ヤマシャクヤクが見事!   
霊仙山(谷山谷〜)
        




ヤマシャクヤク



霊仙山・本峰

●場 所 滋賀県犬上郡多賀町
●標高 1083.5m 
●山行日 2012年5月19日(土)
●多治見から
  登山口まで
多治見IC=関ヶ原IC=R21=醒ケ井駅を左折=上丹生=霊仙山登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、守山、川井
●コースタイム 多治見
関ヶ原IC
醒ケ井駅
登山口
うるし滝
柏原分岐

北霊仙山

霊仙山本峰
霊仙山最高点
柏原分岐
横道分岐
谷山谷合流
登山口

5:30発
6:15
6:30〜6:35
6:45〜7:00
8:45〜8:55
10:35
11:05
11:25〜11:45
12:00〜12:10
12:50
13:10
14:10
15:20着
* 花の写真を撮りながらゆっくり歩きました
周辺地図はこちら    コース図はこちら


多治見から1時間15分で登山口に到着

登山口手前から道が悪くなるので
駐車地をもっと手前にした方がよかったと反省

先行者は1台のみ




登山口から堰堤までの道路は、整備され広くなっていた




キリ:ゴマノハグサ科

白い石がごろごろしている広い河原に咲いていた




ウラシマソウ:サトイモ科
後姿や横顔だけでは「釣り糸」が見えないが
葉の下に咲くこと、葉の形、黒っぽい花色から
ウラシマソウと思われる
斜面に咲いていたので、正面からは撮れなかった



                         
横顔のアップ
      後姿のアップ




西出商店のおじさんは
落石でこんな石垣を作っている

帰りにひょっこり出会ったが
廃パイプで休憩用の椅子を作っていると

麓から山頂までがおじさんの守備範囲
本当に頭が下がる




ナツトウダイ:トウダイグサ科

「ナツ」という名前がついているが花は春咲く

丸い面白い形は子房で、これから実になっていく


土石流の前は、
登山道から見上げるような高さにあった穴が
今では目の高さになっている

そこまで土石が積もったということ




「一の谷」を渡る

来るたびごとに様相が変わり、
白い石の河原が広く深くなっていく




ヤマシャクヤク:ボタン科-1
下の群落では、すでに種になっていた




しばらく進むと、
ぽっかり白い咲き始めたばかりの花に出会った
同じ場所で、隣同士の2輪



ヤマシャクヤク:ボタン科-2

2輪のうちの1株

今まさにほころび始めようとしている
(帰り道では、ぱっと開いていた)




横道コースへの分岐

下山はここへ下りてくる




ヒメウツギ:ユキノシタ科
先程の分岐からうるし滝までは
何度も沢の渡渉がある上に
岩が滑りやすい

沢沿いには、ぬかるんで滑りやすい登山道が続く

トラロープはあるものの、
しっかり固定されていないので頼りにならない

冷や冷やしながら、うるし滝に到着

水量が多いので、滝近くへ行くのはパス




うるし滝からも狭いトラバース道が続き
要注意




以前は、水場もあり、
まっすぐ谷沿いに登って行ったが
今は迂回路を登る道に変わった




ヤマシャクヤク:ボタン科-3

中を覗き込むと・・・おしべが黄色い



あれっ?これはおしべが白い?

これから黄色になっていくようだ

ガラガラの斜面に、白い花があちこちで咲いている

土石流が起こった豪雨の翌年でも、花が絶えなかったのは
 太い根茎をもち、根を地中深くまで伸ばすという性質があるため、
そう簡単には抜けなかったかららしい

キミは強いんだね!!




ヤマシャクヤク:ボタン科-4
スリーシスターズ




開いたばかり




ヤマシャクヤク:ボタン科-5
雄しべがまっ黄色! こちらは、黄色が少しあせて
雌しべが大きく伸びている





ここをクリックすると大きく見えます

ここをクリックすると大きく見えます
ヤマシャクヤク:ボタン科-6
雄しべも広がり始めた




株が集まっていた
ヤマシャクヤク:ボタン科-7

陽があたると、花びらが開き
雨が降ったり、夕方寒くなると花びらを閉じるようだ

そして、4日間くらいで花びらははらりと落ちるとか・・・




ニリンソウ:キンポウゲ科

谷山谷は、石灰岩がごろごろ

左岸に登山道がついている




ヤマシャクヤク:ボタン科-5

登るにつれ、つぼみが多くなった
横道コースへの分岐

帰りはここから左折する




新緑が眩しい〜






ミヤマハコベ:ハコベ科

花びらが10枚に見えるが、5枚
切れ込みが深いので10枚に見える




ハシリドコロ:ナス科

葉っぱはたくさんあったが、時期が遅い
やっと見つけた1輪

この花が満開の頃は、
ヤマシャクヤクはまだほんの少ししか咲いていない




柏原への分岐に到着

ここから日陰がなくなるので暑くなる




避難小屋への坂道の途中で後ろを振り返る

見事な新緑!




避難小屋が見えた

笹原は枯れて見通し良し




遠くに伊吹山

ぼんやりとかすんで見える
北霊仙山を目指す




タチツボスミレ:スミレ科
ゴマノハグサ科

オオイヌノフグリに似ている
背が低く、花も小さい





北霊仙山(経塚山)に到着

標識には9合目とも

琵琶湖もぼんやりとしか見えない




霊仙山 本峰
北霊仙山から15分で到着

風もなく暖かいので昼食休憩

足元の石灰岩が以前より多くなったような気がする

雨で土が流され、石灰岩が露出してきたのだろうか




ニリンソウ:キンポウゲ科

背の低いニリンソウがあちこちに咲いていた

ここをクリックすると大きく見えます
ツボスミレ:スミレ科

あちこちに咲いていた




霊仙山最高点の手前から

遠くに伊吹山
手前は、左に北霊仙山と右に避難小屋




ハタザオの仲間:アブラナ科

ハクサンハタザオか?




霊仙山最高点

これで3つのピークを踏んだ
南霊仙山の方向




ひらひらと蝶が飛んできてとまった

接近しても逃げなかったのは不思議




ヤマルリソウ:ムラサキ科

北霊仙山へのショートカット道で




避難小屋を目指す

2度目の柏原分岐




トウゴクサバノオ:キンポウゲ科-1

登りに一生懸命目を凝らして探したが
見つけられなかった花

下山時は、陽が差して花が開いたのだろうか
簡単に見つけることができた

「トウゴク」といっても宮城県より西に分布し
「トウゴク」=関東地方に多いと




トウゴクサバノオ:キンポウゲ科-2


パソコンの端にかろうじて写っていた実
二枚のプロペラ状の実を、サバの尾と見て、名づけられたとか
「サバノオ」=「鯖の尾」の意味

初めて見た!
(肉眼ではとても見つけられなかった)




ここから横道に入る




ヤマシャクヤク:ボタン科-6

こちらのコースでも、ヤマシャクヤクに会える




タニギキョウ:キキョウ科





ヤマシャクヤク:ボタン科-7

雄しべが白っぽい・・・開いたばかりか




「美が原」の標識あり




対面する山



ここをクリックすると大きく見えます
ヤマシャクヤク:ボタン科-8
黄色い雄しべが無い? ツインズ





ここをクリックすると大きく見えます
ヤマシャクヤク:ボタン科-9
1ヶ所に6個の花をつけたヤマシャクヤク




こちらは、3個の花

3個とも初々しい




ミヤマハコベ:ハコベ科

小さいが清楚な花




横道コースはここから下降

以前は一の谷まで行ったことがあるが
あんなに荒れてしまった一の谷では無理




谷山谷と合流

泥でぬかるんだ沢沿いの道をカットできた




土石流で荒れた一の谷を渡る
広い河原に出た

もうすぐ、登山口




ヤブデマリ:スイカズラ科-1

登山口へ来る際、この白い花を見つけた

帰り際、車をとめてもらってパチリ





白い花に見えるのは、装飾花

ぐるりと周りを囲んでいて「ティアラ」のよう

これ↓が本当の花


葉脈が平行に走っている


                 ヤブデマリ:スイカズラ科-2




  山行記録(2011年〜現在まで)へ戻る