トレーニング山行 南木曽岳縦走 (尾越〜山頂〜上の原) |
アカヤシオ オオカメノキ |
●場 所 | 長野県木曽郡南木曽町 |
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●標高 | 1676・9m |
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●山行日 | 2014年5月17日(土) |
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●コース | 尾越(おこし)バス停・・・避難小屋・・・登山口・・・金時ノ洞窟・・・山頂・・・展望台・・・上の原登山口・・・南木曽駅 |
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●多治見から 登山口まで |
多治見駅ー南木曽駅=尾越バス停・・・避難小屋・・・登山口 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽 |
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●コースタイム | 多治見駅 南木曽駅 尾越バス停 避難小屋 登山口 金時ノ洞窟 山頂 展望台 大樹:ミズナラ 第一鉄塔 上の原登山口 南木曽駅 |
6:55発 8:09〜8:15 8:32〜8:45 9:40 10:05 10:25 11:55〜12:00 12:10〜12:15 13:50 14:55 15:15 15:50着 |
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周辺地図はこちら |
バスを利用して南木曽岳へ来るのは30数年ぶり 今日は、先回の武奈ヶ岳途中引き返しの原因を考える山行 南木曽駅から「尾越」を通る「保神」行き(始発)バスに乗車 バスの乗客は3名のみ 1名は妻籠で降り、あとは登山者 「尾越」で2名降りてしまって、バスはカラのまま発車 農道をしばらく歩いて、避難小屋へ通じる車道に合流 道路の両側は、鮮やかな朱色のヤマツツジが咲き始めていた |
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マメ科 何の花だろう?園芸種? |
サラサドウダン:ツツジ科 庭先に咲いていた |
合流した車道から振り返る 田圃は田植えの準備完了 |
ハルジオン:キク科 蕾の時は下を向いていて、花を咲かせると上を向き きれいなピンクになる |
山荘「あららぎ」 営業中らしく人の声がしていた |
サクラソウ:サクラソウ科 何故こんな所に?誰かが植えた園芸種? |
ニワトコ:スイカズラ科 中央の赤いものは雌しべ 真ん丸ではなくハート型!(3裂しているのでハート形に見える・・・少しいびつだけど) |
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いつも、冬季に上の原から登っているので この蘭(あららぎ)ルートは久しぶり 以前来た時はこんな立派な堰堤はなかったので ずいぶん前になるんだ |
マルバノキ:マンサク科 瑞々しい緑色の葉っぱ! 昨年の割れた実が残っている この登りのコースは、この木が多い 秋になるときれいに紅葉するので楽しみ〜 |
ミツバツツジの仲間:ツツジ科 花も葉っぱも大きいので「コバノミツバツツジ」ではない 雄しべは10本 雌しべの根元に毛?のようなものがある トウゴクミツバツツジの毛とは違う 何だろう? |
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避難小屋に着いた まぶしい新緑の中を歩けて、嬉しい! |
カナクギノキかな?:クスノキ科 たくさん咲いていた |
ウスギヨウラク:ツツジ科 花の終わりで薄汚れていた これでもきれいな花を選んだのだが・・・ |
シロモジ:クスノキ科 多治見近辺ではすでに実が生っているのに ここではまだ花が咲いていた 雄花のよう 『雌雄異株』 |
キブシかな?:キブシ科 実ができ始めていた こんなトンガリで、あの丸い実になるのだろうか? 『雌雄異株』 |
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ヤナギの仲間:ヤナギ科 黒っぽいのは何だろう? |
ここが蘭(あららぎ)登山口になるのだろう |
ミヤマシキミ:ミカン科 花びらは落ちてしまったのだろうか 雄しべばかりが目立つので、雄花 『雌雄異株』 |
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ツクバネソウ:ユリ科 緑色の花(と言っても外花被⇒つまり萼のような花ってことかな) 『萼と花冠が同じように見える場合は、ひとまとめにして花被(かひ)ということが多い 花被を萼と花冠で区別する場合は、萼を外花被という』だって 黄色い花粉を付けているのが雄しべ 茶色で4本に分かれているのは雌しべ ここだけにかたまって咲いていたので、種が近くに落ちたのだろう |
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このコースは、 登山道と下山道に分かれて周回できるようになっている ここが分岐 下山道はかなり急坂で、反対に回る人はめったにいない |
分岐からすぐのところに、こんな標識 右後ろにぽっかり空いている所が「金時ノ洞窟」 |
「金時ノ洞窟」の上 以前は水が流れていて滝状になっていたが 今は、まったくのカラ滝 |
ミヤマシキミ:ミカン科 真っ赤な実が目を惹いた |
「喉の滝」と呼んでいた滝は、もっと下にあったはず・・・ |
こんなガタガタの梯子が何回も出てくる |
アカヤシオ:ツツジ科 岩場・:クサリ場あたりから、アカヤシオのピンクの花があちこちで咲くようになってきた 今が見ごろなので、鈴鹿と比べるとやや遅い この前の鎌ケ岳のように、頭のすぐ上・手が届くほどの所に咲くのではなく、ずっと離れた所 手が届くのはほんの少々 |
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南木曽の町を見下ろす 対岸・手前の山は伊勢山 |
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バイカオウレン(別名:ゴカヨウオウレン:キンポウゲ科 白い花びらのようなものは萼 黄色いものが花びら 緑色のものが雌しべ 白い棒状のものが雄しべ 登っていくにつれ、実ばかりになっているものから、実と花があるものへと変わっていった |
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南アルプスが見えてきた このコースからは南アルプス 下山コースからは、中央アルプスや御嶽が見える |
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南木曽岳山頂に到着 きつい登りはここまで あとは楽々の下山コースになる |
展望のない山頂はさっと通過して、展望台を目指す 赤い屋根の避難小屋 その先が展望台 奥に見える山は中央アルプス |
展望台は若者グループでいっぱい 岩に登り、写真だけ撮って、早々に立ち去る |
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展望台から 右の方は南アルプス |
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展望台から 正面が中央アルプス |
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ショウジョウバカマ:ユリ科 赤っぽい花がまだ咲いていた |
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展望台からだと木に遮られていた御嶽も、下山途中にはすっきり見えた 左:御嶽・右;乗鞍 |
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オオカメノキ:スイカズラ科 下の方では実になっていたが、上へ行くにつれ、咲き始めの初々しい花となった 花びらのように見える大きくて白いものは装飾花 中央にある粒々が本物の花 中心に雌しべがあり雄しべは5本ある 真っ白い花と、ピンクがかった花があった |
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下山路は、笹が生い茂り、これ以上季節が進むと嫌になる 笹で隠れた道を探しながら、冬季の記憶をたどりながら歩く |
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タケシマラン:ユリ科 葉の下にぶら下がっている花を見つけた 葉をぐいと持ち上げてパチリ 花びら(正確には花被片)は後ろへそり返っている 周りにある黄色いものが雄しべで、中央にあるのが雌しべかな? |
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アカヤシオ:ツツジ科 こちらの下山コースにも咲いていたが 数はうんと少ない |
ミヤマシキミ:ミカン科 『雌雄異株』 こちらは雌しべが突き出ているので雌花・雌株 |
カナクギノキかな?:クスノキ科 た〜くさん咲いていた これも雌雄異株だが、雄しべが目立つので雄花だろうか? カナクギノキ=「金釘」かと思っていたが 『名前の由来は樹皮に見られる「鹿の子模様」から「かのこぎ」といわれていたのが訛ったという説が有力』だとか へ〜え、そうだったんだ・・・ |
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タチキランソウかな?:シソ科 地面にはりつくように広がっていない ⇒キランソウではない 上唇(じょうしん)ははっきりしている ⇒キランソウではない |
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ギンリョウソウ:シャクジョウソウ科 下山路の薄暗い樹林の中に、たくさん咲いていた まだ咲き始めたばかり 下からのぞき込んでみたがはっきりしないので、首を持ってぐいと上を向かせてパチリ へ〜え、こんなんだったんだ・・・!!驚いた! 花びら(正確には花被片)は筒状になっているが、3〜5の裂片だって ⇒そういわれればぐるっと重なるようになっている・・・ 黄色は雄しべらしい(『雄しべは10個』らしいが、それよりもっと多くある・・・) 雄しべの葯が2つに分かれているのかも 中央の青色部分が雌しべの柱頭らしい(大きいんだ!) 濡れたようになっている(分泌液だって) これからこの柱頭が伸びていくのだろうか・・・ |
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「巨大樹の森」と言われた巨樹たちも、近年は枯れたり倒れたりして、昔の面影がなくなってきた |
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いつも、「曲がり角」と呼んでいる場所 ここにも巨樹が立っていたが、今は枯れ木 |
ハウチワカエデ:カエデ科 翼果ができている |
シカ避けのテープ 以前はなかった シカの食害が広がったらしい |
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ヤマツツジ:ツツジ科 「緑の海」に、朱色がひときわ鮮やか |
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オトコヨウゾメ:スイカズラ科 白い花が垂れているのでオトコヨウゾメだと分かった 中央にある赤いものは、雌しべ 『3裂している』って 周りに雄しべが5本ぐるっと取り囲んでいる |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科 てっぺんの白い部分(付属体)の先が膨らんで前に曲がっているので、スルガテンナンショウかな? |
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第一鉄塔 ここまでくれば上の原登山口は間近 でも、まだ、駅まで歩かなければならない |
タニギキョウ:キキョウ科 薄暗いここだけに群生していた |
上の原登山道入口 民家のすぐ横(こんな所でいいのかな・・・)と思うような細い道 |
ハルジオン:キク科 畑の周りにに群生していた |
調べ中 何の花だろう?園芸種? 道路脇・田圃の周りに咲いていた |
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タツナミソウの仲間:シソ科 ここだけに咲いていた |
キリ:ゴマノハグサ科 青い空に、薄紫の大きな花 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 花を見ながら南木曽駅に到着 次の電車まで小1時間あるので、 日陰でビールを飲みながらのんびり待つ 妻籠・馬篭の観光客が多かった |
* 自分のペースで花を見ながら、写真を撮りながら歩いたので、えらくなることもなく、楽々歩けた。 * 地図(昭文社:山と高原地図:「木曽駒・空木岳」)に書いてあるコースタイムは7時間30分。 今日の行動時間は休憩を入れて7時間05分。 ゆっくり歩いていたので、大幅にオーバーしているだろうと思っていたが、休憩を入れても短い結果に自分でも驚いている。 * 写真を撮ったり、花を見たりで、少し休憩することになるので、大休憩はなくても大丈夫。長くて10分。 * 急登の時は休み、平坦な場所や下りでは、どんどん歩き・・・と、体と相談しながら歩いた。 * 撮りたい写真は全部撮ったので、ストレスもなし。 * 水分を意識して取り、行動食も意識して少しずつ食べた。 * ヒマラヤトレッキングツアー「サパナ」の浅原さんから貰った資料「高山病対策について」に書いてあったが、 『自分のペースで登り、他人のペースで歩かない!』・・・が役立った。 これで、9月、またヒマラヤへ行けそう〜 |