下りは冷や冷や  伊吹山




伊吹山山頂

●場 所 滋賀県米原市
●標高 1377m
●山行日 2015年2月7日(土)
●コース 多治見=関ヶ原IC=伊吹山上野登山口(P)
●多治見から
  登山口まで
多治見=R19=南木曽岳登山口付近の駐車スペース・・・上の原登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、守山
●コースタイム 多治見
関ヶ原IC
上野登山口(P)
1合目
3合目
5合目
9合目
山頂
5合目
1合目
上野登山口(P)
6:30発
7:20
7:35頃着〜8:00発
8:35〜8:45
9:45〜9:55
10:30〜10:40
12:10
12:25〜12:50
14:00〜14:10
15:05〜15:10
15:30着
 周辺地図こちら 


多治見から約1時間ほどで登山口付近の駐車場に到着

この近くには民家の庭先を利用した
駐車場が多数あるが、たいていは500円が相場

今回は以前利用したことのある最も近い場所にした

下山後の靴の泥を流すホースが用意され、
専用のブラシも複数置いてあり
おまけにミカン1個と飴も貰った

入山協力金は300円
夏には回収員がいて、
花の地図と引き換えに協力金を払ったが、今日は無人

自主的に、箱の中へポトンと入れる仕組み




登山口

「なだれ注意報発令中」の看板

誰も気に留めることなく、続々と登って行った

スキーを担ぐ若者や、
ヒップソリ(お尻に敷いて雪の斜面を滑る道具)を持つ者も




「2月28日までの毎週水・土曜日は、
林道で猟銃によるニホンジカの捕獲実証調査を実施します。

林道付近は危険ですので
登山道から外れないようにご注意意ください。」の看板

今日は土曜日!

下山時、1合目の林道には監視員が立っていた

「シカは捕獲できますか?」と尋ねると、
「なかなか難しい」との返答だった




1合目から雪道になるか・・・の予想は外れた

一片の雪もない枯草の斜面



2合目も雪はなし




2合目を過ぎ、稜線に出るとやっと雪道になった



 もうすぐ3合目

伊吹山山頂がくっきり見えた

まだ、上方に人影なし  6合目下の小屋の辺りに列の先頭が見えた




 
 3合目  トイレは冬季閉鎖  9:45

あずまやで休憩

アイゼンも着ける(4合目までは平らだが、ここなら椅子に座って落ちついてできるから)




 
 4合目に向かう

無雪期、ロープが張ってある場所も、皆雪の下

列の先頭は、9合目近くまで登っているのが見えた




 
 5合目  10:30

アリの行列のように、続々と列が続いているのが見える




 
 6合目下の避難小屋 10:45

ガスが出てきた  列の先頭は見えない・・・




 
 最初は緩やかな斜面  10:52

ちょうど白馬の大雪渓を想像させる行列だが、大きく異なる点は、斜度がもっときついこと
良いことは、落石の危険性がないので、足元だけを見ていればいいこと


だんだん斜度がきつくなり、一息入れようにも平らな場所がない・・・

かろうじて一叢の木の上で休憩  水分補給とともに、ここでストックをピッケルに替えた




 
 ひたすら足の置き場所を探しながら、1歩1歩登る  11:40
ピッケルはズブリと雪に刺さり、頼もしい

左の方は下山する人たちのコースになっている

1人の女性が、頭から数メートル滑り落ちていった
「足を下にして」と声をかけたが、何とか止まった

2本のストックは元の場所・・・同行者が1本、下山者が1本、彼女の場所まで滑り落とした




 
 頭の上で何かのモーター音がした

ヘリでも飛んでいるのか・・・と、見上げる余裕もなかったが、
何度も辺りを回っているようなので、ふと目を上げると、モーターパラグライダーだった




 
 もうすぐ9合目  11:56

雪はズブズブ




   
 9合目に到着〜  12:10

9:45、3合目で休憩した時に、
パンとおにぎりと水分をしっかりお腹に入れておいたので
2時間半の登りにも耐えることができた




 雪に埋もれている標識



 
 今、雲の上にいる

登ったばかりだが、下りが心配・・・  あの急斜面、どうやって下りたらいいのか・・・




 
ここからは平らな道  ピッケルをストックと交換

冬靴に12本爪アイゼンは、足が重い・・・




 
 エビのしっぽを見に、近くまで行ってみた

無雪期、ここは立ち入り禁止のロープの中

今はどこでも歩けてしまう




   
 半分雪に埋もれた看板

長いエビのしっぽがm周りを縁取っている




これはまた長いエビのしっぽ!

40cm以上はありそう




   
 「緊急避難場所」

「24時間いつでも空いています」の文字が見える




山頂  12:25



 
 
 周りの売店も雪に埋もれている

屋根の上へも容易に行けるようで、足跡がある




 
雪の吹き溜まりか、すっぽり埋まっている売店




 
 6合目あたりで出たガスもすぐ晴れ、対面する山々もくっきり

ベンチに腰を下ろしてランチタイム




 
お花畑も皆、雪の下




 
さあ下山

9合目からの下りが始まる   13:08

左の方は登りのコース、右の方が下りのコースといった具合に、自然に分かれている

ピッケル1本ではバランスが心もとないので、右手にピッケル・左手にストックを持つことにした

先行者たちが下って行った跡をたどろうと、足を置く場所を探すが、
雪はすでに融け始めていて、しっかりした階段状にはなっていない

斜め下で、足を下ろせそうな場所を探し探し、「1歩1歩確実に」・・・を心の中でとなえながら下る



↑この黄緑色のものが、「ヒップソリ」

せっかく階段状に作られた雪道が、このソリで滑ると消えてなくなってしまう

滑るなら、登山者や下山者がいない場所で使ってほしい・・・と思った

伊吹山のこの斜面は急すぎて、止めようにも止まれないのではないかと、心配にもなる




 
 13:34  辺りを見回す余裕もなくここまで下りてきたが、少し傾斜が緩くなったので
やっとカメラを取りだすことができた

6合目下の避難小屋がまだあんなに小さい・・・

あそこまで下れば、後はたらたら




 
 上を振り返ると・・・、登る人下る人が小さく見える

ぐっと引き寄せてパチリ↓

 
 



 
 右の方に大きな琵琶湖が見える




 
 「手を振って〜」の声に応えて、手を振る同行者をパチリ




 
 5合目が近づいてきた  土が見え始めた




 
 14:02  5合目から振り返る

ぐっと引っ張りよせると・・・まだ登る人・下る人が連なっている↓

ここでアイゼンを外した

足が軽くなった〜  が、ザックは重くなった

 
 



 
 3合目付近  14:23

雪を楽しめるのも、この辺りまで




 
2合目上の稜線から、1合目に続く登山道を見下ろす

この辺りから、泥道になる  転ばないように注意して下る




   
1合目  15:05




 
 登山口に到着  15:30

駐車場に用意されていたブラシとホースの水で
靴やスパッツやストックをゴシゴシ洗ったが
へばりついた泥はなかなか落ちない

登山口周辺の水路は、登山者の靴洗い場となり
ブラシも設置してあった


・・・・・・・・

冬山用靴と12本アイゼンと急斜面の上り下りは
足に負担がかかったようで、
登りに2回・下りに1回足が攣った
(こんなことは最近なかったのだが・・・)

太ももの内側がずき〜んと痛くなり
しばらくは歩けなかったが、
マッサージと足の上下運動と水分補給で何とかしのいだ





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