電車とバス利用で 南木曽岳縦走





展望台



ギンリョウソウ


●場 所 長野県木曽郡南木曽町

●標高 1677m

●山行日 2015年5月9日(土)

●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR南木曽駅⇒尾越バス停・・・蘭登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス

●参加者 丹羽

●コースタイム JR多治見駅
JR中津川駅
JR南木曽駅
尾越バス停
山荘あららぎ
蘭登山口
岩場
山頂
展望台
曲がり角
上の原登山口
南木曽駅

6:55発
7:35〜7:40
8:09〜8:15
8:32
9:20
9:40
11:20〜11:30
12:20
12:35〜12:45
14:40〜14:50
16:00
16:30〜16:32

周辺地図はこちら

  


   尾越バス停〜蘭登山口
多治見から約1時間半で尾越のバス停に着いた

乗客は6〜7名

だんだん降りていって、残ったのは2人のみ
もう1人の男性も南木曽岳登山のよう

昨年とは違う場所のバス停で戸惑ったが
県道まで少し歩いてから、いよいよスタート

バスの中で身ごしらえは終わっているので
すぐ出発

車の道を避け、ウォーキングコースへと左折

「どん坂のいぼ地蔵」だって  へ〜え

奥に赤い花が見える・・・→




・・・→と思って近寄ると、
セイヨウシャクナゲ(たぶん)だった






ヤマツツジ:ツツジ科

農道を歩いていると、朱色のヤマツツジの大株!
見事!




センダイハギ:マメ科

『寒冷地域の海岸に群生する
野村半島や礼文島など北海道には群生地が多い』とか

これは園芸植物として植えられているのだろう

昨年、名前が分からなかったが
今回、ちょうど出会った人に名前を訪ねると
「センダイハギ」だと教えてもらった

ついでにハーブを少しちぎって、「ハイ」・・・と

ポケットに入れて匂いを嗅ぎながら歩いた
さわやかなミント系




サラサドウダン:ツツジ科

サラサドウダンは、山にも自生している

麓だから開花が早いのかも




ナルコユリ:ユリ

農道の脇の土手に小群落があった



テンナンショウの仲間:サトイモ科

わっ、黒っぽい(というか濃い茶褐色)〜  スルガテンナンショウではない(スルガテンナンショウは緑色)

中を覗いてみると、付属体も黒っぽい色

山中で出会ったテンナンショウの仲間は↓、仏炎苞も付属体も、もう少し色が薄かった 

   

『テンナンショウ属は中間型も存在し分類が難しく、マムシグサ1種にまとめるという説がある』だって

そうなれば簡単なんだけど・・・




ブルーベリー:ツツジ科

多治見の「潮見の森」で、見慣れた花
農道脇に咲いていた




「蘭諏訪神社」

後ろから登山者の車が来ないので
安心して歩ける



サルマメ:サルトリイバラ科

あれ?縁が赤い葉っぱ??  小さな花がたくさん咲いている・・・・と思って近づくと丸い実が生っていた

まだ雌しべの柱頭の痕跡が残っているのが可愛い〜




調べ中

農道の脇に大きな株を作っていた  背丈50〜60cm程




オトコヨウゾメ:スイカズラ科

『花冠は5裂し、雄しべは5本で花冠より短い
雌しべは1個で、花柱の先は、3裂し少しピンク帯びる』・・・と

下山時に出会ったオトコヨウゾメは」、そのピンクがあったが
どうも咲いてからしばらくたつとピンク色が消えるようである

ここの花は皆、ピンクが消えていた




ヤマツツジ:ツツジ科

緑色の中にパッと目を惹く朱色!




蘭キャンプ場

バス停からここまで、花を見ながら約40分

登山口は、まだまだ先




 ヤマツツジ:ツツジ科

緩い登りだが、標高が高くなったからか
ヤマツツジの開花が少なく蕾が多くなった




 ツボスミレ:スミレ科




   
「山荘あららぎ」と標識

「自然探勝園」とは、蘭登山口付近にある探索路のことだろうと見当をつける




   
 テンナンショウの仲間:サトイモ科

まだ葉も広がっていない状態   きっちり折りたたまれているが、仏炎苞は黒っぽい




   
 サクラソウ:サクラソウ科

いつもの場所に咲いていた




 スノキ:ツツジ科

萼がつるりとしているので、スノキ?と思って
葉を噛んでみたら、酢っぱ〜い!!




   
  堰堤




 シロモジ:クスノキ科

多治見ではずっと前に花は終わっている

ここではまだ花が咲いていた




   
 キブシ:キブシ科

実が顔を出していた




 ミツバツツジの仲間:ツツジ科

雄しべは10本
ミツバツツジではない(雄しべ5本だから)

多治見近辺のコバノミツバツツジ(雄しべは10本)とは
風合いが異なる・・・




   
 ウスギヨウラク:ツツジ科

開花から大分日が経っているのだろう
なんとなく薄汚れていた




 タチツボスミレ:スミレ科




   
 ナガバモミジイチゴ:バラ科

左  花は下を向いて咲く   右  花を覗き込んでパチリ

この葉こそ、正当「ナガバモミジイチゴ」・・・長くてモミジの葉っぱのよう

多治見近辺では、切れ込みの深くないものが多い




   
 タチキランソウ(かな?):シソ科

横に這わない  上唇がピンと立っている




   
登山口

左  避難小屋  右  案内図

計画書を出すポスト・携帯電話通話可能箇所・トイレや林道修復の協力金のお願い・・・などの情報多数




   
  「自然探勝園入口」標識

南木曽岳への近道にもなる

ショートカットして、また林道へ




  ここまで林道

ここから左折して、登山道へ




   
ここをクリックすると大きく見えます
ミヤマシキミ:ミカン科

昨年の実




  左折してしばらくたったころ、沢音が聞こえてきた

えっ? もう金時ノ洞窟のある沢?…と思ったら
以前は小沢だったところが、大きな谷になっていた

大岩がゴロゴロし、立木が流された跡が
上流から下流までずっと続いていた

昨年7月の「南木曽岳豪雨」の痕らしい・・・と分かった

今は、歩きやすいように足場が作られ
赤ペンキが書いてあった




   
   
ツクバネソウ:ユリ科

いつもの所に小群落を作っていた

外側にある緑色のものは萼  花びらはない  

雄しべは8本  先が4つに分かれた橙色のものは、雌しべ

ここだけに咲いていて、他では見かけなかった




   
  下山路の分岐





そして、すぐ金時ノ洞窟の標識



 
   
  朽ちた橋を登って、涸れ沢に降りる

ここのガラガラは、だいぶ前からになる

南木曽岳の集中豪雨を調べてみると
『昭和34年の伊勢湾台風、
昭和41年の南木曽災害』が見つかった
そして昨年の「7.9南木曽町豪雨災害」

その原因は
『伊勢湾方面からの気流が山面にぶつかり、
集中的に大雨を降らせ、
花崗岩砂礫で覆われた急斜面の山肌は
「蛇抜け」と言われる土石流が山麓の集落を襲う』・・・と




フモトスミレ:スミレ科

土砂で流されていない場所に咲いていた



 
   
  朽ちかけた木の橋

慎重に渡る




 ゴヨウオウレン:キンポウゲ科

日陰に、咲き残っていた


   
 ミヤマシキミ:ミカン科

「雌雄異株」  これは雄しべが目立つので雄花




  朽ちかけた木の橋

これで幾つ目だろう  数えきれないほどある




   
  ここも、「7.9南木曽町豪雨災害」の痕らしい

昨年、5月17日に歩いているが
こんな光景には出会わなかった




  またまた朽ちかけた木橋



   
  またまたまた、朽ちかけた木橋




「喉の滝」標識は倒れていたが
ここ「欽明水」の標識はしっかり立っていた

しかし、水らしいものは無い・・・音も聞こえない・・・




  
   
   
テンナンショウの仲間:サトイモ科

朽ちた木橋を登っていると、橋の下に黒っぽいものが見えた

あれっと思い、降りてよく見ると、テンナンショウの仲間だった

麓の農道わきで見たもの↓より、付属体の色が薄い 

    




   
 オオカメノキ:スイカズラ科

遠くに、ぽつぽつと白い花が咲いていた




こんな急な木橋を登るには、ストックでは無理

片手は木橋をつかみ、
片手はストックを突くスタイルで登った

そんなスタイルが必要な木橋は、
この後数ヶ所出てきた




   
タムシバ:モクレン科

標高が上がるにつれ、花が初々しくなるので嬉しい!




   
  岩場に着いた

今は、迂回できるよう橋が作られているので楽チン

ここで休憩を取っていると、
小さな虫がブンブン顔の周りを飛び回り
(風越山と同じような虫)
落ち着いて行動食も食べられない




  岩場の上あたりから、恵那山を望む



   
アカヤシオ:ツツジ科

岩場を過ぎると、アカヤシオのピンクをあちこちで見かけた  但し遠い




   
   
 ウスギヨウラク:ツツジ科

麓では、薄汚くなっていた花が、この辺りに来ると咲いたばかりの初々しさ   まだ、蕾の方が多い




   
ゴヨウオウレン:キンポウゲ科

白い花びらのような部分は、萼

萼が落ちて、緑色の実が放射状にできているものがほとんど




  
   
 コヨウラクツツジ:ツツジ科

小さく、ぷっくり膨れたような花が可愛い〜  花色が濃い赤なのですぐ目についた




  
 オオカメノキ:スイカズラ科

標高が高くなったので、まだ咲き始め




    
   
   
 アカヤシオ:ツツジ科

山の斜面のあちこちにピンク色が見える

手が届くほどの近い所にも咲いていた




  
  カブト岩標識

『かぶとのように鋭く空に突き立った形からこの名がついたといわれる。
南木曽岳は、花崗岩類の地質で浸食の進みやすい状況の山であり、このような巨石が各所にみられる。』・・・と

遠く上方に見られる、あの岩のことかな

花崗岩なら、鈴鹿の御在所や鎌ケ岳もそう  だからアカヤシオも咲く…というわけだね!




   
山頂に到着〜  新しいベンチができていた(岩場の手前や山頂にも)

花を見て写真を撮って、約4時間かかった




   
   
 ゴヨウオウレン:キンポウゲ科

山頂を過ぎると、ゴヨウオウレンの白い萼が目立つようになった

黄色いスプーンのような部分が花びら、白い葯のある部分が雄しべ(赤っぽい葯は初めて見た)
中央の黄緑色の部分が雌しべ・・・だって  

まだ咲いたばかりの花もあった




   
   
 タケシマラン:ユリ科

Y字型に枝が分かれ、笹のような特徴のある葉を見つけた

もしかして花が咲いているかな?と思って覗き込むと・・・小さな花がたくさんぶら下がっていた

くるっとそり返った花被片(かひへん)と、チョコレート色の模様が可愛い〜




   
  避難小屋と展望台が見えてきた




  新しいトイレができていた




   
展望台

天気が良くないので、
登りに見えるはずの南アルプスも、ここから展望できるはずの中央アルプスも雲の中・・・

御嶽も乗鞍も見えず、近くの摺古木山方面がわずかに見えるだけ

雨がぱらついてきたので、登山者は急いで下山したらしく、だあ〜れもいない静かな場所でランチ休憩

雨がぱらつくので、雨具の上を羽織り、ザックカバーをかけた




   
 ミヤマシキミ:ミカン科

展望台付近には、背の低いミヤマシキミの群落がある




 ショウジョウバカマ:ユリ科

咲き残りのショウジョウバカマもたくさん


   
  ここから上の原へ下山

アカヤシオの花の盛りが過ぎていたことを考えると
笹も伸びているだろう・・・と覚悟して足を踏み入れる

予想通り! 昨年より1週間早いのに
2週間遅いような感じがする程、
笹が伸び、私の背丈を越える所もあった

うへぇ〜


  この辺りはまだ、笹から顔が出せる場所

背丈を越える笹の中を歩くと
笹の葉で顔を切りそうなので、バンダナで頬かむりをしてみた

なかなか快適!

帽子とサングラスと頬かむりとタオルマフラーと手袋で
防御は完璧

登山道が笹で隠れていても、大丈夫!
今までの記憶があるし、
なんとなく笹がへこんでいる所が登山道




   
オオカメノキ:スイカズラ科-1

こちらの上の原コース、オオカメノキが多い

降りるにつれ、花の咲き具合が変わってくる

これらは、咲いたばかり
左  周りの白い花びらのようなものは装飾花   右  本当の花は中心部の小さい花




   
オオカメノキ:スイカズラ科-2

標高が下がると、木いっぱいに花を咲かせるようになってきた




   
アカヤシオ:ツツジ科

こちらのコースにも咲いていた




  
  笹に隠れた標識




   
   
ギンリョウソウ:シャクジョウソウ科-1

笹の中、あちこちに咲いていた  枯れ葉の中から出たばかりだろうか、全身真っ白!

日が経つとともに、薄汚れ、虫に食べられたりして穴が開いてくるのだが
こんなに真っ白い花に出会えるとは、ラッキー

どこまでが花びらで、どこからが葉なのか区別しにくい

『全体が透明感のある白色で鱗片状に退化した葉をもつ独特の形態』・・・と

茎の横にへばりついているようなものが『退化した葉』なのだろうか?

下段右の画像、下の方に茶色っぽい葉らしきものが見える




   
   
ギンリョウソウ:シャクジョウソウ科-2

このコースへ下山する人はなし
心置きなく観察できると思い、見つけた花のほとんどすべて、中を覗きこんだ

最初、真下を向いて咲いているが、横に向いているのは、花の中を観察しようとそっと持ち上げたから

そうしたら、元の真下には戻らなくなって横向きの状態のままになってしまった・・・




 
1
 
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ギンリョウソウ:シャクジョウソウ科-3

雌しべや雄しべはどうなっているのだろう??

1  中央に薄青の丸  中がへこんでいる  周りに白いものが見える

2  薄青色が少し濃くなった  周りの白いものが黄色っぽくなった  薄青の部分がぬめっている

3・4  周りの黄色い部分が濃くなった  凹みが深くなったような・・・

5・6  薄青が濃い紫色になった  周りの黄色い部分が崩れ始めた


『濃紺色の柱頭は、周辺部が分泌液でぬめっている。だんだんと開いて中央部が見えてくる。』・・・とか

では、中央の大きな丸いものが雌しべで(大きな雌しべ!!)、周りの黄色いものが雄しべ??  

雄しべは始めのうち、デコレーションケーキを作るとき、口金から生クリームを出す時のように、整然とした形をしている




   
 カナクギノキ(かな?):クスノキ科

『雌雄異株』  9月に赤い実がなるんだって




   
  
1月、疲れてここから引き返した標識  頂上は、まだまだはるか先だった・・・

上段右の画像は、積雪量が分かると思い借りてきた




   
  ミズナラの巨木  『樹齢400年以上』だって




   
いわゆる「曲がり角」

右  1月の雪の状態(比較のため借りてきた)




   
 調べ中

ん? 見慣れない花・・・   登山道から少し離れた場所に咲いていた




   
ヤマツツジ:ツツジ科

麓近くになったら、朱色のヤマツツジが現れた




   
 コバノガマズミ(と思う):スイカズラ科




   
 ミヤマガマズミ(と思う):スイカズラ科

葉の形・大きさ・葉脈の様子から、コバノガマズミではないと思うのだが・・・




 
  第二鉄塔が見えてきた




   
   
オトコヨウゾメ:スイカズラ科

『花冠は5裂し、雄しべは5本で花冠より短い
雌しべは1個で、花柱の先は、3裂し少しピンク帯びる』とあるように
可愛いハートのような形をした雌しべがあり、とても可愛い〜

『和名の由来は、ガマズミ類をさす木曽・下伊那地方の方言が「ヨウゾメ」で、
他の果実は生食できるがこの果実は苦くて食べられないので「男」をつけたものである。』だって

よく、「オトコヨウズミ」と冗談交じりで話題にのぼる花である




   
ヒメハギ:ヒメハギ科

大きく左右に張り出しているのが萼(側萼片)

花びらは3枚で、上側の2枚はピンと立ち、下側の1枚の先端にはヒゲ状の附属体(ぴらぴら)がある

背丈10cm程だが、面白い花の仕組みである




   
   
 スルガテンナンショウ(と思う):サトイモ科

仏炎苞は緑色、付属体は白色で先が丸くなって少し傾いているので、スルガテンナンショウ

多治見近辺は皆、こればかり




  
  第一鉄塔  ここから上の原登山口までは約20分




   
 スノキ:ツツジ科

萼がすらりとしていて、葉っぱが酸っぱ〜い




 チゴユリ:ユリ科

日陰に咲いていた


  上の原登山口に着いた  歩き始めてから約7時間半

色々な花に出会え、マイペースで歩いて写真を撮り、静かな山行ができて大満足!

まだこれから、車道を約30分歩かなければならないのが少々辛い




   上の原登山口〜南木曽駅
   
アカバナツユクサ(なあんちゃって):ツユクサ科

登山口すぐそばの土手に咲いていた

ムラサキツユクサは、名前通り紫色

これは濃いピンク色で、花も大きい

ネットで調べた所、
アカバナツユクサは確かにあったが、
熱帯アメリカ原産の赤い花のツユクサで、花の形が違っていた

『園芸用に、ムラサキツユクサとオオムラサキツユクサとの
交雑で改良された赤のムラサキツユクサ』が
この花の正体だった




 ハルジオン:キク科

薄桃色が美しい


   
 調べ中




  田植えの準備が整った田んぼ




   
 タニウツギ:スイカズラ科

花が咲き始めた




 ノアザミ:キク科

農道の脇の土手に咲いていた


   
 ミズキ:ミズキ科

真っ白い花をたくさんつけていた

電車の中からも、この木をたくさん見かけた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

花を見ながら歩いて南木曽駅へ   発車2分前に到着

ビールを買う暇も、トイレへ行く間もなく、乗り込んだ

すいすいと連絡がうまくいって、1時間ちょっとで多治見駅に着いてしまった





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