アカヤシオを見に 鎌ケ岳

            長石尾根〜三ツ口谷分岐〜三ツ口谷〜三ツ口谷登山口




アカヤシオ


イワウチワ

●場 所 三重県三重郡菰野町
●標高 鎌ケ岳 1040m 
●山行日 2014年4月26日(日)
●コース 長石谷登山口・・・長石尾根分岐・・・三ツ口谷分岐・・・三ツ口大滝・・・三ツ口谷登山口
●多治見から
  登山口まで
多治見=多治見IC=東名阪=四日市IC=R306=湯の山温泉=長石谷登山口付近に駐車・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、守山、若尾良
●コースタイム 多治見
四日市IC
駐車スペース
長石谷登山口
弥一ケ岳
三ツ口谷分岐下
三ツ口谷分岐上
三ツ口大滝
三ツ口谷登山口
駐車スペース
5:55発
7:00
7:25〜7:35
7:45〜7:50
9:00
9:10
9:45〜9;55
10:15
12:00
12:10着
周辺地図はこちら
  


長石谷登山口では、警察と三重県山岳遭難防止対策連絡協議会の腕章を付けた人たちが
登山者1人1人にアンケートをしていた
計画書の提出を促しているのかと思ったら、そうでもなく
装備のほかに「下山後、温泉に入りますか?」という設問もあった
パーティー全員の住所・電話番号なども書いた


テンナンショウの仲間:サトイモ科-1
左  そのアンケートを書いているすぐそばに、変わったテンナンショウの仲間を見つけた
多治見やその近辺で見たものとは全く違って、
黒い筋で、舷部(くちばしの先のようなところ)が、斜め上を向いていた
右 今まで見てきたテンナンショウ(多分、スルガテンナンショウ)

テンナンショウの仲間:サトイモ科-2
左  付属体は棍棒のようで、曲がっていない  それに白くない!!
右 今まで見てきたテンナンショウ(多分、スルガテンナンショウ)

   
テンナンショウの仲間:サトイモ科-3
左、背丈は低く30cm程  葉は、広め
右 今まで見てきたテンナンショウ  背丈は、30〜60cmまでいろいろある(多分、スルガテンナンショウ)

登山口からすぐ、沢を渡る
橋は流されたままで、再建されず
水量が少なかったので渡りやすかった

   
   
アカヤシオ:ツツジ科
登山口から20分くらいで、アカヤシオの木が遠くに見え始めた  すでに花の盛りは過ぎているようだった
そのうち、足元にいっぱい花が落ちているようになり、
登るにつれ、見事になっていった(中腹が、満開で見ごろ  山頂付近では、固い蕾だったとか)
右も左もアカヤシオの花が咲き、対面する御在所岳方面の斜面にも点々とピンク色が見える
帰路は三ツ口谷を下ったが、アカヤシオを見るならやはり尾根道がいい

 
 アカヤシオと御在所岳

 
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アカヤシオと御在所岳

アカヤシオとスカイライン


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弥一ケ岳通過
新しい標識ができていた

アカヤシオと鎌ケ岳



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アカヤシオのトンネルを歩く  タムシバの白色もところどころにある

   
ハルリンドウ:リンドウ科
例年、同じところに咲いている  花は、多治見近辺のハルリンドウにそっくり

   
    
ゴヨウオウレン(バイカオウレン):キンポウゲ科
例年、同じところに咲いている   すでに花の盛りは過ぎ、種ができ始めていた
白い花びらのように見えるのは、萼  ウメの花のように見えるので「バイカ(梅花)オウレン」
中心部にある黄色いものが、花びらだって  緑色のものは雌しべの花柱
では、白いものは?・・・雄しべらしい

 ここから1人で下山開始
アカヤシオが間近に見える尾根道の「馬の背尾根」を下山予定だったが、
体調不良のため、山頂は踏まずに1人だけ別行動を主張
他の2人には、計画通りに行動してもらいたかったので、反対を押し切って三ツ口谷を下山した

   
 三ツ口谷は、何度も歩いたことがあるが、ずいぶん久しぶり
記憶にある深い谷や急な岩場は昔通り
(巻道ができていたが、それじゃあ尾根道と同じようだからつまらない・・・と思って引き返し、谷道へ降りた)

   
 何度も渡り返したが、水量が少ないので物足りないほど

   
   
 
イワウチワ:イワウメ科
谷へ下りれば、会えるかな・・・と思っていたが、予想通り!
花は下を向いて咲くので、斜面に咲いていれば撮影しやすいが、そうでないと花の中が見えない・・・

 
   
三ツ口大滝へは、ここから少し入る
登山道から滝へ直接降りる道も、以前は何度も通ったことがあるが「難路」という標識があったので
今日は、通常コースをとった
しかし、久しぶりの三ツ口大滝  ぜひとも見てこなくては・・・と思って進み始めると、
とたんに足場が崩れていて通行不能
辺りを見回すと、いったん対岸に渡って、再度渡り返せば前進できそうと踏んで、前進

 
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 三ツ口大滝は分岐からすぐだったが、大岩ごろごろが滝壺までの道を塞ぎ
それらを乗り越えてまで行く気が失せた・・・
大滝手前から、ショートカットして登山道へ登る急な道もあるにはあるが、登る気にはなれないほどの荒れよう
のんびりたらたらと歩いていると、後ろから「お〜い」の声
えっ?と思ったら、山頂を踏んですぐさま下山開始した(と聞いた)2人だった・・・
予定コースを変更し、1人で下山している私を心配して休憩することもなく速攻で降りてきたらしい
申し訳ない・・・

 
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 これで、アカヤシオも見納め

 流木を集めた場所
足元も、重機が入ってしっかりと登山道が補強されていた
やはり、この三ツ口谷も土石流が激しかったらしい

   
カバノキ科と思う
何の花だろう
沢の近く・高木・葉が開く前に雄花が咲く

   
クスノキ科-1
堰堤の上、沢のすぐそばに咲いていた
   
 クスノキ科-2
クスノキ科ー1と隣同士で咲いていたが、こちらは花数が少ない
雌花かと思って中を見たが、雄しべが目立った
左  花柄・葉(特に裏)に毛がある
右 葉は、つるつるでクロモジのよう

 
 クスノキ科の黄色い花がびっしリ
バックは御在所岳

   
タチツボスミレ:スミレ科


 
 ミヤマシキミ:ミカン科
『雌雄異株』
雄しべが見えるので雄花・雄木

  
 ヤブツバキ:ツバキ科
山の中では、まだ花がいっぱい

   
大堰堤を過ぎてしばらくしてから、
先を歩く2人から「わっ」という声と、黒っぽいものが右の谷の方へ駆け下っていく姿が見えた
「なになに?何だった?」と聞くと「カモシカ」だって
私も見たかった〜と思ってまたしばらく進むと、今度はギャッという妙な声が左上の斜面から聞こえてきた
見上げると、すぐそばに大きなカモシカ!
チャンス!と思ってカメラを取り出していると、上の方へ行ってしまった
でも、そこでじっとしてこちらを見ているので、顔が見えそうな所を探しながら移動していくと・・・
顔がばっちり見えるところがあった
目の下に目のような模様があるところまで、はっきり見える
どうやら安全な距離だけ遠のいてから、こちらを観察しているよう
先ほどのカモシカより大きいそうなので、親子かもね・・・
十分観察してから、その場を離れた(カモシカはまだその辺りにいたので、子供を待っているのかもしれない)

  
シャクナゲ:ツツジ科
山では会えなかったシャクナゲ  これは麓の家の庭に咲いていた
今度はシロヤシオのころ(シャクナゲも多分同じ時期)、再チャレンジしようっと

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