花いっぱいのロング・コース |
白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳 |
8/3 大雪渓 8/4 三国境から雪倉・朝日方面を望む 8/5 湿地帯にて キンコウカの群生 |
●場 所 | 長野県、富山県 | ||||||
●標 高 | 白馬岳 2932.2m 雪倉岳 2610.9m 朝日岳 2418.3m |
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●山行日 | 2009年8月3日(月)〜8月5日(水) | |||||||
●多治見から 登山口まで |
多治見=柿野=藤岡=猿投神社(P) 鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機 |
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●参加者 | 大川陽、丹羽 |
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●行 程 | 8/3
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1日目 8/3
猿倉〜林道終点
エゾアジサイ:ユキノシタ科 濃い青・薄い青・ピンク色 ・白っぽい色・・・と、 様々な色合いがある |
オニシモツケ:バラ科 |
ヤマブキショウマ? |
ハクサンオミナエシ:オミナエシ科 |
オオハナウド:セリ科 |
タマガワホトトギス:ユリ科 |
その他の花 ミヤマシシウド ミヤマコウゾリナ クガイソウ ソバナ オニシモツケ ミヤマシシウド |
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オタカラコウ:キク科 |
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林道終点〜葱平(ねぶかっぴら) |
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ミソガワソウ:シソ科 |
白馬尻に着いた ここから大雪渓が見える 以前、右側にあった小屋はなくなり、左側に立派な小屋が建っていた |
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レイジンソウ:キンポウゲ科 |
オタカラコウ:キク科 | ヤグルマソウ:ユキノシタ科 |
モミジカラマツ:キンポウゲ科 |
大雪渓入口 ここでアイゼン(4本歯)を着ける 小さな人影が列を作って登っていくのが見える 途中で休憩できないので、雨具の上だけ羽織る |
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ガスが出てきた 落石はあちこちに転がっている |
落石がないか、常に前方を見ながら歩く 途中、傾斜が緩くなって「ちょっと休みたいな・・・」と思えるような場所には 「休んではいけません」の標識が置いてあった 大雪渓のゴール(葱平:ねぶかっぴら)が見えてきた 昨年と違ってガレ場には登らず、かなり奥まで雪渓を登ってきた 1時間半、休みなく歩いた やっと腰を下ろせるし、アイゼンも脱げる |
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クルマユリ:ユリ科 高山植物のお出迎え 鮮やかなオレンジ色 |
大雪渓を見下ろすと、続々と登ってくる小さな人影 |
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シロウマアサツキ:ユリ科 葉は、円筒形 |
テガタチドリ:ラン科 | シキンカラマツ:キンポウゲ科 |
その他の花 エンレイソウの実 ミヤマコウゾリナ |
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葱平(ねぶかっぴら)〜お花畑〜村営宿舎とその周辺 |
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ハクサンフウロ:フウロソウ科 |
避難小屋を建て直していた | |
ミヤマキンポウゲ:キンポウゲ科 |
シナノキンバイの群生と、雪渓 |
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オオカサモチ:セリ科 |
イワオウギやオオカサモチの群生と、雪渓 | |
シュロソウ:ユリ科 |
イワオウギ?:マメ科 シロウマオウギは 花序が短く、花が一番白い ・・・そうである イワオウギは 花が穂状になって長い ・・・そうであるが、 これはどちらであろう?? |
ヨツバシオガマ:ゴマノハクサ科 |
アオノツガザクラ:ツツジ科 |
ハクサンイチゲ:キンポウゲ科 | 村営宿舎が近くなった あと、少し |
ウルップソウ:ウルップソウ科 |
コゴメグサの仲間:ゴマノハグサ科 | エゾシオガマ:ゴマノハグサ科 |
タカネヤハズハハコ:キク科 |
ハイマツ:マツ科 赤い実が あんまりきれいなので |
チシマギキョウ:キキョウ科 |
タカネツメクサ:ナデシコ科 | タカネシオガマ:ゴマノハグサ科 |
コケモモ:ツツジ科 |
その他の花 ミヤマアキノキリンソウ ミヤマコウゾリナ キバナノカワラマツバ シキンカラマツ テガタチドリ ミヤマアケボノソウ ミヤマオダマキ アカバナ ヒメクワガタ |
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上の方に、白馬山荘 雪渓の下に、村営宿舎 白馬へ来る時は、いつもこの村営宿舎を利用している 1)食事がおいしい(バイキングスタイルで、種類が多く、自分で食べられる量だけお皿に乗せられる 2)部屋は、女性部屋・男性部屋というように分かれて、ぎゅう詰めに詰め込まない (この日は、女性4名だけで 1部屋を利用した(たった1人で泊まった年もある) |
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2日目 8/4 村営宿舎〜白馬頂上〜三国境 |
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出発前に、小屋の前で |
稜線から、杓子岳・白馬鑓がくっきり見える | |
タカネシオガマ:ゴマノハグサ科 |
遠くに、剣と立山連峰が見える | |
チシマギキョウ:キキョウ科 |
白馬岳山頂 ちょうど逆光になってしまう |
一番奥が、朝日岳 小さく朝日小屋も見えた その手前が、雪倉岳 |
ミヤマアズマギク:キク科 |
ミヤマクワガタ:ゴマノハグサ科 | シコタンソウ:ユキノシタ科 |
ハクサンイチゲの白と シナノキンバイの黄色の群生 |
三国境から、鉢ケ岳(右端)・その奥の雪倉岳 最奥の朝日岳が見える 鉢ケ岳は、ピークを通らないで右側をトラバースする |
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その他の花 コマクサ トウヤクリンドウ タカネツメクサ イワツメクサ |
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三国境に着いた ここで、小蓮華山方面と分かれる |
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三国境〜雪倉岳 |
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コマクサ:ケシ科 三国境付近は、コマクサの群生地 すでに盛りを過ぎていた |
チングルマ:バラ科 稜線では、 既に種ができていたチングルマ 遅くまで雪が残っていた 窪地だからであろう、 ちょうど見頃の花がたくさん咲いていた |
アオヤギソウ:ユリ科 シュロソウとそっくりだが こちらは、黄緑色 シュロソウは エンジ色 |
オヤマソバ:タデ科 こんもりした大株を作る |
イブキジャコウソウ:シソ科 この辺り、ちょうど見頃 |
タカネシオガマ:ゴマノハグサ科 これも、ちょうど見頃 |
ミヤマウイキョウ:セリ科 |
タカネマツムシソウ:マツムシソウ科 三国境から出会う花 |
ミヤマムラサキ:ムラサキ科 これも、三国境から出会う花 |
イワイチョウ:ミツガシワ科 |
歩いてきた後方を振り返る |
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ライチョウ 子供も1羽近くにいた |
ハクサンイチゲの群生 この辺り、まだ咲き始めで初々しい |
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ハクサンコザクラ:サクラソウ科 |
ホソバツメクサ:ナデシコ科 タカネツメクサ、 イワツメクサ、 それと、このホソバツメクサ それぞれ特徴がはっきりしていて 区別しやすい |
シモツケソウ:バラ科 派手なピンク色で 遠くからでもそれと分かる |
ハクサンシャジン:キキョウ科 雪倉避難小屋近くになると 出会う花 |
イワシモツケ:バラ科 これも、雪倉避難小屋近くになると 出会う花 |
タカネバラ:バラ科 これも、雪倉避難小屋近くになると 出会う花 |
チシマギキョウ:キキョウ科 今がちょうど見頃で あちこちに咲いていた |
タカネコウリンカ:キク科 | タカネイブキボウフウ:セリ科 |
雪倉岳への登りの途中 富山県側と、長野県側で ガスのせめぎあい |
タカネスミレ:スミレ科 ほとんどが種になっていた これは、数少ない見頃の花 |
雪倉岳山頂 ガスが巻いたり、晴れたり |
その他の花 ハクサンボウフウ(orシラネニンジン) ミヤマホツツジ ウメバチソウ ミヤマダイモンジソウ |
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雪倉岳〜朝日小屋 |
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タテヤマリンドウ:リンドウ科 |
カライトソウ:バラ科 先の方から咲きはじめる 白いトウウチソウは まだまだこれから |
ハクサンシャジン:キキョウ科 |
ミヤマアケボノソウ:リンドウ科 あちこちで、たくさん咲いていた |
タカネマツムシソウ:マツムシソウ科 背が低い割りに大きな花 |
タカネナデシコ:ナデシコ科 |
ニッコウキスゲ:ユリ科 雪倉岳を過ぎた頃から咲き始めた |
タテヤマウツボグサ:シソ科 濃い紫色が印象的 |
ミネウスユキソウ:キク科 |
ウサギギク:キク科 |
ピンクはカライトソウ 白は、ミネウスユキソウ |
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キンコウカ:ユリ科 雪倉岳を過ぎた頃から咲き始めた |
ギボウシの仲間:ユリ科 | イワショウブ:ユリ科 |
ハクサンタイゲキ:トウダイグサ科 |
グンナイフウロ:フウロソウ科 | アザミの仲間:キク科 |
オニシモツケ:バラ科 |
ミヤマアケボノソウ:リンドウ科 | シキンカラマツの仲間:キンポウゲ科 |
ヤマブキショウマ:バラ科 |
シロウマアサツキ:ユリ科 | コメツツジ:ツツジ科 |
スミレの仲間:スミレ科 夏に高山で咲くスミレ |
赤男山のトラバース道 ガレ場を通る |
沢水で水分補給 1リットル以上持ってきたが この暑さだし、 朝日小屋はまだまだだし、 普段は飲まない沢水も やむなくおなかに入れた 冷たくておいしい |
小桜ケ原の木道 名前ほど、コザクラはなかった |
オタカラコウの群生 | |
ツマトリソウ:サクラソウ科 |
キヌガサソウ:ユリ科 この辺りから、やっと 初々しいキヌガサソウになってきた |
アカモノ:ツツジ科 |
ミズバショウ:サトイモ科 たった1株咲き残っていた 他は、「オバケ」ミズバショウほど 葉っぱが大きくなっていた |
水平道と朝日岳の分岐 明日、朝日岳には登るので 今日は水平道を歩く しかし、この「水平道」 水平なのは始めのうちだけ アップダウンが何度もあって 疲れ果ててしまった |
モミジカラマツ:キンポウゲ科 |
トンボソウの仲間:ラン科 |
ハクサンコザクラ:サクラソウ科 雪渓の縁に群生 |
コイワカガミ:イワウメ科 |
イブキトラノオの群生:タデ科 ムカゴトラノオには何度も出会ったが この辺りだけは イブキトラノオの群生 |
もう少しで 朝日岳からの道と合流する |
チングルマ:バラ科 |
朝日小屋とキャンプ場 村営宿舎から、 約」10時間かかって到着 到着が遅かったので 女性部屋には入れず 男性も一緒の相部屋となった |
明日の朝は早出なので 今日のうちに小屋の前で記念写真 |
ガスが切れ、 雪倉岳が夕日に輝く よく歩いてきた・・・・ |
その他の花 ミヤマリンドウ キバナノカワラマツバ ミヤマシグレ ミヤマキンポウゲ |
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3日目 8/5 朝日小屋〜蓮華温泉 |
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ムシトリスミレ:タヌキモ科 朝日岳の登りで、初めて出会った |
朝日岳山頂から白馬方面を望む 今日は、蓮華温泉発14:10のばすにどうしても乗りたいので 休憩は原則5分にしようと話し合っている (次のバスはあるのだが、待ち時間が長く白馬駅へ着くのが遅くなってしまう) 昨日は、標準コースタイム7時間10分のところを 10時間かかってしまったので 今日の7時間コースタイムも、 もしかして・・・と心配になっての作戦である |
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ヒオウギアヤメ:アヤメ科 これも、新顔 |
右も左も、ハクサンコザクラやチングルマ・ イワイチョウ・アオノツガザクラなどのお花畑 |
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シナノオトギリの仲間:オトギリソウ科 |
朝日岳を振り返る 山頂はもっと奥 |
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シロウマアサツキ:ユリ科 |
シモツケソウ・ハクサンシャジンなどの群生 | |
雪倉岳を望む |
ヒオウギアヤメとニッコウキスゲの群生 | |
タテヤマリンドウ:リンドウ科 |
広々とした湿地帯 キンコウカとワタスゲの群生 のんびりしたいところだが時間に追われるし、 背中のザックが重く、写真を撮ろうと屈むと背中を押されて立ち上がりがつらいし ・・・で、おなじみの花はパスしながら歩いた |
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ワタスゲ:カヤツリグサ科 新顔に出会った |
キンコウカの群生 |
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ヤマトキソウ:ラン科 これも、新顔 |
カライトソウ:バラ科 |
カライトソウ:バラ科 先から咲きはじめる様子がよく分かる |
白高地沢に着いた |
シナノナデシコ:ナデシコ科 これも、新顔 |
白高地沢を渡る 以前より、 水面から高い鉄パイプの橋になり 「1人ずつ」の注意書き 渡渉の場所も変わっていて 細いトラバース道を慎重に通過した |
ウメバチソウ:ユキノシタ科 そのトラバース道に咲いていた 真っ白で大振り |
ジャコウソウ:シソ科 樹林の中で咲き始めていた |
瀬戸川大橋を渡る |
瀬戸川大橋からきれいな沢を見下ろす |
ソバナ:キキョウ科 ソバナが咲くということは かなり高度が下がってきたということ 瀬戸川を渡ってからは どろどろの道をどんどん登る 下りなのに、登るのは心情的につらいし 疲れた頃の登りも大変である |
兵馬ノ平に出た 今までの薄暗い樹林から抜け出し 広々とした湿地帯 ここが最後のご馳走地帯 |
兵馬ノ平 |
兵馬ノ平 ピンクはシモツケソウ 白は、ギボウシ このあと階段を登れば、最後の登りになる |
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その他の花 ワレモコウ タテヤマリンドウ コメツツジ ミヤマホツツジ トリカブトの仲間 オニシモツケ |
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やっとゴールに着いた! ここから林道を蓮華温泉まで歩く 途中の小沢で、 泥だらけのスパッツと靴を ごしごし洗ってさっぱりさせる 思っていたより早く下山できたので 生ビールで乾杯! (温泉セットは車の中 とてもそんな余裕はないだろうという 嬉しい誤算だった) |