朝明〜釈迦ケ岳〜ハト峰〜中峠〜朝明  




釈迦ケ岳(中尾根より)

●場 所 三重県菰野町・滋賀県東近江市
●標高 釈迦ケ岳1091.9m 釈迦ケ岳最高点1097m
●山行日 2014年10月18日(土)
●多治見から
  登山口まで
多治見=東名阪勝川IC=四日市IC=朝明渓谷(P)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、守山、中山、加藤隆
●コースタイム 多治見
朝明渓谷(P)
鳴滝コバ
白毫
釈迦ケ岳最高点
釈迦ケ岳山頂
ハト峰分岐(昼食)
ハト峰
中峠
林道合流
朝明渓谷(P)
6:00発
7:50〜8:10
9:20〜9:30
10:30
10:45〜10:55
11:05〜11:10
11:15〜11:30
13:00〜13:10
14:15〜14:20
15:10
15:30着
 周辺地図こちら     


12月会山行では、
右回りと左回りにパーティーを分けたい…と思い
担当者(当日のリーダー)に声をかけて出かけた

朝明渓谷駐車場は有料(500円)で
かなりの混みよう




団体を避けようと、足早に歩いて
庵座の滝と中尾根の分岐へ急いだ

この標識では右へ行くように示してあるが
左の庵座の滝方面へ行って橋を渡ったほうが分かりやすい



中尾根はここから取りつく




樹林の中をジグザグに登る



シロダモの実:クスノキ科

雌雄異株

葉は大きく、葉脈3本がくっきり見える

アオキのような赤い実が生っている木があちこちにあった(この実は、昨年できた実、つまり雌木)

ちょうど花が咲く時期らしく、高い木の上の方にびっしりと黄色い花がついていた木もあった




鳴滝コバ  774.4m 駐車場から1時間10分

ここ
までは、歩きやすい緩やかな登り

左下前方から水音が聞こえる
庵座の滝の音らしい   だから「鳴滝」


鳴滝コバを過ぎると、傾斜が急になってきた

庵座の滝コースから登ってきた2人パーティーがいたので
様子を聞くと、「いい道だが下りは避けたほうがいい」とのこと

見晴らしのいい場所からの展望
形のいい山が釈迦ケ岳らしい




テンナンショウの仲間:サトイモ科 白毫(びゃくごう)1052・8m

三池岳や松尾尾根方向からの県境縦走路に合流

ここから釈迦ケ岳最高点まで、急な登りが続く




「大蔭」と呼ばれているガレ場
キレットになっている




「大蔭」を登りつめると・・・→




・・・→  釈迦ケ岳最高点1097.1mになる

山頂の1092.2mより5mほど高い




最高点から10分程で釈迦ケ岳山頂

周りの木が切り払われて、展望もよくなり
広場も大きくなっていた




 釈迦ケ岳山頂からの展望

遠くに伊勢湾が見える




   
釈迦ケ岳山頂では2人パーティーが昼食中
おいしそうな親子どんぶりを作っていたので、
休憩適地を探しながらハト峰(羽鳥峰)分岐まで戻った

この辺り、広くはないが、そこそこのスペースがあるので
パーティーごとに休めば快適




アリドオシ:アカネ科

痛そうなトゲがあるので「ヘビノボラズ」かと思ったが
ヘビノボラズは湿地に生えるメギ科

アリドオシは、山地のやや乾いた林内生える




県境稜線縦走路は、御在所を遠くに臨みながら、なだらかなアップダウンの道

時々後ろを振り返りながら歩く

紅葉は始まったばかりで、まだ鮮やかさに欠ける

左  「大蔭」のガレ場   右  白い岩と渋い紅葉のコントラスト




スミレの仲間:スミレ科

狂い咲き

そういえば、イワカガミも1輪咲いていた




御在所を展望しながらのたらたら歩き




センブリ:リンドウ科

背丈10cm位のセンブリが咲いていた




アザミの仲間:キク科

スズカアザミかな?
この県境稜線から、何本も愛知川へ下る道がある

これは白滝谷への道分岐




ハト峰からは、林道コースと谷コースの
2つの下山路がある

子ども達の団体は、にぎやかに林道コースへと降りて行った



ハト峰 823.1m
ハト峰から中峠に向かう

しかし、こんなザレ場記憶にない

おかしいなあと思いながら登っていたが、
もしかして別の道があるのかも・・・?と思って引き返してみたが
思い違いだった・・・

滑りやすいザレ場を登りつめると
やっと登山道が現れてきた

4年の間に、崩落が進んだのかもしれない




ヒカゲノカズラ:ヒカゲノカズラ科

つんつんと伸びた「胞子嚢穂」黄色と
緑色の柔らかい葉っぱがきれいだったので

『水の中に沈めてもなかなか腐らないので、
池に入れて金魚や鯉を産卵させるための藻場の代用に』
したりするとか

我が家の水槽に入れてみようか
リンドウ:リンドウ科

左  まだ雌しべが開いていない

右  雌しべが開いている




フクオウソウ:キク科

最初の発見が、三重県菰野町にある「福王山」

釈迦ケ岳の東北に位置する標高591mの山

雌しべが長く伸び、汚れたような白色の舌状花が特徴




キッコウハグマ(亀甲白熊):キク科

背丈10〜20cmで、小さな花を咲かせていた

葉っぱは、亀の甲羅のような形なので、「亀甲」ハグマ

白熊⇒あのネパールで見た「ヤク」の白い尻尾のこと
(ヤクが全部白い尻尾とは限らない  黒や茶色もあった)
しかし、なぜ「ヤク」が「白熊」になるかさっぱり分からない




ウラジロノキ:バラ科

登山道にいくつも落ちていた
あちこちで見かけたので、かなりの数の木があるようだ

真面目に拾えば、すぐいっぱいになるだろうが
先を急ぐのでパス

もうちょっと小さい「アズキナシ」のような実も落ちていた




ミヤマシキミ:ミカン科

真っ赤でおいしそうな実だった(が、実は有毒)



アップダウンの連続で、やっと中峠に到着

ここから朝明に下る




下り始めてすぐ、登山道に水が流れ始めた

「伏木谷」という名前

岩や石がごろごろ・おまけに薄暗くてじめっとしているので
足元に神経を集中

所々、ロープも張ってあって下りにくい道




地図には、30分でハト峰へ行く林道にでる・・・とあるが
足元が不安定なので時間がかかった

涸谷の橋を渡る

ふと左手を見ると・・・⇒




・・・⇒  細くて長い滝が流れていた



テンナンショウの仲間:サトイモ科

朝明川を石伝いに渡って、ハト峰へ行く林道に合流

その手前に、背丈ほどもある大きなテンナンショウの株に、実が生っていた

中峠からの道は、会山行に不向き・・・で、、ハト峰から下る(又は登る)ことになった




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