〜どうしても、初夏の花に会いたくて〜 籾糠山 |
籾糠山 山頂にて 頂上は人でいっぱい |
●場 所 | 岐阜県飛騨市 | |
●標高 | 1744.3m | ||
●山行日 | 2010年6月12日(土) | ||
●多治見から 登山口まで |
多治見=可児御嵩IC=大和PAで朝食=白川郷IC=天生峠(P) ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠ロープウェイ・リフト |
||
●参加者 | 西尾、丹羽、大川陽、高間 | ||
●行 程 | 多治見 大和PAで朝食 白川郷IC 天生峠(P) 天生湿原入口 カラ谷分岐 籾糠山取り付き 山頂 昼食 木平湿原 カラ谷分岐 ミズバショウ群生地 天生峠(P) |
5:30発 6:25〜6:45 7:35 8:00〜8:15 8:45 9:15 10:15〜10:25 11:05〜11:30 13:15 13:20〜13:45 14:25着 |
|
地図はこちら |
1週間前、ゲートかが閉まっていてやむなく引き返したが どうしても今、この季節に行かないと 初夏の花に会えない!・・・・と思って、再度挑戦 リーダーから役場にも問い合わせてもらい (前日の金曜日、13:30に通行可と判明)やっと天生峠に到着 8:30というのに、既にかなりの車が駐車してあり 続々と山へ向かう登山者たちの姿があった 天生湿原へ行くまでに、 ミヤマカタバミやムシカリが咲いていて、つい足が止まる |
天生湿原入口から右折 ツバメオモト、ミツバオウレン、ミズバショウなどが 次々に現れて見とれていて、なかなか先に進めない |
カラ谷分岐に到着 周りは、サンカヨウの大群生 ニリンソウも大きく育って群生地を作っている 巨木は、カツラの木 |
カラ谷を進む 左右は、サンカヨウばかりが目立つ |
まだまだサンカヨウの群生地が続く おやっ、キヌガサソウも咲いている! コマクサは高山植物の女王といわれているが キヌガサソウにこそ、その名を捧げたいほどの 気品を漂わせている |
どこまでも続くサンカヨウの群生 カツラの大木の間を通り抜けて進む |
小沢を渡ったところから籾糠山に取り付く そこはリュウキンカの群生地 急坂を登っていくと 両側にムラサキヤシオの鮮やかな色が見えてきた |
籾糠山の山頂に着いた 狭い頂上は、昼食中の登山者で満員 長居はできないので、すぐ下の小スペースで昼食にする 木陰で、深い谷間から涼しい風が吹き上げ、 おまけに、目の前には大きな鳥が止まっている木もあった (カラスよりは小さく、ヒヨドリよりは大きい黒い羽根の鳥) |
山頂から見下ろす新緑の山々 天生峠への手前、白山の見える展望台からは ぼんやりとではあるが白山が望めたが、 この山頂からは、もやっとしていて遠望は無理 |
ブナの巨木が立ち並ぶ急坂を快調に下る |
唯一、登山道に残っていた残雪 |
下山は、木平湿原経由で 以前来たときにも湿原らしい花には出会えなかったが 今回も同じく |
所々に立っている標識 |
大きなブナノ木の下は涼しい (帰り道、白川郷IC近くの温度表示は31℃!だった) |
カラ谷分岐からミズバショウ群生地へ足を伸ばした (ばったり出会った他労山会員からの情報を聞いて) 確かに大群生地 リュウキンカも群生 |
ミズバショウ群生地前で休憩 |
天生湿原の周りを行きとは逆に回って駐車場へ帰る 右端の木の棒は 枝や幹が登山者の邪魔にならないように・・・の 心遣いのつっかい棒 あちこちにあった 「天生県立自然公園森林環境整備推進協力金」 ・・・という長い名前の名目で1人500円を支払ったが 登山道はよく整備されていて快適だった (山頂手前には、以前来た時には無かった ベンチや休憩所があちこちに作られていた) |
|
出会った花たち |
|
マイヅルソウ:ユリ科 まだ咲き始め |
ノウゴウイチゴ:バラ科 よく似た白い花のイチゴに「シロバナノヘビイチゴ」があるが 花びらの数が5枚 これは7枚なのでノウゴウイチゴらしい 麓に、たくさん咲いていた |
エンレイソウの花:ユリ科 雪融けが終わったばかりの所では まだ、こんな花が咲いていたが たいていは実になっていた |
エンレイソウの実:ユリ科 |
イワナシの実:ツツジ科 |
オオカメノキ(別名ムシカリ):スイカズラ科 |
ミツバオウレン?:キンポウゲ科 |
ツバメオモト:ユリ科 花のアップ |
ツクバネソウ:ユリ科 4枚の葉 |
クルマバツクバネソウ:ユリ科 葉が、ぐるぐるっと車輪のように多い 上と左横の白い花は、ニリンソウ 花のアップ 既に、実ができ始めている |
コバイケイソウ:ユリ科 |
ツルキンバイ:バラ科 |
コヨウラクツツジ:ツツジ科 |
コブシ?:モクレン科 |
ヒメイチゲ:キンポウゲ科 |
タケシマラン:ユリ科 背丈、30cmほどの茎に、びっしりと花をつけていて見事だった 花のアップ |
ズダヤクシュ:ユキノシタ科 |
ホクリクネコノメソウ:ユキノシタ科 花のアップ |
ミズバショウ:サトイモ科ー1 天生湿原のミズバショウは、皆、斑入りの葉 |
ミズバショウ:サトイモ科ー2 |
ミズバショウ:サトイモ科ー3 | リュウキンカ(立金花):キンポウゲ科 花のアップ 花のアップ・・・実ができ始めている |
ミドリニリンソウ:キンポウゲ科 リーダーは、「天生湿原の花」を予習してきて この花を見つけることを目的にしていたが 足元に咲いているとは思いもよらなかった |
ニリンソウ:キンポウゲ科 背丈が30cmほどもある大きなニリンソウばかりだった |
ムラサキヤシオ:ツツジ科 コバノミツバツツジのようにびっしりとは花をつけず ぱらぱら・・・と咲いている 蕾は、驚くほどの濃い赤紫色 |
ムラサキヤシオ:ツツジ科と 白いタムシバ:モクレン科? |
サンカヨウ:メギ科ー1 |
サンカヨウ:メギ科ー2 |
ヤグルマソウ:ユキノシタ科 開き始めの葉は、紫色 |
|
キクザキイチゲ:キンポウゲ科ー1 花のアップ |
キクザキイチゲ:キンポウゲ科ー2 白色からうす紫色、うす青まで、いろいろな色合い |
コミヤマカタバミ:カタバミ科-1 朝は、蕾んで下を向いてばかりだったが だんだん開き始めた |
コミヤマカタバミ:カタバミ科-2 ピンク色が良く目立つ株 蕾みのうちは、もっと濃いピンク色 |
キヌガサソウ:ユリ科 |
オオバユキザサ:ユリ科 背丈も葉っぱも大型 |
ザゼンソウ:サトイモ科 湿地らしくない所に咲いていた |
ザゼンソウ:サトイモ科 特徴のある大きな葉だが 葉の下に必ず、花があるとは限らない |
タチツボスミレ?:スミレ科 濃い赤紫色 |
ラショウモンカズラ:シソ科 花のアップ |
* 2009年6月12日の籾糠山の様子はこちら
* 2005年6月4日の籾糠山の様子はこちら
山行記録(2006年〜2010年)へ戻る
トップページへ戻る