ろにくっつき
少しゆっくり歩くと、後ろの団体が追いつく

どこまでこの列は続いているのだろう??と思うほど

左側の高妻山の山頂付近が白く見える
もしかして、樹氷??
何度も気にしながら見上げるが樹氷っぽい




避難小屋から右に90度曲がり
その後は、五地蔵山まで登り
今度は左に90度曲がって高妻山へ・・・
簡単に言うとこんなコース

五地蔵山までは、ドウダンの紅葉がきれいだった

右側の斜面の下は、戸隠牧場

キャンプ場付近で散策しているパーティーの声が
はっきりと無線に入ってきた




ドウダンの紅葉

かなり大きな黄色っぽい実がたくさん付いている




前方奥の山は、五地蔵山

そこまでに
「二釈迦」・「三文殊」・「四普賢」「五地蔵」の
古い石の祠があった




これもドウダンの紅葉




五地蔵山へ向かっての登り

展望もよく広場もある五地蔵山だが
団体が後ろに迫っているので
彼らと切り離れたく、休憩の時間ではあるが通過




五地蔵山を過ぎると、高妻山は前方に見え始める

「六弥勒」「七薬師」「八観音」と順に進むが
その間が、短かったり長かったりで一律でない

だんだん近づいてくると
先ほどの山頂付近はやっぱり樹氷だった

雪もちらちらと舞っている

戸隠パーティーや飯縄パーティーとも
はっきりと交信できた





樹氷はますますくっきりしてきた

ササの中の道も
ジグザグとではあるが、上へ上へと通じているのが見える

「九勢至」からは大変な急登で道が狭い
おまけに道がぬかるんでいる

そんな所を、まだ10時なのに
次から次へと下山者が来る

「登り優先」と言っていたら
何分でも待っていなければならない
狭い道だが、小刻みにすれ違うより仕方がない




ササから抜け出し、ピークに着いた

が、山頂はまだまだ

緩い登りになったはいいが、冷たい風が吹きつけ
「エビの尻尾」ができていた





ここにも「エビの尻尾」

「十阿弥陀」の祠はあったが、山頂はもう少し先らしい



寒さと、すれ違いのため
樹氷をゆっくり見る間もなく、ゴロゴロ岩地帯を通過




山頂に着いた 10:50
(登山口からおよそ5時間)

周りはガスで真っ白、展望なし

戸隠山パーティーから「いい天気です」の交信が入ったのに
こちらは真っ白




高妻山山頂標識

少し奥に入って昼食休憩
座っていると、風に吹かれて「エビの尻尾」が
ぱらぱらっと頭の上に降りかかってくる




下山は同じコース

渋滞しそうな箇所があることと、
どんどん登ってくる人とのすれ違いで
時間がオーバーしそうなことを考え
早々に山頂を後にする

前方の山は、これから帰る縦走路
その奥は飯縄山方面




雪雲も去り、青空になってきた
今降りて来た高妻山を振り仰ぐ




これがその高妻山

歩いてきた稜線もよく見える




交信がよく入る戸隠山方面

戸隠山パーティーも、ちょうどあの稜線を歩いている




高妻山をバックに記念撮影
一番奥の山が、五地蔵山

何度もアップダウンを繰り返さなければならない

また団体にくっついてしまった
20人もいると、追い抜くことは到底無理




五地蔵山からの展望

下界がきれいに見える
五地蔵山を過ぎても、
まだまだアップダウンが待ち構えている

戸隠山パーティーから
「そちらの姿が見えるから手を振ってみて」・・・と

へ〜え、そんなことがあるんだ・・・と思いつつ
皆に手を振ってもらったところ「見える」・・・と
(下山してから確認したところ、
違ったパーティーだったらしい)

右奥の山が戸隠山




避難小屋で運よく合流できそうかも・・・と思ったが
「小屋付近は寒いから先に下山する」・・・とのこと

戸隠山からの稜線(向こう側)と、
高妻山からの稜線(こちら側)との鞍部に
避難小屋があるが
前方の山が邪魔をして見えない

ドウダンツツジの真っ赤な紅葉




ここを下れば避難小屋に着く
後ろを振り返ると、素晴らしい眺め

一番奥が五地蔵山




避難小屋の前で
やっぱりここは寒い

ここからはもう下る一方
でも、渋滞しそうな箇所がある




避難小屋から、たった今下ってきた方向を見上げる

日に照らされた紅葉が美しい




氷清水で休んでいた前の団体を追い抜き
不動滝の滝口の岩場に来た

登りは足がかりが見えるが、下りは見にくい
サブリーダーのアドバイスを受けながら
1人ずつ降りる




帯岩と滑滝の岩場を通過すれば
後は、楽々になる

すでに、出発から9時間たっているが
皆、快調な足取り




戸隠牧場に着いた

マイクロバスを探しながらキャンプ場を突っ切る

15:30着  行動時間、9時間半

他の2パーティーと合流して
「戸隠神告げ温泉」で汗を流し帰宅


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