ホテル→シャトルバススキー場→ゴンドラ→リフト→新雪の山歩きを楽しむ

    1日目 「白馬五竜スキー場:アルプス平〜
         
      地蔵の頭〜見返り坂上部まで 約1780m 
            

    2日目 八方尾根スキー場:黒菱平〜
         
        八方山ケルン上部まで 約1980m


    3日目 八方尾根スキー場:黒菱平〜
         
        八方池山荘まで 約1850m





ホテルから白馬鑓:杓子岳を望む


●場 所 長野県白馬村
●山行日 2010年12月15日(水)〜12月18日(土)
多治見から 
  目的地まで
JR多治見駅−JR名古屋駅=一宮IC=豊科IC=「ホテル白馬」
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス 飛行機 
●参加者 丹羽 クラブツーリズムのツアーに参加
現地ではフリータイム
  *12/17は酒井さん(豊田市の女性)と
日 程  12/15
JR多治見駅
JR名古屋駅
一宮IC
豊科IC
白馬村のホテルへ

6:47発
7:30〜8:15
8:44
11:55
13:30着

 12/16〜12/18は後述

   地図はこちら


1日目 12/16 白馬五竜スキー場:アルプス平〜地蔵の頭〜見返り坂上部まで

   ホテルからシャトルバス8:30発=白馬五竜スキー場ーテレキャビンーアルプス第一ペアリフトでアルプス平駅へ
   9:20頃着・・・地蔵の頭9:50・・・見返り坂10:50・・・引き返し地点11:20・・・地蔵の頭12:10
   ・・・アルプス平駅12:25・・・テレキャビン駅12:45〜13:25ー麓のとおみ駅13:35〜14:20=
   シャトルバスでホテルへ14:40頃着

白馬五竜スキー場

予約したシャトルバスには、私だけ
1人のためにバスを動かすなんて申し訳ない・・・

とおみ駅から見上げるが、上の方はすっきり見えない

テレキャビンから見下ろす

昨日からの雪で真っ白



アルプス平駅に着いた

アルプス第一ペアリフトまで、少し下らなければならない

スキーヤーに注意しながら、隅の方を歩く

下りは歩いて降りるつもりなので
片道のリフト券を購入

周りは樹氷がキラキラ
遠くの山並みはうっすら見える


ペアリフトを降りると八方尾根がうっすら見える!

登山者は皆無
スキーヤーよりボーダーの方が多い

目の前の急斜面に踏み跡が見える
誰か朝一番で登ったらしい
有難く踏み跡を使わせてもらうが、
斜面が急になるとずるずると滑り落ちる

いったん降りてアイゼンを着用する

これでやっと登ることができる
雪は深くさらさらして、膝まで埋まる


斜面の途中でリフト駅を振り返る





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だんだんリフト駅が小さくなる

地蔵ケルンが見えてきた


ケルンの横には単独行の男性

トレースをつけてもらったお礼を言い
どちらまで?と尋ねると
「大遠見あたりでテント泊をしたかったが
雪が深いので撤退します」とのこと

まだ時刻は9:45
帰るには早いのに・・・

彼が付けたというトレースの最後まで行くことにする


ここが最後のトレース

ここから下りになるので引き返したらしい

しかし、夏にこのルートは歩いているので勘はある

なんとなく登山道らしい空間もあるので前進を試みる

八方尾根がうっすら見える

深い雪・・・

両側から倒れてきている、笹や木の枝についている雪は
あらかじめストックで払ってから通り抜ける


1歩1歩足を出す

グ・グ・グッと、3段階式に力を入れて
止まる所にきたら、初めて全体重をかける

そして、次の足も同じくグ・グ・グッの3段階方式で進む

要領が分かるとなかなか楽しい


ここまでは下り

右へ「小遠見山75分、五竜岳6時間」
左へ「アルプス平駅30?分」の標識に出会った

凹んだ地形のような所では、3段階方式でも止まらず
胸までずぼり・・・
脱け出すこともできず、そのまま前進し
硬くなった所で這い上がったこともあった

広い登山道になり歩きやすくなった

沈むことは同じだが登りの歩き方は下りと少し異なる

膝までか、それ以上の雪なので
まず身をかがめて膝で雪を少し押してやる
すると、足が斜めに抜けやすくなる・・・というわけ

これもリズムに乗ると、なかなか楽しい



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さて、どこまで行けるだろうか
シャトルバスのお迎え時刻と天候と体力の3つが関係してくる

地蔵ケルンが遠くに見えてきた

黒い人影のようなものは、標識


「見返り坂」に着いた

8月後半にこのコースを通っているが
一番上の文字だけはかろうじて見える


2010/8/21



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「見返り坂」から振り返ってみた地蔵ケルンの方面


太陽もボンヤリ白く見える

時々枝に付けられた赤布に励まされる

小遠見手前に急登があった記憶がある
そこまでとても行けそうにないが、時刻はまだ11時前

もう少し前進してみることにする


小遠見方面の見える尾根

ボンヤリとは見える・・・

小雪が降ってきた

急な登りが出てきた
ここから引き返すことにする

周りは真っ白なガラス細工のよう



地蔵ケルンに到着

下りは、登りの足跡を1つ抜かしの大股になって歩く

とうとう後続なしの1人だけの世界だった
単独でなければ、心細さが薄れもっと前進できたのに・・・


リフト駅に到着(右の斜面から降りた)




圧雪されたゲレンデの端を快調に歩く

木々の樹氷が美しい


平日で、こんな天気なのに若者の姿が多い

暖房のきいた建物の中の休憩室で
濡れた雨具やスパッツ・手袋・アイゼンなどを乾かし
行動食を食べてくつろぐ


テレキャビンから見る光景

朝より、樹氷がしっかり付いてキラキラの世界を下りる




麓のとおみ駅に到着

お客が歩く場所はしっかり雪どけされていたが
周りの風景はいっそうボンヤリになっていた

エスカルプラザで、シャトルバスのお迎えを待つ

豊田市の女性は、後発のバスでここへ来て
貸しスキーを借りて滑っていたそうである

帰りは同じシャトルバスになった
(話を聞くと、行きのバスはやはり1人のみで
帰りは、私より1台遅いバスに予約したが、1人のみなので
一緒にしてほしい・・・と言われたとか)

ホテルまで送ってもらった



2日目 12/17  八方尾根スキー場:黒菱〜八方山ケルン上部

  ホテルからシャトルバス8:30発=八方尾根スキー場ーゴンドラリフト「アダム」でうさぎ平へー
  アルペンクワッドリフトで黒菱平へ9:20頃着・・・八方池山荘10:25・・・八方山ケルン11:35・・・
  周辺散策後引き返し12:10・・・八方池山荘12:30・・・うさぎ平リフト駅13:35・・・ゴンドラ駅14:15
  〜14:50=ゴンドラ麓駅15:05・・・ホテル15:30頃着


7時前、食堂へ行こうと廊下を歩いていると
窓から赤い山が見えた!

あわてて、部屋までカメラを取りに戻り、
食堂の大窓から写した

あのとんがりは、白馬鑓だ・・・とすぐ分かった


白馬鑓の右隣が、杓子岳、その右が白馬岳・・・と
白馬三山を眺めながらの豪華朝食タイム

わずか10分足らずで赤みは薄くなってしまった・・・


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今日は八方スキー場へ

シャトルバスを待つ間、
ホテルの裏側の道路から白くなった白馬三山を撮る


もう少し進むと、岩ごつごつの五竜が見えた!



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そして、唐松岳

ゴンドラリフト「アダム」のうさぎ平駅も見える

そして、左下にはジャンプ台も


右の方を探すと、白馬岳から続く、小蓮華山も見えた!


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八方尾根スキー場は、昨日オープンしたばかり

今日は素晴らしい好天になるという予報なので
豊田市から来ている相部屋の女性と一緒に
出かけることになった

ゴンドラリフト「アダム」を降りて
アルペンクワッドリフトへ乗り継ぐ

リフトは寒いので、乗車前にしっかり防寒する

アルペンクワッドリフトを降りると、
目の前には真っ白な雪の山

まだ、誰の足跡もない

どうやって登ろうかと考えるが
夏道の様子などさっぱり覚えていない

一番の目印のグラートクワッドリフトの下がいいだろうと
判断する


さて、雪面への第1歩は、ずぼり!
昨日と同じ状態

こういう新雪時は、かんじきが威力を発揮するので
豊田市の女性に先頭を歩いてもらうことにする
(アダムの駅で貸してもらった、藤製の丸型
「アルミよりずっと軽い」・・・と好評)

ほんの数メートルを歩くだけに、
ずぼりずぼりと手こずっていると
後ろからスキーヤーを先頭に
ボーダー2人(ボードを背負ってスノーシューで登っていった)が
追い越しながら
「幹線道路を作っていきま〜す」と嬉しい声かけ

「有難うございます!」と感謝して後ろに付く

早いの何の・・・あっという間に間が開いた


今日1番乗りのパーティー

あのスピードなら
唐松岳まで余裕で行ってしまったに違いない
(でも、夜中から大雪、踏み跡も消えてしまった中  
下山はどうしたのだろう・・・?と、心配もある)



登るにつれ、五竜岳が大きく見え始めた






先ほどのパーティーとは別に
2名のボーダーにも追い越された

前を歩く人数が多いほど、後ろは楽になるので大歓迎

「人が増えるごとに、沈まなくなって歩きやすい」・・・と、
豊田市の女性

私はアイゼンなので、彼女がすいすいと歩いた同じ所でも
ずぼり!と沈んでしまい、抜け出すのに大変!


だいぶ登ってきた   リフト駅が小さく見える

踏み跡もくっきり見える


八方池山荘が見えてきた

真っ青な空  雲ひとつない  風もない


Hakuba47スキー場も見下ろせる

その向こうに、昨日の白馬五竜スキー場がある




八方池山荘に着いた
通年営業と聞いたが玄関は閉まり物音もしない

階段に座って休憩

人声に反響してか、
屋根の雪がザザーッと何度も滑り落ちてきた


さあ、出発   まだ、10時半
天気は良いし、風もない  こんな日は前進あるのみ



山荘上の尾根に出ると、白馬三山が迫って見える!

左端の黒い物は、登山道を示す棒杭の頭



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あの小高い所まで・・・を目標に歩く

豊田市の女性は、ストック無しのかんじきのみで
沈みそうになる1歩1歩を、うまくバランスをとって歩く

右側が急斜面になっているぎりぎりの所に
踏み跡が付いていたが
なぜ、もっと安全な尾根を歩かなかったのか??
・・・と思いながらも、後をたどる

「気をつけてね。右へ落ちたら大変だよ」と、言うと
「ぐらっときたら左へばたっと倒れます」・・・の返事が返ってきた

腰と膝が強くないと、なかなかできない雪面の歩きだが
スキーで鍛えているせいか、若さのせいか
疲れ知らずでどんどん歩いてしまうのには、驚かされる


白馬三山の足元まで見えてきた

深い谷からせり上がっている




面白い風紋ができている

周りはぐるり360度の世界


ケルンが見えてきた!





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なだらかな雪面に大きなケルン

プレートには、「八方山」の文字

ケルンの周りは風をさえぎるのか、雪が少ない




唐松岳方面

いったん下って登り返したところに
次のケルンが小さく見える

先行パーティーの踏み跡も見えるが
今日はここまでとする

こんないい天気で、無風状態
直射日光が当たっている温度計は、20度近くを指している

昨日はマイナス3℃だったのに・・・

ここでのんびりしよう・・・と決める



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八方池山荘が小さい!




かんじきの威力を発揮して
「どこでもどうぞ」と、勧める

かんじきの丸い輪がぽこぽこと模様を作り出す


あれは何だろう??と偵察に行った先には
こんなものが・・・

ライブ用のカメラ??

12:00   雲が少し出てきた


白馬三山をバックにパチリ




40分ほどのんびりしてさあ、下山

彼女が借りたかんじきには、爪がない
下りがどんな具合になるか心配だったが
かんじきからはみ出ている靴のかかと部分が
スピードを抑えているらしい

のんびりしていた間に、
2組4人のボーダーも登ってきたので
トレースがしっかりできて、
登りよりはるかに快適に下っていった


八方池山荘まで登ってきたスキーヤーやボーダーは
たくさんになったらしく
滑り降りた跡があちこちにできていた

下山は、登りとは違うコースを歩こうと
第1ケルン方面を目指す




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スキーやボードの跡があまりにも多いので
どこを下ろうかと迷う

しかし、それらの跡はあまり沈んでいないが
かんじきやアイゼンはそうもいかない

ずぼりずぼりと歩くことになった


先頭を歩く女性に「どこでもいいよ」と言ったので
彼女なりに迷い考えて、
潅木帯に入ったりしながら大きくジグザグに
怖がりもしない降りていく

リフト駅前の雪原から、振り返って見上げた斜面

スキーやボードの跡がいっぱい見える


リフト駅からは圧雪されたゲレンデの隅を歩く

うまくないスキーヤーやボーダーもいるので
ぶつかられないかと、冷や冷やした


スキーヤーやボーダーがあまり通りそうにない場所を選び
どんどん下る

かんじきの調子は快調らしい


眼下に見えるゴンドラリフト「アダム」駅まで
ジグザグにどんどん下る




無事到着

かんじきやアイゼンにカチンコチンにくっついた雪をとり
街着用の服装に替えゴンドラに乗り込む

目の前の山は、どこ?

麓の駅からは歩いてホテルへ


3日目 12/18 出発前  八方尾根スキー場:黒菱平〜八方池山荘

   ホテルからシャトルバス8:12発=八方尾根スキー場ーゴンドラリフト「アダム」でうさぎ平へーアルペン
   クワッドリフトで黒菱平へ9:05頃着・・・八方池山荘9:50〜10:00・・・黒菱平駅10:25着ー
   アルペンクワッドリフトでうさぎ平駅へーゴンドラリフト「アダム」で麓の八方駅へ駅11:00頃着・・・
   ホテル11:30頃着〜14:15発=JR名古屋駅19:20着〜19:34発ーJR多治見駅20:18着

ここをクリックすると大きく見えます
今日は13:30頃までは、自由行動OK

天候は雪、それもぼたん雪状だが
リフトが動いているなら上まで行きたい!・・・と、
シャトルバスに乗り込む

今日から予約制ではなく、定時の出発となる
あちこちのホテルを回って集客後、ゴンドラリフト駅へ

夜中降った雪が積もり、除雪車もフル活動していた

ゴンドラリフト駅は昨日よりぐんと長い列
やはり、ボーダーの若者が多い

視界は良くないがゴンドラリフトはまだ窓があるからいい

アルペンクワッドリフトは、
サングラスをかけていても覆い隠せない目の周りに、
ビュービューと雪が打ちつけ
痛いことといったら・・・




アルペンクワッドリフト駅から外へ出ると
ひとひらの雪が大きくなったようで、写真にも写るほど

サングラスに雪が張り付いて足元が見えない
やむなく、外して、
昨日のトレースが残っていないか探すことにする

昨日、真っ白な雪面へ足を踏み出したした付近は・・・
なんにも無し

この辺りからだった・・・と、1歩を踏み出すが・・・
ずぼり!  

シャトルバスで一緒だった
「唐松岳を目指す」という単独の男性の姿は?
・・・と、見回すが、なし

動いていないグラートクワッドリフトの方を見上げると
何か黒い固まりが動いているような??
人?リフトの支柱?  はっきり見えない

リフト駅に向かってうっすら残っている踏み跡があったので
まず、そのリフト駅まで行こうと進む

まあまあ、昨日よりは雪が硬いので、アイゼン無しでOK
誰か先行者がいるらしく、雪が締まっている

昨日より沈み方が少なく歩きやすい


ホワイトアウト状態で
ボンヤリとしか見えないトレースを、
一生懸命目を凝らして探しながら進む

昨日、実際に歩いているので記憶がはっきりしていて心強い

振り返ってリフト駅を見下ろす


八方池山荘が見えてきた





蛍光灯の灯りが見えるが、やはり玄関は閉まったまま

昨日、休憩時に座った階段は雪の下

玄関先の屋根の下で休憩しようと足を踏み出すと・・・
ずぼり!    胸までもぐった  ???
今まで歩きやすかったのは先行者がいたからか?

八方池山荘へは誰も歩いていないので
雪が吹きだまり、深かったんだ・・・と、納得




ずうっと遠くに黒い固まりがぼんやり見える
やはり、人だった

こんな大雪で視界の悪い中、どこまで行くつもりだろう

明日、天気は良くなるようなので
今日のうちに前進できる所まで行くのもいい手である

さあ、引き返し

雪がどんどん積もって、
先ほど通ったトレースも、すぐ消えてしまいそうで心配

下山を始めると、
バスで一緒だった男性がスノーシューをつけて登ってきた

こんなに雪が締まっているから、
ノーアイゼンでも十分でした・・・と話す

次に「雪訓です」という6〜7名のパーティーとも出会った


下りのリフトに乗るのは私だけ

こんな視界の悪い日に、ゲレンデを歩いていたら
いつ、追突されるかもしれないし、
お客が大勢だと、追突の確率も高くなるだろうと
往復リフトを利用することにした

帽子を目深にかぶり、ネックウォーマーを引き上げて
たった2cm程、目だけ出しているだけなのに、
雪が目に飛び込んできて痛いこと・・・


麓のリフト駅に到着

ここから歩いてホテルへ帰るが
車の通る雪道は怖い
立ち止まってやり過ごしながら歩く

歩道の雪も、ミニ除雪車がどかしてくれていた

こんな雪では、散歩の気分にならないのでまっすぐ帰る



ホテルに到着

出発まで暖かい部屋で過ごす



3日目:午後  白馬村を後に

     ホテル14:15発=JR名古屋駅19:20着〜19:34発ーJR多治見駅20:18着

白馬村のはずれも一面に真っ白



それが、30分たっただけなのに、
こんな茶色の世界になってしまった・・・


山行を終えて

3泊4日をどう使うか】

・ 3泊4日の温泉つきホテル泊で、2.5日の自由行動ありで、19800円の格安バスツアーを利用して白馬へ出かけた。
  (クラブツーリズムのツアーは、1名でも相部屋で参加できる)

・ 白馬で何をするかは、前々から考えていた。
  1日は、八方尾根へ。もう1日は、五竜遠見尾根へ。残りの0.5日は、白馬村の散策・・・・と。

  しかし、問題は3つあった。ゴンドラやリフトが動いているかどうか、ゴンドラリフト駅までどう行くか。

  白馬村のオフィシャルサイトやスキー場情報をあれこれ調べた所、積雪があってスキー場がオープンしないとゴンドラや
  リフトは動かないことが分かった。

  出発前日まで、何度もネットで調べたが、テレキャビン以外は動いていない。
  山へも行けず、2.5日間も何をしたらいいのか、まったく困ってしまった。
  せっかく、雪が降りそうな最終日程にしたのに・・・(11月のバスツアーもあったが、その頃はメンテナンスの時期でゴンドラや
  リフトは完全に休止していた)

  夏のシーズン中は、神城駅から無料のシャトルバスが出ていた。しかし、そのシャトルバスもスキー場がオープンしないと
  運行しないというのである。(12/18から運行)
  白馬五竜スキー場へ行くにはJR利用が便利なので、白馬駅から神城駅への列車の時刻を調べたし、暗くなる前に
  ホテルに帰れる列車の時刻も調べた。
  列車の本数が少なく、とても不便だということも分かった。

  八方尾根は、白馬駅からでも歩いて行けることは分かっているので、2.5日間とも八方尾根でもいいか・・・とも
  考えていた。
  しかし、尾根の上へ出られないのでは、どうしようもない・・・

・ もうひとつの問題点は、山の装備である。

  アイゼンは何本歯にするか?  ダブルストックは?  輪かんは?  ピッケルは?・・・etc である。

  スキー場の積雪量を考えて、8本歯のアイゼンと、ストックは1本だけ持って行くことにした。
   (結果は、急に降雪があってふわふわの新雪となったので、ダブルストックと輪かんがあると良かった・・・)
  

スキー場情報】

・ ホテルに到着後、フロントで私の考えていたプランを話すと、「八方尾根スキー場はまだオープンしていない
  ので、上へ行く方法がない。白馬五竜ならテレキャビンが動いている」・・・ということだったので、翌日16日の
  行き8:30と帰り14:40のシャトルバスを予約した。JR利用で神城へ行くことも考え、時刻表も
  調べておいたがラッキーだった。

  2日目17日は、どんどん歩ける林道コースを紹介してもらった。

・ ところが、15日の夕方から降った雪で、16日急遽八方尾根スキー場がオープンしたと聞いたが、
  シャトルバスはすでに予約してあるので、八方尾根スキー場へは、17日に行くことにした。
  

白馬五竜スキー場

・ 麓に近いスキー場は雪不足でオープンしていない。
  白馬五竜テレキャビンで上がった「アルプス平」からオープンしていた。(往復1600円)  

  「リフトで降りることはできない」と言われたが、初めから歩くつもりなので問題なし。(リフト片道380円)

  帰りは、「スキー場の隅を歩くように」・・・との注意を聞いた。
  スキー場の雪は圧雪されていて、アイゼンで快適に降りることができた。


八方尾根スキー場

・ 八方尾根スキー場も、麓に近いスキー場は雪不足のため閉鎖中。
  アダムで上がった「うさぎ平」からオープンしていた。

  麓の「八方駅」で「アダム往復とリフト片道券を下さい」というと、「リフトの下りには乗れないので
  スノーシューを持っていないとダメです」の返事。
  「白馬五竜では歩いて降りてきたが」と言うと、「スキー場が違うのでダメです」の返事。
  そこであきらめきれない顔をしていたのか、責任者?に問い合わせた結果、「アイゼンがあればいいです」
  となった。
  が、今日は豊田市の女性も一緒。彼女は装備を持っていない。その旨を伝えると、「かんじきを貸しますから
  それを使って降りてきてください」と、親切な返事が返ってきた!

  「わあ〜、有難う!嬉しいです!」とお礼を言う。(でも、そんな対応は我々だけだったらしい)

  アダム往復1600円を払い、リフト券は上で購入することになった。

  アダムを降りて、リフト券を購入しようとすると、「下りも乗れます」とのことだが、下りは歩くつもりなので
  片道券300円を払う。
  「下りもリフトに乗れる」・・・なんて、アダムの駅で聞いた話と違う。

  帰り、同じように窓口で言われ、リフトに乗ることをあきらめた人たちに出会った。
  上と下で対応が違うのは良くないなあ・・・

  最後の日18日は、視界が悪いし、土曜日で人出も多いので、リフトは往復乗ることにした。


ホテル

・ ホテル白馬は、『信州の素材を使った創作バイキング:一品一品、心をこめて料理したホテル白馬自慢の料理人
  による豪華なビュッフェバイキング』・・・で有名らしい。
  何度もこのホテルに泊まりに来ている人がいることも聞いた。

  確かに、料理の種類が多く、毎回おなかいっぱい以上食べてしまった・・・

  温泉も、露天風呂からは白馬三山がくっきり見え(17日のみだったが)いいお湯だった。


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