久しぶりの縦走  霊仙山 
           
醒ヶ井養鱒場〜柏原駅





フサザクラ



霊仙山最高点


●場 所 滋賀県犬上郡多賀町
●標高 霊仙山 最高点  1094m  
北霊仙山      1040m 
●山行日 2014年3月29日(土)
●コース 醒ヶ井養鱒場バス停・・・榑ケ畑登山口・・・汗フキ峠・・・7合目お猿岩・・・登山道を外れトラバース・・・・霊仙山最高点・・・登山道を外れショートカットで北霊仙山・・・・4合目避難小屋・・・柏原駅
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR名古屋JR大垣JR醒ヶ井バスで醒ヶ井養鱒場・・・榑ケ畑登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽
●コースタイム JR多治見駅
JR醒ヶ井駅
醒ヶ井養鱒場バス停
榑ケ畑登山口
汗フキ峠

3合目
7合目お猿岩
霊仙山最高点
北霊仙山
谷山谷分岐
4合目避難小屋
柏原登山口
JR
柏原駅
5:25発
7:23〜7:48
8:00〜8:05
8:55〜9:00
9:15
9:25〜9:35
10:25
11:05〜11:15
11:30
11:50
13:05
14:25
15:00着
周辺地図はこちら    コース図はこちら
                (*縮小・拡大・移動ができます)
  


キブシ:キブシ科-1

養鱒場から榑ケ畑登山口までの林道は長い
が、花を探しながら歩くのでこれはこれで楽しい

キブシがたくさんぶら下がっていた
『雌雄異株(雄株、両性株、雌株があるようだ)
穂状花序を下垂

雄花は雄しべが8本、
雄花序は長い
花序は短く
、雄しべは退化し子房が発達している

キブシの花は、早春の山菜でもある
おひたし、天ぷらにして食べることができる
ただし受粉した雌花は子房が固くなり、タンニンが多くなる』
そうである




キブシ:キブシ科-2

ではこれは?

真ん中に子房があり、周りに雄しべが丸く囲んでいるので
両性花





面白いものを見た・・・
木の周りを網の袋で包まれた若いヒノキ

シカの食害から守っているらしい




この林道から、山を越えて、
上丹生の谷山谷登山口へ行ける広い林道ができている

谷山谷コースは大好きコースだが、
いつまで通行不可なんだろう




  
フサザクラ:フサザクラ科

この林道沿いにはたくさんある  高木で、気を付けてみていると、遠くても暗赤色に見える

『谷筋で群生している』そうだが、その説明通り

ちょうど手を伸ばせば届くほどの所に、咲いていた

『フサザクラは両性化で花被(がく片と花弁=花びらを合わせたもののこと)をもたない
細くて長い雄しべの柄(花糸、6〜7ミリ)の先に暗紅色で大型の花粉袋(葯)をもつ
雄しべが目立つが、雄しべの下部に柄のついた白いブラシのような部分が雌しべである
雄しべは雌しべよりも先に成熟する』と


つまり、これは、雄しべと雌しべだけの花で、
今は、雄しべが成熟している時期で、『白いブラシのような雌しべ』は見当たらない・・・ということだろうか

つい、華やかに見える方を選んで写真を撮ってしまうので、雌しべが撮れていなかった・・・反省!




ダンコウバイ:クスノキ科

この花の黄色はよく目立つ




スズシロソウ:アブラナ科

暖かいここだけに咲いていた

タチツボスミレかな?:スミレ科

山の斜面・岩の隙間にたくさん咲いていた

スミレは種類が多すぎて(日本に『60種類』とかで)、手強い

タチツボスミレに似ている




ミヤマカタバミ:カタバミ科

榑ケ畑登山口近くにたった1株だけ咲いていた
(下山口付近はたくさん咲いていたが)




「かなや」小屋

土・日・祝日のみの営業小屋

ヨゴレネコノメソウかな?:ユキノシタ科

おやっ、かわったネコノメソウの仲間だ・・・と思って、パチリ

紫褐色や紫色が見える

ヨゴレネコノメソウは、
『沢沿いのやや暗いところなどに生え、葉は対生、卵形で表面には斑紋があり、がく裂片が直立する
雄しべの葯は赤紫色〜暗紅色』だそうで、この花の説明に似ている




 
ミスミソウ(別名ユキワリソウ):キンポウゲ科

例年この辺りに咲いているはずだが・・・と探しながら歩いていると、やっぱり咲いていた!


『萼(がく)片のように見えるのは茎葉であり、花弁のように見えるのが萼片で、花弁はない
花弁のように見える萼(がく)片の数は6〜10と変異があり、色は大平洋側では白色であるが、日本海側では薄青・紫・赤など

根出葉は三裂し、裂片の形が三角形で先端が鈍頭のものをミスミソウ、
円頭になるものをスハマソウとするが、中間形もあって区別しにくいこともある』と

つまり、白くてきれいな物は、花びらではなく、萼(がく)  7・8・10・12枚などだった

また、葉の先端はどちらかといえばとがっていたので、ミスミソウとした

この霊仙山では、花色はすべて白色




 
   
オニシバリ:ジンチョウゲ科

霊仙山に咲くジンチョウゲ科の黄色い花は、「ナニワズ」だと聞いていたが、調べてみる↓とそうでもないことが分かった

       特徴 
オニシバリ  雌雄異株
花期は2〜4月
葉腋に黄緑色の小さな花を数個付ける
花びらのように見えるのは、がく筒が4裂したもの
夏に落葉する冬緑樹である(ナツボウズという別名の所以である)
葉は枝先に集まって互生  長楕円形
福島県以西の本州、四国、九州に分布

 ナニワズ 雌雄異株  オニシバリの亜種
花期は
4〜5月、花は黄色で、枝先に束生状に多数つける
葉は枝先に集まって互生 長楕円形
花びらのように見えるのは、がく筒が4裂したもの
夏に落葉する冬緑樹である(これもナツボウズと呼ばれている)
葉は枝先に集まって互生 長楕円形
北海道・東北地方・北陸地方・南千島・サハリンに分布

つまり、オニシバリとナニワズはとてもよく似ているが、
分布地域から見れば、この滋賀県に咲く花は、オニシバリとなる




   
 養鱒場からここまで約1時間半
花の写真を撮りながら歩くので
(結局この時間が休憩となっているのかも)
疲れを感じない

ここで初めて休憩をとる




この7合目から登山道を外れ、
トラバースをしながら山頂を目指す




  
トラバース中に登山道のある方面を見下ろす

北霊仙山経由だと、三角形の2辺を歩く勘定  それを三角形の底辺歩きに変えたわけ

ところが、だんだん斜面を登っていくと、今まで見えていた霊仙山本峰が隠れてしまって分かりづらくなった

目の前の稜線を人が歩いている…と思ったらシカの群れだった

あちこちに、シカ道らしい跡や、糞場があった

まさか、こんなにシカが歩いているところに本峰があるはずがないと思い
上を目指さないで、どんどんトラバースしていった(のが、思い込みだった)




 
これは、シカのいる方に向けてシャッターを押したら、たまたま隅の方に写っていたシカの画像




 
 とうとう、ピークが見える稜線に出た  向こうのピークに標識と人がいるのが見えた

そこを目指してつっきて行こうと思い、雪の上のシカの足跡を踏んでいくと・・・急な雪の斜面

これはとても無理…と思って、少し降りたところにあるシカの踏み跡をたどって向こうの斜面に出ることができた




 
先ほどまでいた雪の斜面を振り返る




 
こちらは北霊仙山と、見慣れた避難小屋

しかし、この2つがこの角度で見えるって、本峰ではなく最高点に向かっているかも・・・と思い始めた




 
やっぱり、最高点まで来てしまった・・・  先客は2名のみ




 
 はるかに見えるピークが、本峰(標識と数名の人が見える)

あれれっ? いつの間にか登山道を横切っていたことになるが、はっきりしなかったなあ・・・

では、もっと早めにトラバースをやめ、上へ登っていけば本峰に着いたわけだね




 
 2週後に来る予定の西南尾根  白っぽいのは雪のように見えるが石灰岩の白さ




 
10分休憩後、下山開始  最高点を振り返る

雪の時期と、枯草の時期だけ歩ける尾根

このまま、登山道へは戻らず、北霊仙山を目指す




 
 北霊仙山から本峰や最高点を目指す登山者

右に広がる緩い斜面をトラバースしていたんだ・・・





  
北霊仙山  伊吹山が霞んで見える




 
北霊仙山からの眺め

右のピークが本峰  左のピークが先ほどまでいた最高点




 
 避難小屋から伊吹山を望む

山頂に、ちょっぴり残っている雪が見える




   
 8合目の標識

こちらから登る人は少ない
若いカップル1組に出会っただけ




 オニシバリ:ジンチョウゲ科

こちらのコースにも咲いていた
 
 こちらのコースは北側になるので、雪が残っているかもと思って、軽アイゼンは用意してきた

一番残っていた8合目付近  ここだけ気を付ければ、問題なしだった

6合目からは、尾根の冬道を通った(いつも、遅くまで雪が残っているし、ヒノキが倒れこんでいる箇所が多いので)

ここも、枯草ばかりで歩きやすかった




   
 アセビ:ツツジ科

やっと咲き始めた




 4合目避難小屋

標識は随分高いところにあるが、積雪を考えると妥当な位置
   
   
スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科

小さな葉っぱだったがちゃんと花は咲いていた




   
ツノハシバミかな?:カバノキ科

ハンノキやオオバヤシャブシの仲間だとは分かったが、こんな小さい雌花は初めて見た

それに、枯れ葉がたくさんくっついたまま花を咲かせるとは・・・

『雌雄同株、雌雄異花

3〜4月、葉より先に花が開く

雄花序は、カバノキ科の仲間と同様に、穂状花序を下垂する

雌花序は、数個の花が頭状に集まり、赤い花柱がひげのように、芽鱗からのぞく』と




  
 スギ:ヒノキ科

おおっ、たくさん雄花が咲いているなあと思い、ストックでぽんと叩くと、もわ〜っと花粉が散っていった

最近、花粉症とは縁がないから大丈夫だと思って、つい余計なことをしてしまった

そのむくいが、鼻水・鼻づまり・頭重・のどのイガイガ・目が痛い・・・となってでてきて、翌日、薬を飲む羽目になった・・・




   
 両方とも同じ場所

左  古い標識でここ2本杉が1合目 

右 新しい標識でここが2合目となった

(他に、1合目・2合目・3合目・7合目の位置も変わっていた)




   
   
   
   
   
   
セリバオウレン:キンポウゲ科

暗い林の中に白く浮かび上がったように咲いていた

この場所で咲いているのは、初めて見た

雄花ばかりが目立っていた

葉は、2回3出複葉なので、「コセリバオウレン」ではなく「セリバオウレン」




   
 ここが新しい1合目

川沿いの林道が終わった辺りに立っている




 シキミ:シキミ科

この株だけが咲いていた
   
  
クロモジ:クスノキ科

シロモジに似ているが、すこ〜し雰囲気が異なる花を見つけた

葉がシロモジのように3つに分かれていないので、クロモジと思われる




   
 スギ:スギ科

雌花

雄花に比べて圧倒的に数が少ない




 橋の所に立っている看板

ここを登山口としているが、本当はどこだろう??

名神高速の高架をくぐった所に
計画書を入れる箱がある所かな?

それとも、柏原駅かな?





   
ミヤマカタバミ:キンポウゲ科

スギ林の中にたくさん咲いていた




  
サクラ:バラ科

確かこの付近に、サクランボが生っていた記憶がある

このサクラだろうか?

サクラ・ウメ・レンギョウ・ハクモクレンサンシュウなどを見ながら柏原駅へ


マイペースで、花の写真を撮りながら静かに歩けたので、ストレスもなく楽しい山行になった





*榑ケ畑登山口手前に、新しく駐車場ができていた(8台くらい可能)
もともとある榑ケ畑登山口の駐車場は10数台

だから、登山者に、「林道に駐車するのは止めてください」の注意書きが何か所もあったんだ
特に、フクジュソウと紅葉ののシーズンには、車が多くなるらしい

一番時間のかからないコースなので、登山者が多くなるのもうなづける




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