アカヤシオ満開 鎌ケ岳




アカヤシオ


馬の背尾根のアカヤシオ群生

●場 所 三重県三重郡菰野町
●標高 1161m
●山行日 2016年4月23日(土)
●コース 三交湯の山温泉バス停・・・長石谷登山口・・・長石尾根・・・弥一ケ岳…鎌ケ岳山頂…カズラ谷・・・きらら峰分岐・・・馬の背尾根・・・湯の峰・・・山岳寺・・・三交湯の山温泉バス停
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR名古屋駅(近鉄に乗り換え)ー近鉄四日市駅ー近鉄湯の山温泉駅・・・長石谷登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、中山

●コースタイム JR多治見駅
JR名古屋駅
近鉄名古屋駅
近鉄四日市駅
近鉄湯の山温泉駅
湯の山温泉バス停
長石谷登山口

長石尾根分岐
弥一ケ岳
鎌ケ岳山頂
きらら峰分岐
湯の峰
山岳寺
湯の山温泉バス停

5:25発
6:06着
6:31発
7:05〜7:13
7:42〜8:07
8:15着発
8:50〜9:00
9:10
10:10〜10:20
12:20
13:20
15:05
15:55
16:05着
周辺地図はこちら    
  


ミヤマハコベ:ナデシコ科
登山口へ行く途中の階段脇に咲いていた
花びらは10枚あるように見えるが、5枚  深く切れ込んでいる

 
 タチツボスミレ:スミレ科
顔なじみのスミレ

 クマシデかな?:カバノキ科
川のそば、橋を渡るときにいつも見ている

  
シャクナゲの仲間:ツツジ科
山では見られないかも…と思って、登山口へ行く途中の道路際でパチリ
花びら5裂・雄しべは10本   アズマシャクナゲかな?
『ホンシャクナゲは花冠が7裂、雄しべが14本』だって  園芸種かも

 
ヒメフウロ(別名シオヤキソウ):フウロソウ科
伊吹山の石灰岩地でみられるヒメフウロ
『最近、帰化したと思われるものが市街地に見られるようになった』とか
庭先に植えられていたので園芸種だろう

キブシ:キブシ科
雌雄異株  実が生っているので、雌株

花を見ながら35分で登山口へ

テンナンショウの仲間:サトイモ科
毎年ここで見かける、茶色い筋入りのテンナンショウ  
『茎葉は2枚。仏炎苞は赤褐色で白い筋がある。付属体には赤褐色の斑点。花は葉の展開前に開花する。』
・・・に合致する「コウチテンナンショウ」という種類があるって

この沢の渡渉では難儀した
水量がいつになく多く、水面下の岩に靴を置いて
やっと渉ることができた

  長石尾根分岐
ここからでも登れるが、
急なので、いつももう少し進んだ先から右折する

 フイリフモトスミレ:スミレ科
葉の模様(斑入り)がかわいい

 イワカガミ:イワウメ科
ちょうど咲き始めたところで、まだ数が少ない
これ以後登るにつれ、
蕾・・・葉っぱだけ・・・の状態になっていった
(下山路の「馬の背尾根」は多かった)

ミツバツツジ:ツツジ科
濃い赤紫色の花が咲いていた  雄しべの数が5本なので、「ミツバツツジ」
アカヤシオは、地面にいっぱい花が落ちているだけで、枝にはなし

シキミ:マツブサ科
ここではまだ花が咲いている!

 シロヤシオ:ツツジ科
膨らんだ蕾がいっぱい!
今年のシロヤシオは、表年らしい

  アカヤシオ:ツツジ科
やっと、枝に付いているアカヤシオの花があった
パッと見には「きれ〜い」だが、近くでよく見るとしょぼくれている
これはまだましな方

 
 弥一ケ岳  ここまで2時間かかった
アカヤシオの花に励まされながら、急登につぐ急登が歩けた


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3
 
4
 ハルリンドウ:リンドウ科
いつも決まった稜線の特定の場所に咲いていた
1  開いたばかりの花・・・ピンク色は雄しべがかたまっている様子  雌しべはその中に隠れている (雄しべ先熟)
2  雄しべが開いていくと、白い雌しべが出てくる
3  雄しべはくたりとなって花びらにくっつき、雌しべの柱頭は開いて受粉体制
4  ハルリンドウの根生葉が「ロゼット状」になっている様子  ハルリンドウの特徴の1つ
私たちは、「春は寒いから座布団を敷いている=ハルリンドウ」と覚えてきた
が、その根生葉が湿地に咲いているハルリンドウに比べると、うんと小さい・・・「コザブトン(小座布団)」くらい
乾いた稜線に咲いているから、いままで、フデリンドウだとばかり思っていたが
花の付き方が『茎先に花を数輪つける』…という特徴と異なるので、やっぱりハルリンドウらしい

ツクバキンモンソウかな?:シソ科
葉に紫色の筋があるし、ぺたりと地面に張り付いていないので、ツクバキンモンソウだろうか?


1

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3
 
4
  ミツバオウレン?:キンポウゲ科
1・2  白い花びらのように見えるのは萼  ほんものの花びらは小さな黄色い部分
蜜を分泌しているらしい
3  葉が3つに分かれているので、「ミツバオウレン」
4  茎が茶色だと、ゴヨウオウレン(五葉黄連)になる・・・て   この画像では茶色・・・
三つ葉で茎が茶色のオウレンは、『ミツババイカオウレン』・・・だって

   
 
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  アカヤシオ:ツツジ科
枝にしっかりくっついているアカヤシオが増えてきた
山はガスで隠れ、アカヤシオの花もぼうっとしか見えない

     
  三つ口谷分岐
2年前は心臓が苦しくて、
ここから1人で三つ口谷へ下山したっけ

調べ中
花が終わった後の萼のような・・・
真ん中に雌しべの柱頭らしきものが見える
何だろう??
木いっぱいにこの茶色いものがくっついていた

   
イワウチワ:イワウメ科
やや盛りを過ぎているが、まあまあの咲き具合
特定の場所にだけいつも咲いている

 
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 アカヤシオ:ツツジ科
ここまで登ってくると、蕾も現れてきた   咲き具合も初々しい

   
   
ゴヨウオウレン:キンポウゲ科
さっき出会ったのは、「ミツバオウレン」 或いは「ミツババイカオウレ」ン
ここは、葉が5つに分かれているので、「ゴヨウオウレン(五葉黄連)」   岩崖の直下に咲いていた
花は「ミツバオウレン」や「ミツババイカオウレ」ンにそっくり   茎は茶色

   
 鎌ケ岳山頂直下の展望地で休憩
山頂は人でにぎわっているだろう…と思って

 フデリンドウ:リンドウ科
このハルリンドウは「大座布団』を敷いている

   
タチツボスミレ:スミレ科
標高1000mの高さでも、タチツボスミレが咲いているとは!
「距」がすらりとして曲がっていない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これ↑は、2016/4/4 多治見で撮影  比較のため借りてきた

 
  
 鎌ケ岳山頂  御在所岳方面はガスの中

 
   
ツノハシバミ:カバノキ科
山頂標識の前に、雄花がぶら下がって咲いていた
もしかして・・・雌花もあるかも???  と探したら、赤い髭のようなひらひらしたものを出している雌花があった

 
 予想していた通り登山者が多いので、山頂は休憩なしで通過
対面する鎌尾根の稜線はガスの中
白ぽい点々は「タムシバ」   赤いアカヤシオは、ぼうっとしていて見えにくい
急な岩場を、岳峠へ降りる

アセビ:ツツジ科
まだ、真っ白に、花をつけていた

    
 クスノキ科
シロモジではない  クロモジでもない   クスノキ科の花だとは分かる
「アブラチャン」か、「ダンコウバイ」か???   薄黄緑色の可憐な花
葉が伸びてくれば分かるのだが・・・

   
フイリフモトスミレ:スミレ科
麓ではなく、山頂直下に咲いていた

   
 岳峠で休憩
右  山頂を目指す若者たち   最近本当に若者が増えた

   
 アカヤシオ:ツツジ科
この高さ、まだ蕾も多い

 カズラ谷分岐を左折
   
   
アカヤシオ:ツツジ科
山頂からこっちは、見頃のアカヤシオの木がた〜くさん!

  
雲母峰(きらら峰)分岐を左折して「馬の背尾根」へ

   
  
 
アカヤシオ:ツツジ科
ますます、見頃の花をたくさんつけたアカヤシオ群が続く
今年は「表年」のよう  今までアカヤシオを何度も見てきたが、今年は1・2位付けがたいほど見事!!

   
   
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 まだまだ続く、見事!
赤紫色は「ミツバツツジ」   白色は「アセビ」   緑や黄緑は「新芽」

   
 シャクナゲのつぼみ:ツツジ科
開花まで、あと1週間か2週間

 ツクバキンモンソウかな?:シソ科
薄く紫色の筋が見える
キランソウか?ツクバキンモンソウか??

 
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後ろを振り返り、上を見上げ、アカヤシオを堪能する

   
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 ミツバツツジ:ツツジ科
下るにつれ、アカヤシオの花は地面に多くなり、代わりに赤紫色のミツバツツジが出てきた

  
湯の峰を過ぎると、あたりはピンク色や赤紫色は少なくなり、新緑でいっぱいになった

   
   
   
イワカガミ:イワウメ科
そして、足元は、イワカガミの群生
まだ花の咲いている株は少なく、これからが楽しみ   薄い色・濃い色など様々

   
  
イワウチワ:イワウメ科
麓がもっと近くなると、イワウチワの群生地
だが、花の盛りはずっと前に過ぎ、残り花ばかり
「首吊り」状態の花も多かった

 
  山岳寺が見えれば、ゴールも間近  15:55着
16:15発の名古屋行き急行バスに間に合うよう、休憩なしでバス停へ
今度は、シロヤシオの頃に来ようっと


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